2017年7月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
無料ブログはココログ
フォト

« 最近、スマートフォンの使い方が固まってきた | トップページ | NTT東西のIPv6ネイティブ接続方式が認可された »

2011年7月12日 (火)

Netflix に兆す不吉な影

 ずいぶん前から言われていることなので今さらという感じはするが、CNNの記事になったので紹介。

 Netflixは、米国でDVDの宅配レンタルの最大手で、競合の Blockbuster Video が自滅してからは独占状態に入っていたのだが、ビデオのネット配信を4年くらい前から始めていて、特に去年1年で爆発的に契約数を増やしている。

 そういったこれまでの成功に対して、コンテンツの権利者が値上げに動き、ライセンス料の支払いが2012年には2010年の10倍にもなると予想され、ビジネスとしては厳しい局面に追い込まれるだろうと。

 Netflixがネット配信を始めた当初はDVDレンタルのオマケサービスの扱いだったが、ネット配信が独立したサービスになりつつあるのだから、それなりの支払いを求められることになるということだが、むしろ当然のことではある。
 米国のケーブルテレビの基本サービスで視聴できるチャンネルはつまらないものがほとんどで、面白い番組はたいていオプションサービスになるのだが、それを契約すると月額料金は1万円近くになる。一方で月額1万円のサービスがありながら、同時に月額1,000円程度で好きなコンテンツのネット配信が受けられるなんていうのは不自然だ。コンテンツの供給者は同一なのだから、安い方の配信チャネルを値上げさせようと動くのは当然。

 "Cord Cutting" というのは、ケーブルテレビのサービスを解約してネット配信に移行する消費者の行為を指すのだが、コンテンツの提供元が同じで配信チャネルが違うだけなのだから、そう簡単に cord cutting が起きるはずがない。せいぜいケーブルテレビの料金が多少下がって、ネット配信の料金がケーブルテレビに近い所まで上昇して均衡するくらいだろう。

 レコード会社を中抜きした音楽配信と違って、映像配信は製造元がガッチリ配信ビジネスをコントロールしている。そう簡単には価格破壊やビジネス構造の革新は起きない。Apple TVが成功できない理由の一つはここにある。

 長期的に Netflix がどうなるかは分からないのだが、少なくともコンテンツ供給元にカネをむしり取られることになるのは間違いないだろう。Google や Amazon など強力な競争相手には欠かないのだから、立場としては弱い。

 日本のひかりTVとかアクトビラとかは、DVDレンタルのオマケ的なフェーズが無かったから、最初からきっちりむしり取られてるんだろうね。いまいちぱっとしないわけだわ。うん。

« 最近、スマートフォンの使い方が固まってきた | トップページ | NTT東西のIPv6ネイティブ接続方式が認可された »

パソコン・インターネット」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/215855/52183195

この記事へのトラックバック一覧です: Netflix に兆す不吉な影:

« 最近、スマートフォンの使い方が固まってきた | トップページ | NTT東西のIPv6ネイティブ接続方式が認可された »