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2016年5月

2016年5月29日 (日)

ハムの記録

 家族からのリクエストにより、またロースハムを作る。

 今回変えたのはスモークとボイルの温度管理。

 スモークは、65℃を目標値にして、電熱器のOn/Offで温度管理。今まではバイメタルの温度計をときどき見ながら調整していたが、アラーム付きのデジタル温度計でこまめに調整。アラームの音が小さいので、スモーカーの前から離れられない。

 これまで50℃くらいでスモークしていたのに比べると、かなり色付きが早く、4時間くらいで濃い茶色になった。温度が高いせいで、脂肪もかなり溶け出ているし、赤みが表面に出ている部分は固くなってぱさついている。次回はもう少し低めで60℃を目標値にしてみる。

 ボイルは68℃がタンパク質の分水反応が起きる温度らしいので、ここを目標に65~70℃で管理。

 スモーク後の風乾を省いて、すぐにボイルを始める。スモークで肉の温度が上がっている状態から65℃になったお湯に入れてボイルを始めた。ボイル時間は1時間半。水温の変化からは肉芯が十分温まっていたと考えられるので、もう少し時間を短縮することは可能だろう。

 ちゃんと殺菌できるか心配になって、ついつい温度を高めにしがちで、湯音が72℃を超えることがしばしばあった。水分がしっかり出ているのを見ると殺菌は確実にできているようだし、脂身も少し多めに溶けているので、次回はもう少し低めの温度を心がける。

 ボイルによって分離した水分のせいで、冷蔵庫で1日冷やした時点では、やや水っぽい感じがある。ペーパータオルで包んで1週間くらい冷蔵庫内で乾かすと、ちょうどいい感じに締まってくる。

 スライスしておくと、1.5kgのハムが1週間でなくなる。4人家族とはいえ、ちょっと早すぎ。

自動車メーカーとライドシェアサービスの提携から妄想

 トヨタがUberと提携したことがニュースになっている。同様の動きは海外の大手自動車メーカーに共通するもので、GMはUberと並ぶ大手のLyftと提携している。

 こういった動きについて、ライドシェアサービスで小金を稼いでいる自動車オーナーに対してリースで安価にクルマを入手できるようにすることで、拡大するライドシェアサービスに乗じてクルマの販売増を狙っているという解釈があるが、これは近視眼的すぎる。

 また、Uberなどは独自に自動運転技術の開発をしているので、これと提携することで自動車メーカーとして自動運転技術の開発を加速できるとかいう解説をした記事も見うけられるが、ことはそんなみみっちい話じゃない。

 自動車の利用機会の大部分は日常利用で、目的地はせいぜい隣町に出かけるくらい。タクシーやライドシェアサービスの利用もそういった部分がほとんど。これが自動運転が実用化されるとどうなるか。

 自動運転が本格的に普及すると、自動運転車を保有する会社としてのタクシー事業者は存続するかもしれないが、有人ドライバーのタクシーは消滅する。自動運転タクシーの料金は、ドライバーの人件費が不要になることで大幅に低下する。いつでもどこにいても安価に自動運転タクシーを呼べることになるので、日常利用のために個人が自動車を保有する必要性は低下する。

 個人が自動車を持たなくなると、ライドシェアサービスのビジネスモデルは崩壊する。自動車という設備とドライバーという労働者を自分で持たないことで、ライドシェアサービスはコストをかけずに効率よく稼ぐことができている。サービスの前提である個人所有の自動車が自動運転により消滅してしまう。10年くらい先には自動運転が実現されると言われていて、UberもLyftも今のままだと居場所がなくなってしまうのだから危機感は相当なものだ。だからこそ、自ら自動運転技術の開発に乗り出している。

 自動運転によって、世の中がどう変わるかというのはまだよく分からないから、自動車メーカーとしても可能性のあるところには手を伸ばしてくる。その一つがライドシェアサービスということ。

 自動運転によって個人が自動車を持たなくなったとしたときに、誰が自動車を保有してどうサービスが提供され業界全体がどう変わっていくかを考えると、なかなかに楽しい。

 移動手段としての公共性の高さを考えると、政府なり自治体がある程度参加すべき。呼び出しを待つ車両の待機場所を作るとか、電気自動車がメインになるだろうから充電ステーションを整備するとかは、行政の仕事かな。

 車両は誰が保有するかというと、やはりリース会社とするのが妥当だろう。他人が利用することの方が多い車両を個人で所有したいと思わないし、車両が事件や事故に巻き込まれるリスクは、ある程度台数を保有してないと平均化できない。

 実際に配車をするのは、UberやLyftから発展した企業がやることになる。車両やインフラが別に用意されているとなれば誰でも参入できる業界になりそうだが、広域の需要を上手く捉えて運用効率を上げることがコスト競争力につながるから、少数の大手業者に集約されるに違いない。

 自動車の作り方も大幅に変わる。近距離移動だけの共有車両なら、居住性なんてそこそこで乗降性が良くて汚れにくく掃除しやすくて耐久性の高いものがいい。近距離移動なら電気自動車の実用性が一気に高まるし、最高速度が60km/h程度となれば運動性能も抑えることができるから大幅なコストダウンができる。運用コストを抑えるためには高品質で壊れないことが重要になるが、こういうのはトヨタのような日本メーカーが得意とするところだ。

 様々な道路環境で実用になる自動運転技術を開発するのは自動車メーカーになるだろうが、その技術が自動車市場自体を大きく変えてしまう。これまで作られてきたようなクルマの市場は、その変化によって劇的に縮小するだろう。

 自動運転によって社会は大きく変わるのは間違いない。その変動の大きさはインターネットにも匹敵するだろう。情報の移動を変革したインターネットに対して、自動運転は人とモノの物理的な移動を変革する。

 社会や市場がどう変わっていくのかを予想するのは面白くてしかたないのだが、残念なのは日本企業の動きが自動車メーカー以外に目立ったものが無いこと。都市インフラとか交通システムとか攻め口はいっぱいあると思うんだが、どこも日々の食い扶持を稼ぐのに精一杯でカネ持ってないから仕方ないのかねぇ。

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