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2011年5月28日 (土)

ADSLからフレッツ光へ移行を進めるソフトバンク

 いまさらの話題だが、情報を整理するための覚え書きとして。

 ブロードバンドのアクセス網の主役がDSLからFTTHに移ったのは2009年のこと。総務省が四半期ごとに通信サービスの契約数の集計値を発表しているが、2010年12月末のデータでは、6ページにグラフがある。グラフを見れば、2007頃には近いうちに逆転が起きると認識されていたであろうことが分かる。
 DSLの減少は、一定割合という生ぬるいものではなくて、毎年一定数が減少しているので加速度的に減少が進んでいると考えることができる。どこかで減少ペースは鈍るかもしれないが、今のところその兆候は見えず、いずれビジネスとしてはどうでもいいくらいの規模になってしまう危険性もある。

 DSLの減少傾向はYahoo!BBのADSLも同じで、2011年3月期のソフトバンクのアナリスト向け説明資料では、61ページに以下のようなグラフが出ている。

Yahoo

 2007年初めから減少に転じたADSLの契約数は直線的に減少を続けていて、5,6年先には固定ブロードバンド事業が消滅すると思わせるような勢いだったわけだ。
 2007年、2008年と減少の勢いを変えることはできず、2009年になってフレッツ光との組み合わせを開始することで、ようやく契約数自体は維持できるようになっている。

 総数は維持できていても、ADSLの減少はむしろ加速している。また、量販店の販売現場でもフレッツ光を新規契約するならOCNが選ばれてしまうことが多く、「Yahoo! BB 光 with フレッツ」の販売は不利な状況にあるわけで、そういった条件で契約総数を維持しているのは、かなり強力な営業をしていると思われる。ADSLの減少が加速していることからは、既存のYahoo! ADSLの契約者に対しても積極的なアプローチがなされているのだろう。

 FacebookやSkypeなどの例が如実に示すように、ブロードバンドサービスにとってユーザ数の規模は企業価値に直結する。ソフトバンクのADSL契約数の減少は、ブロードバンドサービスという事業の大きな柱が消滅する危機にあったわけだ。
 携帯電話サービスが事業の中心になった観があるソフトバンクだが、携帯電話事業は安定収入にはなっても爆発的な成長は期待できない。大きな投資が集まるのは携帯電話事業ではなくブロードバンドサービスなので、ソフトバンクにとってユーザベースの縮小はどうあっても容認できないことだろう。

 昨年の「光の道」騒動も、こういった状況から出てきたことだと思っている。

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