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2010年12月 2日 (木)

「光の道」騒動が置き去りにしたもの

 総務省のICTタスクフォースで検討されていた「光の道」構想については、提言のまとめ案総務省のタスクフォースのWebページに公開された。

 議論のきっかけになった前総務大臣の「原口ビジョン」が、前時代的な公共事業の発想から抜けきれないものであったので、「光の道」の検討も当初からブロードバンドサービスの普及率を上げることに絞られてしまっていた。

 原口氏によって最初から議論に不必要な枠がはめられてしまっていたところに、さらにソフトバンクからNTTの光ファイバインフラの召し上げを狙った提案が行われたことで、タスクフォースの活動は、ますます矮小化された不毛な内容に終始することになってしまった。

 だが、本来検討すべきであったのは、普及率がどうとかアクセス網の開放がどうとかいった低レベルのことではなく、アプリケーションのような上位層のビジネスが日本で発展していける環境を、どうやって整備していくかということだったのではないのか。

 どこぞの通信事業者がさかんに主張していたとおり、ADSLによるブロードバンドでは日本は普及率、コストとも世界のトップレベル(それが誰の手柄かということに関しては、その通信事業者の主張は間違っているのだが)だった。FTTHに関しては、「光の道」を言い出す以前に、普及率、規模ともに世界で突出している。

 これだけのインフラと市場がありながら、それを活用したビジネスがなぜ生まれていないのか。タスクフォースで議論すべきはここではなかったのか。

 インターネットにただ接続するだけの現在のブロードバンドサービスを前提にするなら、価格競争を激化させて、とにかく値段を下げさせればユーザは歓迎する。しかしそれでは日本はいつまでたってもICTでグローバルな競争力を獲得することはできない。

 そういった検討があのタスクフォースの場で可能だったかどうかは分からないのだが、少なくとも問題提起ぐらいはすべきではなかったのか。

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