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2011年3月

2011年3月30日 (水)

原発事故に関わるデマ

 日本医師会が原発の50km圏内に入らないように勧告したというデマ

 デマの条件として、皆の関心が高い事項である、情報のソースがなんとなく信頼できそうなところになっている、情報に曖昧さがあって派生したデマが支持情報を増やすことになって拡散が加速する、真偽が確かめにくい状態にある、とかいったことがある。

 「知人の医者」という職業になんとなく信頼性があるものの、情報に曖昧さはないので尾ひれはつきにくい。ソースが日本医師会なので真偽が確認しやすい、といったことで爆発しにくいデマなわけだが、それでもそこそこ広まってしまったのはインターネットの抱える問題か。

 日本医師会が否定発表を迅速に出したのは非常にすばらしい対応だと思うけれど、妙な形で拡散する危険性を考えると、もう少し見つけやすいところに掲載した方がよかった。

 このデマの根本的な問題点は、影響力が大きいのに自覚もなしに軽薄な発言をした者の存在にある。TwitterのプロフィールにソフトバンクのWebページへのリンクが入っているし、ソフトバンクの社長としてのTweetを書くことも多いのだから、このようなデマを流してしまったことに対してはソフトバンクのトップページに訂正情報を掲載するのが責任ある対応というものだろう。

 今回の地震関連では、コメやトイレットペーパーといった物資の不足や放射性物質に対する過剰反応などもデマの一種と考えられるが、これは十分な情報を提供しない政府と、情報の裏付けを十分取らないまま憶測の記事を書き散らすマスコミに問題がある。

2011年3月25日 (金)

ガソリン不足

ここは青梅に近いエリアだが、近所のガススタには2,3日前から毎日タンクローリーが来るようになり、給油待ちの車の列も今日は解消していた。どうやら一段落したようだ。

乳児用「ポカリ」増産へ、って市場に出る頃には終わってるから

 水道水の放射性ヨウ素対策として、乳児用のポカリを増産するとか。これから検討するんだから、実際に市場に出るのは来週後半以降か。

 一週間後には、ほとんどの地域で規制値を大幅に下回るレベルになっているだろうから、結果的に増産はしないんだろうな。あぁ、パニック対策にはなるか。もうすぐ大量に入荷するから冷静に、と言ってる間に安全レベルまで濃度が低下すると。

 そういえば、ペットボトルの増産を指示した人もいたね。震災直後に言うならともかく、今頃言ってちゃ遅すぎ。パニック対策なら、他に言うべき事があるだろうに。

計画停電中に一酸化炭素中毒

 計画停電中に室内で発電機や七輪などを使っていて一酸化炭素中毒になる例が続いているという記事

 停電時にファンヒーターなどが使えなくなるので、暖をとるために古いストーブを引っ張り出してきて使いたくなる。そういった暖房器具は一酸化炭素濃度を警告するセンサーがついてないので、最近一般化した高気密住宅では、中毒を起こす危険性が非常に高くなると。

 実際に医療関係の業界サイトでは、継続的な停電に見舞われた東北地方で一酸化炭素中毒死が急増したことが報じられている。

 恥ずかしい話だが、自分自身も地震直後には実家から古い石油ストーブを借りてこようかとか、ホームセンターで練炭火鉢を買ってこようかとか考えてしまった。まだまだ考えが足りない。今くらいの寒さなら、少し厚着をすればどうということはないのに。

 そういえば子供の頃は、朝起きたら台所で洗い桶に氷が張ってるのも珍しくなかったんだよな。それに比べりゃ、今は暖房が無くてもはるかに快適なんだが。

今の放射線レベルの危険度を解説した記事

日経ビジネスの良記事。

 「今の放射線は本当に危険レベルか、ズバリ解説しよう」

こういった役に立つ記事は、会員登録無しで読めるといいのだが。会員登録は無料なので、登録してでも読むといい。

 他の情報と合わせてザックリまとめると、放射性ヨウ素は摂取すると甲状腺に集中するため、大量摂取は甲状腺癌の危険性があるが、短期間で無害なキセノンに変わるので、現在の汚染レベルでは危険度はきわめて低い。放射性セシウムは全身の筋肉組織に吸収されるが、癌との関係が疑われる報告例が無く、そもそも安全基準の数値の妥当性に疑問があると。
 あぁ、スッキリした。福島や茨城の野菜や牛乳が並んでたら優先的に買うつもりでいたが、ますますその思いは強くなったな。

 記事中にもあるとおり、国内、海外ともマスコミはセンセーショナリズムに走りがち。事態を一般の人にも分かりやすくていねいに解説することに力を注ぐべきなのに、パニックを煽るだけの記事しか書けない記者や編集者は、今すぐに担当から外すべきだ。

 まぁ、こういった記事を読んでも危険度の低さをきちんと理解できずに、摂るより摂らない方がいいでしょ、という情緒的な反応しかできない人というのは少なからずいる。こういうのは、エコキャップ運動に乗せられてしまう人が多いこととも通じるものがある。学校教育の効果は、そういった輩を鼻で笑えるくらいに物事を理解できるようにすることだと思うのだが、新聞記者から家庭の主婦まで、いまひとつ成果は上がっていないようで。

2011年3月24日 (木)

「ハードウェア(CPU)が直接処理」する高速ルータ

 I・Oデータの高速ルータの新製品。NATアクセラレータでスループット880Mbpsだとか。880Mbpsという数字は、実際の環境では出るわけではないし、セキュリティ処理を行えば劇的に低下するだろうからどうでもいいとして、説明文が面白い。

 「これまではソフトウェアが処理していたブロードバンドルーター機能を、ハードウェア(CPU)が直接処理を行うことで」高速化したそうだ。

 CPUが直接処理するのって、ソフトウェアじゃないのかなぁ。ソフトウェア無しでIPパケットを直接バリバリ喰っちゃうCPUって、どんなかね。ソフトウェアで処理しないんだから、プログラムが動かないんだよな。謎のCPUだぞwww

 まぁ、ルータなどのネットワーク機器専用のプロセッサで、IPパケット処理用の回路を内蔵してるのだろう。NATのような定型的な変換処理は専用回路で行い、ちょっと複雑な処理はプログラムで処理すると。でもって、セキュリティ監視などでパケットの中身までチェックしだすと、たいていは定型処理で済まなくてソフトウェアで処理しないといけなくなるので、専用回路による変換処理のスループットなんて、あまり意味がない数字と。

 そういえば、もうすぐ始まるフレッツ光ネクストのIPv6の処理なんかもハードウェア処理ができないと聞いていたが、IPv4が枯渇してIPv6が主流になっていくのなら、この880Mbpsってのは、ますます無意味な数字になるんだろうな。

放射性物質量「チェルノブイリの最大6割」 の真偽

 オーストラリア気象庁の試算で、福島原発の事故で放出された放射性セシウムの量がチェルノブイリ事故の2割から6割になるということが報道されている

 記事によっては、他の研究機関から疑問が呈されていることも並記されており、限られたデータをもとにした現時点での仮の計算値なので、「チェルノブイリなみ」とかいった誤った見方が広まらなければいいのだが。

 核燃料を含めて原子炉まるごと爆発したチェルノブイリと、圧力容器が破損しておらず格納容器にも大きな傷がないとされている福島原発とで同じレベルの汚染になるとは考えづらいのだが、否定するだけのデータが東京電力や日本の政府からは提供されていない。ただ問題ないと言うだけで、裏付けが取れない。データはどんどん公開して、科学者に自由に検証・議論させることはできないのか。

 今回の事故では、東電、政府ともに、情報の公開がきわめて遅いように感じられる。情報が無ければ、一般の人は最悪ケースを超えた不合理な行動にまで走ってしまう。野菜や牛乳の風評被害がどうとか言ってるが、最悪の風評被害を垂れ流しているのは政府自身だろう。

2011年3月23日 (水)

ガソリン不足

 根岸の精油所が稼働を再開するなどして、横浜や都心のガソリンスタンドでは行列は解消されたようだが、精油所から遠いこのあたりでは、まだ休業状態のガススタが多く、もう2,3日しないと復旧はしなさそうだ。

 ガソリンの行列だが、通りがかりに覗き込むと毛布やアルミ蒸着の防寒シートなどをかぶった人が車の中にいる。おそらく何時間も動かない行列の中で待っているのだろう。根拠のない不安で多くの人が買いだめに走ったコメやトイレットペーパーとは違い、何やら張り詰めた真剣さが感じられる。

 このあたりは計画停電のあおりをくらって、電車の運行が非常に不安定になっている。電車が動くかどうか分からないが、バスは代替手段にならないくらいに路線が縮小してしまっている。毎日仕事に行くのにも、近くなら自転車でもいいが、少し遠いと自家用車に頼らざるを得なくなる。そういった人たちがガススタに行列をなしているのではないだろうか。

 ガソリン不足の要因の一つに、ガソリンの利益率の減少にともなうガススタの減少もあるように思う。マージンが減ったことで、できるだけ大量のガソリンを短期間で売り、回転率を上げるようにしなければ経営が成り立たなくなっている。それができないガススタは淘汰され廃業してきた。回転が速いので、少しでも入荷が滞れば即在庫切れになってしまう。

 競争によってガソリンの値段は下がったのだろうが、今回のような異常事態への耐性が低下してしまった。ガソリンだけでなく、コメやトイレットペーパーも似たようなものだ。店頭在庫を最小限にし、需要の変動を吸収する仲卸も排除した。

 コスト削減の恩恵を最大に受けているのは消費者なのだから、異常時への対応も消費者の方で考えるべきだろう。各家庭で一定の備蓄を持つようにするか、ふだんから少し高めの価格設定を許容することで在庫を確保しておいてもらうか。

 そういや、お得意さん向けの商品を取り置きしておくのって、昔の商店なら普通にやってたんだよね。そういうのを排除してきたのが今なんだから、後戻りは難しいだろうな。やっぱり消費者が自分で備蓄するしかないのかな。

2011年3月21日 (月)

ホウレンソウがもったいない

 茨城産のホウレンソウで基準値を超える放射性物質が検出されて出荷停止になったことの影響を受けて、スーパーで茨城産のホウレンソウの売れ行きがピタッと止まって売れ残っているという映像がテレビのニュースで流れていた。

 なんだかもったいないなぁ。

 放射性ヨウ素の方は、一部の地域では規制値の10倍とか20倍とか大きな数字が出ているけれど、調理で茹でたりすれば大幅に減るわけだし、半減期が8日程度なので、体内に取り込まれたとしても短期間で無害なキセノンになる。今回の事故では健康に影響するほどの量は放出されていないし、原発からの放出が続くのでなければ継続して摂取することにはならないだろう。半減期が短いから、茹でて冷凍ホウレンソウにして1ヶ月くらい待てば、放射性ヨウ素に関しては基準値をクリアできるだろう。牛乳なんかは、熟成期間のあるチーズにしちゃえば大丈夫というわけだ。
 半減期の長い放射性セシウムの方は、ほっといてもほとんど減らないので悩ましいのだが、そもそも報道されている内容からすると暫定基準値が厳しすぎるような気もする。

 危険性の指摘される食品は、米のカドミウム、ヒジキのヒ素、マグロの水銀など、身近なものにも多いのだが、そういったものと比較して、どの程度の危険性があるのかを一般の人にも分かるような形で示せないものだろうか。でないと、ニュースになったものだけが排除される風評被害は避けられないと思う。

REGZA 録画HDDの計画停電対応

 テレビの録画用HDDの計画停電対応について、東芝バッファローアイ・オー・データのそれぞれが対応の方法をWebページに掲載している。

 だが掲載内容には、万一録画中に停電してしまってHDDのデータに異常が起きた場合の対応は十分に記載されていないように思う。

 ウチの例では、停電によってHDDそのものは壊れなかったのだが、REGZAで初期化しても正常に戻らないことがあった。REGZA側に不具合があると思われるのだが、現在の製品では修正されているかもしれない。

 REGZAのUSB HDDで、停電以後に録画が途中でエラーになるような症状が出ているのなら、いったんWindows PCでフォーマットしてみるというのも選択肢。

脱原発を言う前にきちんとした議論を

 福島の原発事故によって、世界的に脱原発の流れが再び強まると見られているが、代替エネルギーとして太陽光発電を持ち出すにしたって、もう少しコスト負担を明らかにしてもらいたいところ。

 現在の家庭向け太陽光発電システムは、夜間などに電力会社から電力の供給が無ければ役に立たないし、自分で収支計算してみたところでは、政府から大幅な補助金をもらってようやく収支がトントンというところ。今の家庭用ソーラーの売り込みは、どうにも胡散臭く感じる。
 夜のために充電しておく二次電池を設置するならさらにコストはかかるだろうし、まるまる一日分の電力を発電できるだけの太陽電池を一般家庭で設置できるかという疑問もある。

 他方、原発の方は、建設から廃炉までのライフサイクルコストのデータは、推進派、反対派それぞれの主張は見つかるものの、どれを信用していいのかよく分からない。
 化石燃料の枯渇も含めた今後数十年先までのことを計算に入れて、世界的に合意されたコスト計算というのは出てこないのだろうか。

 今回の地震で原発のコスト計算は見直されるのかもしれないが、推進するにしろやめるにしろ、裏付けデータをきちんと公開してもらいたい。

 現場で事故対応にあたられている東京電力や自衛隊、消防庁の人たち、避難で大変な苦労をされている周辺住民の方々には、ただひたすら心の中で頭を下げるしかできることがないのだが、必要な議論を避けてはいられない。
 将来のことを考えずにただ情緒的な判断に流されるたのでは、それこそ彼らの苦労が無駄になってしまう。

コスト負担を考えること

 震災にともなって電話が繋がりにくくなっていたことに対して、新聞の投書欄にインフラの強化を求める投書が掲載されていた。その内容が、単に繋がらなくなることに不安を訴えて何とかしろと言うだけのものであったのは、とても残念だ。

 通常時の何倍もの通信量をさばけるだけの余裕をインフラに持たせようとすると、ふだん使われない余裕分は無駄なコストになる。停電に耐えるための電源も費用がかかるし、災害から短期間で回復させるための作業要員を維持しておくのにも大きな費用がかかる。投書を書くのならそういったところにまで考えを巡らせるのは当然のことではないのか。ただ困りますというだけでは、小学校低学年の感想文レベルでしかない。投書を採用する新聞の方も、もう少し選び方を考えるべきだろう。

 電話に限らず、生活に必要な物資の入手困難なども同様で、コスト削減のために余裕分を削ぎ落とせば異常事への耐性が低下する。システムの頑健さには、それなりのコスト負担を受け入れなければならない。新聞やテレビには、そういったことに対する理解を国民に根付かせるように、継続した報道をしていってもらいたいのだが・・・これまでずっと大衆迎合しかしてないのだから、難しいだろうな。

2011年3月10日 (木)

ソフトバンクモバイルが映像配信のムービーライフ開始

 月額490円で映画・ドラマ見放題の映像配信サービス。サービス内容を細かく見ると、ちぐはぐで面白い。

 サービス対象はスマートフォンなのだが、ソフトバンクのスマートフォンで大半を占めるiPhoneは対象外で、販売数の少ないAndroid限定。予算が少なかったのか、Appleのビジネスとぶつかる可能性があるからか。

 映像コンテンツをダウンロードするのは、スマートフォンなのに接続はWiFi限定。ファイルサイズがどのくらいか分からないのだが、携帯電話網の方は負荷に耐えられないんだろうな。

 で、WiFi限定であるにもかかわらず、パケット定額サービスとS!ベーシックパックの契約が必要と。いったい、どっちにしたいんだよ!

 月額490円っていうのも微妙だ。通勤電車の中で見たりするんだろうか。バッテリーのもちが気になるし、移動中に映像コンテンツなんてあまり見たくないな。かといって、家の中じゃ小さい画面で見る気にはならないだろうし、なんかもう、どうでもいいやって感じ。

 契約獲得のためのエサのつもりなら、いまひとつ魅力に欠ける。何が目的なんだか。株価対策の話題作りか?

DTIがdocomoのMVNO 2,980円/月で最大7.2Mbps・・・ベストエフォートは便利だね

 数字だけだと良さそうに見えるサービス。他の事業者から借りて再販売するサービスなんだから、貸し出し元のサービスに比べて大幅にお得な内容なんて不可能なんだが、そう頭で分かっていても、なんとなく良さそうに見えてしまう。理解してない人ならなおさらだろう。

 docomoから借りた帯域を契約者で共有するわけだから、利用者が増えれば実効通信速度は急速に低下する。値段からすると、200kbpsも出れば御の字ではなかろうか。
 7.2Mbpsというのは規格上の最大速度なので、同じ基地局のエリアにDTIユーザだけでなくdocomoユーザもほとんどいないという、ほとんどありえないような状況でないと出ない数字。
 奇跡的に無人の基地局エリアにいたとしても、docomoから借りている大元の帯域で首を絞められているので、他の基地局エリアにDTIユーザがいれば、やはり速度は出ない。

 実用的には、docomoのネットワークのカバーエリアが利用できることで満足すべきものだろう。

 それにしても、ADSLの頃からこの業界では理論上の最大値を提示して実力との乖離がいくら大きくても許されているが、携帯電話網でもデータ通信の利用がこれだけ拡がっているのだから、いいかげん何らかの規制を導入すべきだ。いつまでもベストエフォートを言い訳として認めるべきではない。

 通信事業者に実効速度を報告させたデータに対して、ランダムにサンプリングして検証する、とかいったことはできないのだろうか。

2011年3月 7日 (月)

フレッツ光ライトはデータコネクトのためのもの?

 フレッツ光ライトの件、見落としていたがこちらの記事にデータコネクトとの連携が挙げられている。

 データコネクトはISDNの置き換えみたいなサービスで、光ファイバで比較的低速のデータ通信サービスを提供するもの。通信帯域が保証されているので安定した通信ができるが、時間単位の従量制料金を採用しているので長時間の通信をするのは高価になる。店舗の売り上げデータのような、少量のデータを送るのには適したサービスだが、その場合には光ファイバの基本料金の高さが導入の障害になる。そう考えると、フレッツ光ライトというのは、データコネクトとの組み合わせがピッタリはまる。それ以外に考えられないくらい。

 光ライトとデータコネクトとの組み合わせで光ファイバの契約が大きく伸びるかは分からないのだが、NTTの意図の一部は分かったような気がして、少し納得できたような。

2011年3月 5日 (土)

ソフトバンクも接続料大幅値下げ、かと思ったら実質値上げだった

 docomo、auに続いて、ソフトバンクも携帯電話の接続料の値下げを発表した。

 どれどれと思って記事中のグラフを見ると、なんだかおかしい。docomoとソフトバンクの差が縮まっていない。それどころか開いている。ドコモの値下げの記事と比べると、接続料の高いソフトバンクの方が値下げ率が小さいのだから、差が開くのも当然なわけだ。

 携帯電話の接続料ってのは事業者間で差し引きして精算するものなので、絶対額ではなくて差額の方に意味がある。その観点では、今回の各社の値下げの結果は、実質的にソフトバンクが他社から徴集する料金を値上げしたということになる。

 接続料というのは、後発の事業者のコスト効率の低さを補うものなので、時間の経過とともに差はしだいに小さくなっていくべきものだ。いつまでも差が縮まらない、それどころか開いてさえいるというのは、ソフトバンクのネットワークというのはよっぽど効率が悪いということだろう。「光の道」の議論であれだけ他社に対して効率化によるコストカットができると要求しておきながら、実に矛盾した話だと思う。

 記事によると、ソフトバンクの得る差益は300億円にもなっていたらしいが、これがさらに増えるわけだ。docomoのユーザは、一人あたり年に500円くらいソフトバンクに払っていることになる。携帯電話料金は年に何万円にもなるので相対的に見ればたいした金額ではないのだが、払ういわれのないカネを取られているのかもしれないと思うと腹が立ってこないか?

2011年3月 3日 (木)

アクトビラ アクセス集中で障害?

 かなり以前に書いたアクトビラの記事にアクセスが増えているので何ごとかと思ったら、アクセス障害が起きていたらしい。

 「水曜どうでしょう」の配信開始にアクセスが集中したみたいだが、有料配信なんだから、そんなに無茶な量のアクセスがあったとは考えられない。これが原因だというのなら、どんだけ貧弱なサーバなんだということになる。

 アクセス管理なんてAmazonとかのクラウドサービスを利用すればいくらでも柔軟に対応できると思うのだが、アクトビラはどうなっているのだろうか。外部にキャッシュが流出するのを避けるために自前サーバでやってるとかなら、経営的に相当まずいぞ。

2011年3月 2日 (水)

NTT光ファイバ接続料改定に関する総務省ヒアリングの資料

 2/22に総務省で開催されたヒアリングの資料が、総務省のサイトに公開されている。

 特に新しい情報はないのだが、ソフトバンクとイー・アクセスの資料で、英国BTの分岐貸しの例が挙げられているのが気になった。

 もともとBTの分岐貸しってのは、ダークファイバを競合事業者に一心貸しして勝手なサービスを開始されるのをBTが嫌って、あくまでBTの掌の上でサービスさせるためにBT自身が規制に対抗するために用意したものだ。それをここで持ち出すのは、まったく意味が通らない。

 イー・アクセスの資料には、BTの光ファイバサービスであるInfinityの料金が出ているが、ダウンロード40Mbpsでいくらとかいう設定になっている。BTはG-PONなので、2.4Gbpsを最大64分岐させる。等分したとして、1分岐あたり40Mbpsくらいってこと。そういった切り売りをしてもらいたいのか?

 だいたいが、1心借りても十分な契約数を集められないというのもおかしな話だと思う。GE-PONの伝送距離は20kmなんだから、1心でカバーできる範囲は相当広くできる。都市近郊なら、余裕で100世帯くらいはカバーできるだろう。ちょっとばかり光ファイバを張る距離が長くなるが、たいしたコストじゃない。それだけの世帯から8件の契約を取る意欲もないというのなら、そんな甘えたビジネスなんか存在していても意味ないから、とっととやめちまえ。

2011年3月 1日 (火)

フレッツ光ライト

 NTTのフレッツ光に、2段階定額のフレッツ光ライトのサービスが追加される。

 通信量200MBまでが基本料金2,800円、10MB増えるごとに20円追加されて、1.2GBを超えると5,800円の上限になり、固定料金の従来サービスより600円高くなる。

 通信速度は、従来のフレッツ光と同じ100Mbpsのベストエフォートなので、通信相手のサーバが速ければ数十Mbpsの速度は出るから、10分程度で上限に達することもあるだろう。

 光ファイバのスピードを享受しているユーザ層にとっては意味のない料金プランだ。パソコンを持ってない人とか、家が電話局から遠くて超低速のADSLしか使えない人とかが対象かな。

 もともとアクセス網部分のコストなんて、一般ユーザなら通信量に依存した部分はごくわずかなんだから、こういった従量制を持ち込むのは不自然なことだ。ごく一部の特殊ケース向けと思った方がいいのだろう。

 短時間で上限に到達することに関しては携帯電話の2段階定額も同様(激遅のソフトバンクを除く)だが、携帯電話の方はアクセス網部分が混んでいて通信量に依存したコストが大きいので、従量制を持ち込むことには合理性がある。

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