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2012年6月13日 (水)

固定通信でデータ収入が音声収入を超えるとき

 ちょっと古い話だが、NTT東日本では昨年度にIP通信系サービスの収入が音声通話の収入を超えた。これからはネットワークを使った新しいサービスに事業の中心が移っていくのだと期待しているが、現実には電話系で育った人や組織がNTT内で力を持っているので、すぐに激しく変わることはないだろう。

 NTT東日本の中のちょっとエライ人に、音声通話が無料になることを前提にしたサービスの提案をして怒られたのは、ほんの数年前のこと。その人は今はかなりエライ人になっている。今でも大胆な改革は難しいんだろうな。

 中国でブロードバンドサービスがものすごい勢いで契約数を増やしているのは少し前の記事にしたが、もともと固定電話事業自体が弱かったところに、急激な経済成長に合わせてFTTxの普及拡大が進んだことで、データ通信の収入は何年も前に音声収入を抜いてしまっている。電話会社から移行したと言うより、最初からブロードバンド会社として企業が始まったと言ってもいいくらい。電話事業への配慮などあっさり振り捨てて、ブロードバンドサービスの拡大を推し進めるに違いない。

 固定電話事業が弱かったのはロシアでも同じなんだが、こっちは国策によるブロードバンド普及推進が弱い。代わりに収益力のある携帯電話事業者が固定通信事業者を買収する形で再編が始まっている。これにより、大都市では光ファイバを敷設して高速ブロードバンドが急速に拡大しようとしている。こっちも、固定通信の音声通話事業は切り捨てられたと見てもいいだろう。

 どちらの国も発展はこれからだが、古い体質にとらわれない自由さがあってうらやましい。

 こういったのが途上国や旧共産圏のようなインフラ整備の遅れた地域だけのことかというとそうでもなくて、収益の最優先される米国では大手通信事業者のVerizonがメタルインフラの売却を進めていたりする。

 NTTが世界と競争していくためには、そろそろ時代に合わない縛りを解いてやるべきだと個人的には思っているが、それ以前にNTT内部の体制改革が必要なのだろう。

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