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2011年4月

2011年4月28日 (木)

欧州大手通信事業者がコンテンツ提供業者に課金を検討

 フランステレコムをはじめとする欧州の大手通信事業者が、Youtubeなどの多量のトラフィックを発生させているサイトに対して費用を徴収できないかと検討しているという記事

 固定料金のブロードバンドサービスがあたりまえになっているものの、現在の料金水準では大容量のビデオコンテンツをダウンロードするのに耐えられるだけのインフラを構築する費用が回収できないんだから、どこかに費用を払わせようとするのは当然だろう。だが、請求先をコンテンツ供給側にするのは無理がある。

 コンテンツ供給業者が現れるたびに費用交渉するなんて現実的じゃない。だからといって、ダウンロードしているユーザ側に、ダウンロード量に応じた従量制を導入するのも、それほど簡単なことじゃない。

 データのダウンロードコストは、どのような経路でデータが転送されたかによって変わる。Youtubeの様に外部のネットワークから来るトラフィックはコストが高いが、同じネットワークの他のユーザとの間のトラフィックは低コストで済む。こういった状況に対して適切な課金をするのは、とても難しい問題だ。とはいえ、実際にコストが発生しているのにそれを回収する手段を用意できないのではサービスが発展することが難しくなるのだから、できるだけ早く解を見出さなければならない。

 インターネットの黎明期には、拠点間の通信路は参加組織のボランティアで維持されていたのだが、無駄なトラフィックを発生させる使い方は徹底的に叩かれていた。それによってバランスが保たれ、ネットワークがなんとか稼働していた。今のような使った者勝ちの状態は、本来はバランスがとれず存続し得ない状態のように思われる。

 インターネットは、かつての研究ネットワークではなくビジネスの場になっているのだから、トラフィック量に対する課金の仕組みを早急に決めるべきだ。欧州とか日本とかの地域の問題ではなく、世界的に統一的な扱いを打ち出すべきだと思うのだが。

 ややこしい話を考えてたら眠くなった。

 おやすみ。

2011年4月27日 (水)

光ファイバ誘致運動

 日本でもNTTのBフレッツのサービス開始を促進するために利用希望者を募る運動があったが、海外でも同じ。

 アメリカのBuffaloという都市の話だが、Verizonの光ファイバサービスであるFiOSを誘致するために利用希望者を集めようとして設置されたサイト

 ニューヨーク近郊にはFiOSがある。Buffaloだって欲しいじゃないか。
 Buffaloの家庭だって高速ブロードバンドが必要なんだ。
 FiOSが来たら新しい仕事が増えるし経済発展だってする。
 教育も良くなるぞ。
 だからVerizonよ、FiOSでBuffaloを素通りしないでくれ。

 昔、Bフレッツの誘致運動で署名を集めていたのに比べると、派手というか、なんかグッとくるねぇ。こんなに求められてるんだから、やってやればいいじゃないかと部外者ながら思ってしまう。

 Buffaloってのは、ナイアガラの滝近くにある古い都市だが、旧産業の衰退からようやく回復しつつあるところ。新しい産業の発展のためには先進的なインフラが必要というところか。

 NTTの場合は日本の大部分に光ファイバを提供することを目標に掲げていたから、たいていの都市では待っていさえすればいずれサービスされることになっていたが、アメリカでは通信事業者が採算の取りやすい地域に限定する意向を明確にしている。VerizonのFiOSなどは、新たな都市での提供を当面見合わせる方針となっている。このため、Buffaloのように30万近い人口のある都市ですら、提供がいつになるか分からない。そういった状況がこのようなサイトを開設させることになった。

 通信事業者にしてみれば、オバマ政権のブロードバンド政策で光ファイバの整備に補助金が出るかもしれず、様子見を決め込んでいるところもあるのかもしれない。

 こういった状況に比べると日本はつくづく恵まれていると思うのだが、残念ながら活用が進まない。普及率上げるだけの議論じゃ、閉塞を破ることはできないんだけどな。

2011年4月26日 (火)

Netflix 契約者数を急拡大

 北米でDVDの宅配レンタルとインターネット経由でのストリーミング配信をしているNetflixの契約者数が、米国最大手のケーブルテレビ事業者であるComcastの契約者数に並んだという記事

 ネットの動画配信が旧来のケーブルテレビ事業を追い抜こうとしているというような印象を与える記事だが、実態はまったく異なるので注意が必要だろう。

 まず、Netflixの月額料金は700円くらいであるのに対して、Comcastは1万円くらい。料金に10倍以上の違いがあるサービスに対して契約者数が並んだと言っても、そもそも意味がない。

 また、昨年のNetflixの契約者数の急増には特殊な要因がある。
 一つはNetflixのライバルであったBlockbusterが破綻したこと。破綻したとはいえBlockbusterはNetflixの何倍かの規模があったわけで、実質競合の無くなったNetflixはBlockbusterの顧客のかなりの部分を取り込むことができた。
 さらに、iPadもNetflixの拡大に貢献していると言われている。iPadでNetflixからストリーミングした映画を観るユーザが多いのだとか。結局そのくらいしかiPadですることがないんだという気がしないでもないんだが。

 こういった記事で、"cord cutting"が進んでいると思ってしまう読者が少なからずいると思われるが、それも間違い。Cord cutting というのは、ケーブルテレビのような旧来の放送サービスを解約して、ネットからストリーミングされる映像コンテンツで済ませてしまうユーザが増えるという動向を表現するもの。ネット配信が主流になるぞと印象づけたい山師が言いふらした言葉だが、実際にはそのような傾向は現れていない。

 北米で言うと、リーマンショックの後あたりからケーブルテレビの契約者が連続して減少していたため、ひょっとしたら Cord cutting の予兆ではないかと見る向きもあったが、実際には減少数は大きくはなく最近では下げ止まりあるいは増加に転じた気配もある。Comcastなどのケーブルテレビ事業者が契約者数を減らしていても、競合である通信事業者のVerizonやat&tのテレビサービスは大幅に契約を増やしていて、全体としては横ばいか微増になっていて、Cord cuttingは起きなかったのだ。

 海外ではCord cuttingは過去の話題になっていて、ネット配信と放送サービスは補完関係にあるとの見方が定着しつつあり、事業として具体的にどのような関係にあるべきかを模索している段階にある。

 Netflixをはじめとするネット配信サービスは、ケーブルテレビに比べて安価なサービスだ。ユーザが払う料金が少なければ、ハリウッドなどのコンテンツ権利者に支払える金額も少なくなり、新しい人気コンテンツを調達することは困難になる。実際にNetflixでネット配信されているのは、使い古されて値段の下がったものばかり。
 ユーザの払う金の大半は旧来のケーブルテレビなどのサービスの方で流れているのだから、Netflixはこの世界の周辺で動いているに過ぎない。ユーザがケーブルテレビを解約するだけでなく、Netflixに支払う月額が1万円近くにならないと、両者の関係はひっくり返りはしない。

2011年4月20日 (水)

テレビとパソコンで何ができるか

 テレビとパソコンの連携でシェア拡大を目指すんだとか。

 異なる製品の事業をうまく組み合わせて強みを出すという考え方は分かるのだが、実際にどのくらいの効果があるのかが、いまいち分からない。

 自分の普段の生活を考えてみても、テレビとパソコンだけでカバーできる範囲というのは、ものすごく狭いように思う。そんな狭い範囲で両者のANDを取られても、効果の出る範囲というのは、ますます狭くなるだけなんじゃないのか。
 携帯電話とか音楽プレーヤとかデジカメとか、自分の普段の生活で大きな部分を占めているものが入っていないテレビとパソコンだけという組み合わせでは、これといって期待できるものが無い。

 収益性の低い事業は切り捨てて有望な事業に集中するというのが、今の企業経営では常識のように言われている。業種によってはそれも正しいだろう。だが、一般消費者の生活に近い所では、それは企業の存在感の低下につながる。集中によってAppleの様な強烈な存在感を出せればよいが、そうでなければ単なる衰退にしかならない。

バッテリー搭載テレビ?

 バッテリー搭載テレビで停電とか消費電力のピークシフトに対応するんだとか。なんか微妙にピント外れ。

 停電っていうと、アンテナ系統はブースターが入れられてることがほとんどだから、テレビがバッテリーで動いてもテレビ信号が入ってこないから見られない。

 ピークシフトってことだと、小型のテレビじゃたいした消費電力じゃないので、ピークシフトの効果は小さいし、リビングにある大型のテレビはどうしてくれるのと言いたくなるだろう。バッテリーだって、毎日使ってれば2年でヘタるから、かなり高くつく。だいたい、電力が足りないのが今年だけならひと夏で無駄になるわけだし、かなり高い買い物になる。そこまでしてテレビ見なくてもと思うわな。

 あるいは単純な録画機なら消費電力はテレビの何分の一かだから、電力ピークは録画だけしておいて試聴タイミングをシフトすることにした方が、機器が無駄にならないんじゃないかと思うんだが。いやいや、録画機能つきテレビで、ピーク時は録画だけにしておくというのも有効だね。

2011年4月19日 (火)

Samsung が HDD事業を Seagateに売却

 昨日噂が流れたかと思ったら、もう売却が決まってしまった。激しいな。

 シェア3位だった日立はWestern Digitalに売却されてて、今回5位のSamsungが撤退と。Western Digital と Seagate の2強で9割近くののシェアになる。残る東芝は、富士通を買収したとはいえ10%のシェアしかない。普通に考えたら勝負にはならないと思うのだが、さてどうなるかな。

フィリップス テレビ事業から撤退へ

 フィリップスが、台湾の液晶ディスプレイ大手であるTPVテクノロジーとの合弁会社にテレビ事業を移管するという記事

 フィリップスの出資比率が30%なので、これは売却&撤退かと思ったが、続けて読むと、中国、インド、北米などの大市場を除くとなっている。

 なんだ、「その他」の市場だけか、と納得しかけたのだが、よく考えたら北米事業は船井に移管していたはず。思いなおして調べてみると、中国事業もTPVに譲渡しているし、インドはVideocomに譲渡されている。今回の発表は残ってた部分を外に出したわけで、実質的にテレビ事業すべてを放出してしまったことになる。

 まぁ、本拠地の欧州事業を手放しちゃったんだから、フィリップスのテレビはもう終わりだわな。

 欧米の伝統あるテレビメーカーはこれですべて消え去ったに等しいわけだが、日本のメーカーはどうなるかな。世界的に見ると、とても好調とは思えず頽勢は明らかなんだが。

2011年4月18日 (月)

スマートフォンをテレビのリモコンにできるアプリ

 パナソニックの発表だが、テレビメーカやケーブルテレビ事業者による類似のデモは世界中の展示会に出ていたので、すぐに各社から出てくるだろう。

 デモを見てるだけなら面白いと思う。けどね、普通のユーザがそんなのホントに使いたいと思うか?

 スマートフォンでやろうが、iPadのようなタブレット端末でやろうが、単にチャンネル変えるだけなら普通のリモコンの方が操作性いいし、番組表見てチャンネル選ぶのも今のテレビならたいていできる。スマートフォンを持ち出すならそれ以上の使い方をしないと意味がないのだが、そんな使い方するのって滅多に無いんじゃないのか。

 スマートフォンのアプリを作るだけなら開発費は少なくて済むだろうから、コストに対して発表による広告効果は大きいと思うけれど、ユーザにしてみればどうでもいい機能だ。

2011年4月15日 (金)

Google が太陽熱発電プラントに出資

 アメリカのモハベ砂漠に設置される太陽熱発電プラントにGoogleが出資するという記事

 アメリカ政府から16億ドルの融資が行われるプロジェクトなので、Google の1.6億ドルというのはイメージ戦略かな。
 14平方キロメートルで14万世帯に供給とか。太陽電池じゃなくて太陽熱で蒸気を発生させてタービンをまわす方式だが、ここでもやっぱり1平方キロメートルで1万世帯というところで、面積あたりの効率は太陽電池の場合と変わらない。太陽光だと、だいたいこんなもんということか。

 アメリカの代替エネルギー事情についてはこちらの記事が参考になる。まだまだ補助金がないと事業として成立しないようで。

 原子力発電をどう考えるかということについては、こっちの記事も面白い。

 できるだけ多方面からの情報を入手して自分の頭で考え、判断したいのだが、素人にも理解できるような記事はなかなか見つからない。

2011年4月14日 (木)

家庭用蓄電池、各社が発売へ

 夏場の停電対策を商機と見て、各社から家庭用の蓄電池が発売されるとか。

 しっかし、1キロワット時あたり40~50万円ってのは高いな。電池だけなら、プリウスなどのハイブリッド車の電池のコストは10分の1くらいになっているらしいから、量産が効かないせいで高いのか。それでも高すぎだな。

 太陽光発電を本格的な電源として原子力を置き換えようとするのなら、夜間や雨天の日の電力をまかなえるように大容量の蓄電池が必須になる。経済的に成り立つためには、蓄電池の値段は1キロワット時あたり4,5万円くらいになってくれないと、話にならない。

消費者はまだ3Dテレビを買う気にはなっていない

 アメリカ市場の分析記事。3Dテレビの認知度は上がってきているが、値段が高いことと専用メガネがじゃまになるといったことから、3Dテレビを買おうと思う人は少ないという調査結果が出ていると。

 調査時期は今年の2月なので、3Dテレビの値段は普通のテレビに近付いてきているはずだが、それでも高いって結果が出てるのは、もっと根本的なところで3D機能に対する需要が無いんじゃないかと思う。

 この先3Dテレビの値段がさらに下がり、裸眼立体視のできる3Dテレビが出てきたとしても、いつまでも3Dテレビに対する需要は出てこなくて、いつまでも次の売れない理由というのを探し続けて、最後にそもそも需要が無かったというところに落ち着くと予想する。

 他の記事につけられたコメントなんかを見ていると、熱烈に褒め称えている人もいるが、タデ食う虫みたいなもんだろう。

2011年4月12日 (火)

今年も花粉症は軽く済んだ

 スギ花粉症も、そろそろ終わりを迎えつつある。まだこの先、ヒノキ花粉症とかイネ科花粉症とかあるのだが、最悪期は過ぎた。

 去年に比べて花粉の飛散量は多いと言われていたが、症状は去年並みの軽さでやりすごすことができた。一昨年までと比べると、かなり楽になった感じ。関係しそうな要因は、

  • 毎日トマトジュース(の焼酎割り)を飲んでいる
  • 薬がアレロックからアレグラに変わった
  • 毎日、粒の麦茶を飲んでいる
  • 高気密マスクを使っている

くらいなんだが、いちばん効果がありそうなのは高気密マスクかな。ちょっと蒸れて鼻の周りがかぶれるのが悩み。トマトジュースと麦茶は、もう2年以上続けているので、体質が変わったのかもと言う期待もある。薬はよく分からん。症状が出るかどうかとは関係なく、アレグラの方が体が楽ではある。

 何が効いているのかは分からないので、結局どれも続けることになるのだろう。鰯の頭かな?

2011年4月10日 (日)

シエスタ

 夏の節電対策で名前の出ているシエスタ。日本でもなじみのない話ではなくて、農家は昔はやってたんだよね。

 日の出とともに起床して日没まで働き、帰宅して風呂に入って飯を食って寝るという生活では、真夏になると労働時間が長くなるし、湿度の高い日本で直射日光下の酷暑の中で働いたのでは命に関わる。そこで、昼飯を食べたら1、2時間昼寝をして最も暑い時間をやり過ごしてから午後の仕事に取りかかるというのが、農家の普通の生活だった。

 大人がそういった生活をしている中で、子供は眠いときに寝て遊びたいときに遊ぶという猫なみのスタイルなもので、大人に寝ろと叱られながら寝たふりをしてたのだが。

 そういった昼寝の時間というのは、庭に水打ちをした上で風通しのいい縁側でごろ寝をしていたのだが、寝られないほど暑かったという記憶はない。だが、今の時代に昼寝が可能かどうかというと、うまくいく気がしない。

 昼寝のできる環境も用意せずにシエスタを言っても現実味がない。もうちょっと考えて言えばどうかな?

2011年4月 7日 (木)

総務省がインターネット上の流言飛語への対策を関係団体に要請

 総務省が東日本大震災に関係するデマがインターネットで広まることを問題視して、関係する諸団体に対策を要請している。

 今ならTwitterがデマの最大の発生源になるんだろうが、twitter.comが怪情報の削除とかの対応をしてくれるとは思えないので、あまり効果は無いんじゃなかろうか。そもそも要請先に入ってないし、日本の役所の影響力が及ぶはずもないし。

 とはいえ、要請先に電気通信事業者協会、テレコムサービス協会、日本インターネットプロバイダー協会が並んでいるので、こういうのは減るのかな。
 いやいや、飼い犬のサラリーマン社員が飼い主であるオーナー社長の暴走を止められるわけがないから、この先もやりたい放題、言いたい放題だろうね。

 政府としては、こんなことをする前に自分の情報隠蔽体質を修正すべきだろう。デマが広まる要因の一つとして情報の不足があるんだから、大量の情報を流せばデマを押しつぶすことだってできる。こんなことは危機管理の初歩で、もう何年にもわたっていろいろな事件があって繰り返されてきたことなのに、なんで学習できなかったかね。まぁ、学習できるような組織なら、今回の原発事故も防げたわな。

2011年4月 4日 (月)

Verizon の光ファイバサービスはうまくいってないかも、という記事

 VerizonのFTTHサービスというのは、欧米では品質、規模ともにトップレベルにあり、事業面でも成功しているとみなされているんだが、それに疑問を投げかける記事。

"Is Verizon's Bet on FiOS Paying Off?"

 疑問の根拠というのが、地方向けに通信事業しているFrontierという会社に対してVerizonが田舎のメタル回線を売り払った際に、メタル線とセットで売ったFTTH回線があって、その収益が思わしくないみたいだから、VerizonのFTTHサービスが黒字ってのは嘘じゃないかということ。

 記事をよく読むと、うまくいってないのはFiOS TVという多チャンネル放送サービスのようだ。日本ならスカパー!光に相当する部分。この部分は規模がモノを言うので、利益の出やすい大都市はVerizonが押さえたままで地方だけ売り払ったんだから、うまくいかなくて当然ではある。

 会計の偽装に厳しいアメリカで、あれだけの規模で投資と事業をしているサービスで粉飾があるとは考えられないので、記事のVerizonに関する推測の部分は間違いだろう。興味深く感じたのは、FTTH事業が売り払われた地域では、ユーザが利用していたFiOS TVというサービスが利用できなくなってしまうということ。

 衛星放送という代替サービスがあるわけなのでユーザは絶体絶命ってわけじゃないし、市場経済はそういうもんだと言うこともできるが、ユーザにしてみれば面白くないだろうねぇ。

2011年4月 2日 (土)

太陽光発電は補助金無しで成立するか

 欧州で2011年に太陽光発電設備への補助金が削減されるので、太陽電池パネルの市場の成長が鈍る見込みという英文記事

 福島原発の事故で、代替エネルギーの有力な選択肢の一つである太陽電池の生産が拡大するんじゃないかと思っていたのだが、そう簡単にはいかないようだ。

 補助金を削除されたくらいで減速するようじゃ、太陽光発電というのはコスト面での競争力がまだまだ不十分じゃないのかと思ってしまう。

 家庭用の太陽光発電システムは、政府から高額の補助金を受けても初期投資の回収には20年くらいかかる。そんな長期間だと、故障などのメンテナンスコストの増加で赤字になる危険性が高い。経済的に見た場合、補助にはなっても商用電源にはならないだろう。原子力発電の代替を考えるなら、家庭用太陽光発電への補助金は即刻打ち切って、予算を他に振り向けるべきだと思う。

 家庭用太陽光発電のコストの高さは、小規模な設備を分散して設置することや、設置する建物の状況が様々で設置作業の効率が悪いことなどに原因がある。コストを下げるには、広大な土地にどーんとまとめて設置すればいい。

 Wikipedia によると、世界最大の太陽光発電プラント(2010年9月時点)はカナダにある Sarnia Photovoltaic Power Plant だが、1平方キロの設置面積で12,000世帯にしか供給されていない。日本の都会の住宅地なんかだと、町の面積の2割くらいが太陽光発電所になってしまう計算だ。こんな大規模な設備でも、発電量に応じた政府の補助金をもらうことでビジネスとして成立しているわけだから、太陽光発電の経済性に対する疑問がなかなか解消しない。

 震災復興に関して、菅首相が「エコタウン構想」をやりたがっていることが報じられているが、これまでこういった話は政府の補助金を使った実験レベルで、試してみた結果いろいろ課題があることが確認できました、めでたしめでたし、という感じで、税金だけ無駄に使って前進が無いイメージが強いんだが、今度は何か成算があるのだろうか。
 菅首相に限らず政府のこれまでの行跡から考えると、実現性の無いイメージだけの構想じゃないかと疑ってしまうのだが。やるのなら、裏付けとなるデータを提示して国民に考える機会を与えろ。

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