2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
無料ブログはココログ
フォト

« Intel が Virtual Cable Operator 事業を検討中 | トップページ | Facebookはプラットホームか »

2012年3月14日 (水)

ガスで発電・給湯するエネファーム

 昨年末から放送されているエネファームのテレビCMは、楽しげでつい注意を引き寄せられてしまうのだが、技術オタク的にもエネルギー効率が90%もあって、最新のコンバインドサイクル発電の60%に比べても大幅に高いので、意味も無く興奮してしまう。

 技術的に面白くてもコスト的に実用的かというと、そこはなかなか厳しいところがある。出力が低いので商用電力を半分くらいは使うことになるし、補助金をもらっても200万円とあっては、単純に初期投資を回収するまでに20年以上かかるわけで、その間に故障して修理費がかかる可能性を考えると、回収はおぼつかなくなる。

 発電できると言っても出力は0.75kWでしかないので、ドライヤー1本を回すこともできない。あくまで商用電源の補助でしかない。二次電池を用意して充電しておけばいいのだろうが、高価になるし効率の低下も起きる。燃料電池の容量を増やすことは可能だ。燃料電池車なんて出力が100kwもある電池を積んでいるから、技術的にできないわけではない。ただし価格が1億円と非現実的になってしまう。

 仮に燃料電池のコストが下がって、十分な容量の製品が出てきたとすると、今度は給湯能力の余剰が問題になる。燃料電池は燃料の持つエネルギーの半分が電気になり、残り半分は熱になってしまう。一般家庭で1日に使う電力を燃料電池で供給すると、給湯能力が大幅に過剰になる。ざっくり、お風呂を2倍使えるくらい。余剰の熱は単純に捨てるしかないだろう。それでもエネルギー効率は十分にいいのだが、なんとももったいない話だ。

 エネルギー密度の低さと発熱というのは燃料電池の根本的な問題で、2,3年前に携帯電話やノートPC向けの燃料電池の開発が流行したことがあったが、実用的な価格やサイズでは十分な発電容量を確保できないので製品にはならなかった。そんなことは初めから分かっていたのに、なんであんなに流行したのか、今もって謎だ。

 燃料電池部分の発電能力の低さを補うために太陽光発電とのセットが提案されているが、そんなに金かけたらますます投資回収が困難になるって。

 まぁ、自己満足のために趣味でやるならいいんじゃないでしょうか。

« Intel が Virtual Cable Operator 事業を検討中 | トップページ | Facebookはプラットホームか »

住まい・インテリア」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/215855/54217987

この記事へのトラックバック一覧です: ガスで発電・給湯するエネファーム:

« Intel が Virtual Cable Operator 事業を検討中 | トップページ | Facebookはプラットホームか »