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書籍・雑誌

2013年3月13日 (水)

佐藤 朔 訳 レ・ミゼラブルを読了

 映画でレ・ミゼラブルを観て原作を読みたくなった。

 以前に岩波の豊島与志雄訳のを読んでいて、同じのを読むのも芸が無いと思い、新潮文庫の佐藤朔訳を読んでみた。

 物語としてはあちこち飛びまくりで読みづらいことこの上ないので、速読の要領で2日で5分冊を読み切った。実質5時間くらいか。やっぱり面白いと思うが、岩波と比べると挿絵がないのがどうにも寂しい。

 文字だけだと味気ないので、文春文庫の『「レ・ミゼラブル」百六景』を脇に置いて時々チラ見していたが、「ヴィクトル・ユゴーと若い共和国」の絵には吹いた。こんなコゼットなら、絶対助けたくないよね、みたいな。なんだこのエロガキ、みたいな。

 文章の読みづらさはどっちも似たようなもんだけど、挿絵の存在感で岩波の方がいいと思う。記憶に残るのは挿絵がメインでそれにストーリーがからむ感じ。

2012年11月11日 (日)

火星のプリンセス

 創元SF文庫から出ているE.R.バロウズの火星シリーズ。昔読んだのを思い出して懐かしくて読んでみたのだが、こりゃつらいわ。最後まで読み終えるのに、けっこう意思の力が必要だった。

 バロウズを最初に読んだのは、中学生になったばかりの頃だった。アタマが単純だったから、面白くて火星シリーズを一気に読み切り、次いで金星シリーズや月シリーズ、ターザンものやペルシダーシリーズなど、わざわざ書店に注文したりして手に入るものはすべて読んだ。

 冒険ものの軽い読み物としてはよくできているのだろうが、何十年も生きてきて人間がひねてくると、こういった単純なストーリーにはすぐに飽きてしまう。

 こんなんだったかなぁ、とちょっとがっかりした。

 ハインラインの「夏への扉」なんかは、同じ頃に読んでて面白く感じて、今でも繰り返し読んでて飽きないんだが。

2012年3月16日 (金)

Encyclopedia Britannica 書籍出版を終了

 ブリタニカ百科事典の書籍版の発行が打ち切りとなり、今後は電子版のみになるとか。

 もうすでに改訂されて消えて無くなっているはずだが、十数年前にある人の下請けで、ブリタニカのコンピューター関連の項目の説明の一部を書かせてもらったことがある。あろうことか英語版。

 百科事典だからコンサバに書くべきだろうと勝手に考えて、その当時すでに兆していたインターネットの隆盛を無視してつまらない説明にしてしまったのは、後々まで後悔の元になった。

 調べ物をするうえでは電子版の優位性は圧倒的だが、ページを繰りながら細密な図版をただ眺める楽しみが失われるのは、なんとなく寂しいね。

2011年6月 8日 (水)

『「原発はエコ」は大ウソ』のウソ

 「原発のウソ」という新刊書の紹介記事なのだが、本の記載内容の問題点はおいとくとして、こんないいかげんな紹介記事を書かれたのでは、この本もデタラメが書き連ねてあるのかと思われて、売れなくなってしまうのではなかろうか? あるいは、本の内容から有用な情報を抜き出して紹介するフリをしてけなそうという高等戦術か?

 ウランの採掘から燃料への加工で大量のCO2を排出すると書いてあるが、確かにゼロじゃないけど、素人考えでは採掘や加工のエネルギー源として原子力発電による電力を使えば、CO2の排出量は大幅に減らせる様に思われる。
 そういったところまで分析した資料を見つけられていないので実際にどうなのかは分からないのだが、結局は採掘から発電、最終処分まで含めたトータルなシステムとしての比較が必要なわけで、単純に出す、出さないというところだけ取り上げて「ウソ」と切り捨てる行為は、単なる煽りでしかない。

 原発の温排水を取り上げて、原子炉で生成された熱の3分の2が海に排出されて地球を温めているとしているが、普通の火力発電だって半分は無駄に捨てている。効率の差だって、だいたいが熱を電気に変えるところは同じなんだから、原子力だって火力並みに効率を上げるのは可能だろう。この部分を取り上げて原子力がダメだと言うのは的外れだ。

 発熱の問題で気になっているのが、太陽電池。通常の地表だったら反射されている太陽光まで吸収しているわけだし、熱になりにくい短波長の光で発電しているのだから、自然状態の地表に比べれば地球に吸収される熱は確実に増えているはずで、無条件に歓迎するわけにはいかないと思うのだが。

 原発に反対するにしたって、一方から出された主張を自分の頭で解釈判断せずに無条件に受け入れていたのでは、すぐに別の問題が出てきていつまでたっても前に進めない。
 代替エネルギーとして持ち出されている太陽光発電だって、欧米の小売り電力価格の4倍もの高額で買い取らせるんだから、これですべての原発を置き換えるのなら、原発とは比較にならないくらい莫大な補助金が出ることになるわけで、現行の制度のままならさらに大きな利権の温床になることだろう。

 原発でいくにしても自然エネルギーに進むにしても、議論を尽くして納得したうえで判断をしたいところだが、今の世間はそんな雰囲気にはなってないんだよな。

2010年8月27日 (金)

「明日のテレビ」という本を読んだ

 明日のテレビ チャンネルが消える日」という本を読んだ。

 特に読みたいと思ったわけではなく、企画の補強にこの本の内容を引くヤカラがいそうだったので、批判をするために読む羽目になったもの。要するに迷惑を被ったわけ。

 米国のテレビ事情をいろいろ紹介したものだが、ベンチャーが様々なビジネスを試みていることの事例を知ることの参考にはなる。だが、そういったビジネスが成功しつつある様な論調は、煽りすぎだと思う。

 一箇所、統計データの解釈に大きな間違いがある。米国のケーブルテレビの契約者は、長期間にわたって減少が続いているのだが、この本では、その原因をインターネット上で提供されている動画の視聴が流行っているせいにしている。実際には衛星放送に奪われたため。ネット動画は、ケーブルテレビなどの有料サービスの契約数には、ほとんど影響していない。ネット動画よりも、不景気の影響の方がはるかにでかい。

 あるいは、既存のテレビ放送がインターネットで根底から変わろうとしているという主張をするために、意図的に間違ったことを書いているのか。

 本の内容は、英語で読むことを厭わないのであれば、インターネットの検索で見つかる記事を読むことで知ることができることばかり。特に新しい情報も無いので、777円は高い。こうゆう本なら、電子書籍で100円くらいで売ってくれればちょうどいい。半年でガラッと変わってしまう業界のことなので、賞味期限は年内だな。1年過ぎたら読まない方がいいだろう。

2009年9月11日 (金)

ウェブはバカと暇人のもの : まぁそうだよね

 この本はタイトル通りの内容。

 今ならWebを1年もうろついてれば誰でも分かることなんだが、それを最初にしっかり書いちゃったところがいい。

 個人の情報発信といっても情報の品質を向上する仕掛けが無いわけだし、Googleの検索にしたって、単に他からコピーしただけのどうでもいいエントリを排除することができないんだから、収集できる情報の品質がどんどん落ちていく。

 Webでいろいろな技術情報を調べることは何年も日常的にやってきているのだが、Googleの検索でも、最近は必要な情報にたどりつくのに時間がかかるようになってきている。ノイズがどんどん増えてきているだけでなく、価値のある情報を持っている人が、Webに書かなくなってきているのだろう。忙しいからそれどころじゃないといったところか。

 定期的に調べているFTTH関係の情報も、最近はなんだかノイズが多いのだが、そのノイズの一部はこのブログだったりする。バカ&暇人の一人というわけだ。