2017年7月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
無料ブログはココログ
フォト

« BBTVがチャンネル「改変」 | トップページ | フレッツ光ライト »

2011年2月25日 (金)

NTTに光ファイバの分岐貸しを要求するなら帯域分配の方式も提案しろ

 あまりニュースのネタにならないが、NTTの光ファイバに対して分岐貸しを主張する議論がいまだにある。これに関しては、以前に分岐貸しを要求していたグループが実験をして問題ないことを確認したと主張したことがあったが、実際には通信できるかどうかの確認だけで、ビジネスとして最も重要であるはずの妥当な課金方式や帯域管理ができるかどうかの検証が行われていなかった。

 GE-PONの1分岐を貸し出すのは、物理的な光ファイバの心線を貸し出す1本貸しとはまったくレベルの異なるハナシだ。分岐貸しは、同じGE-PONの系統を共有している他のユーザと帯域を分け合うことになる。GE-PONであれば全体で1Gbpsの帯域があり、各ユーザが必要になった分だけ要求することで、動的に分配を受けて利用する。
 ユーザ間で帯域を融通し合うわけだから、帯域の管理についてポリシーを共有していて、帯域に対する課金の基準も共通していなければうまくいかない。分岐貸しというのは、そういった条件を変えて競争しようというのだから、そもそも矛盾のある行為なのだ。

 複数事業者間で帯域を共有するとなると、少しでも多くのトラフィックを詰め込もうとする強欲で不届きな輩が出てくる可能性が高い。どこぞの携帯電話事業者のように、契約者以外の第三者の通信を、ルールを無視して回線提供者に断り無く勝手に突っ込もうとしただってある。ネットワークの通信ってのは基本的にふだんはスカスカなくらいに空いてないとうまく動かないもので、できるだけ多く使ってやろうというヤツが増えると確実に破綻する。

 課金基準の違う事業者間での干渉を防ぐためには、あらかじめ帯域を固定して分配しておくしかないだろう。GE-PONの分岐貸しであれば、1分岐あたり32Mbpsだ。ユーザに対しては、「最大32Mbpsの光ファイバサービス」とか明記して売らないといけない。最大200Mbpsとか1Gbpsとかいって売られている横でこれじゃ、絶対売れないね。

 実はイギリスのBTの光ファイバの開放は、このような帯域貸しだったりする。もっともBTの光ファイバインフラの方式は帯域を切り売りする発想の強いG-PONで、BT自身が提供するサービスも、何十Mbpsならいくらという感じで帯域に比例した値付けのメニューを用意していたりするので、帯域貸しとは矛盾しない。
 BTもNTTもそれぞれに経緯があってこうなっているので、どっちがいいとかは言えないのだが、ユーザの立場としてはベストエフォートでも100Mbpsとか1Gbpsとかの高速が利用できる方が気分がいい。カタログスペック重視の日本人らしい考え方かもしれんけど。

« BBTVがチャンネル「改変」 | トップページ | フレッツ光ライト »

パソコン・インターネット」カテゴリの記事

コメント

いつも無言で拝見しています。

>最大32Mbpsの光ファイバサービス」とか明記して

私も1分岐貸しの話が出るたびにまさにこれをいつも思っていました。
仮に最大32Mbps!とか言われたら契約したくないですがねw

1分岐貸しが実現してしまったら、過疎地域にまで施設させられた8分岐の部分の余りはNTTが維持費を支出する事になるのでしょう?
NTTの契約者からお金をむしり取る様な物ですね。
1分岐貸しを言うのであれば、借り入れ事業者がサービス提供予定地域全てのNTT回線維持費を平等に負担するべきです。
当然未使用部分も。
それでこそ真のユーザー利便性に繋がるのではないでしょうかね。
最大32Mbpsでは契約したくないですけどね。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/215855/50962333

この記事へのトラックバック一覧です: NTTに光ファイバの分岐貸しを要求するなら帯域分配の方式も提案しろ:

« BBTVがチャンネル「改変」 | トップページ | フレッツ光ライト »