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2010年11月

2010年11月29日 (月)

PCのグラフィックスボードをGT220に交換

 PCのグラフィックスボードとして、今まで使っていた 9500GT の冷却ファンが時々騒音を出すようになったので、GT220 に交換した。

 CPU を Dual Core E2160 から Quad Core の Q9550 に換装しているので、チップセット内蔵の Intel GPU でもパフォーマンスに問題が出ることは無かったのだが、たまたま GT220 のボードが5千円ちょっとと安かったこともあったので。

 低負荷時の GPUコアの温度は、9500GT では 55℃だったのが、GT220 では40℃まで下がった。なかなか涼しそうで、気分がよろしい。PCケース内部の温度も下がったので、増設していた排気ファンを取り外してさらに静かになった。来年の夏が楽しみ。

 9500GT の方は、冷却ファンを山洋のものに交換して問題なく動くことは確認したのだが、さすがにこれだけの温度差を目にすると使う気にはならない。このままゴミ箱行きかな。

 それにしてもまぁ、こういったパーツ交換にワクワクしなくなったね。なんでかな?

2010年11月27日 (土)

『オーストラリア版「光の道」』の記事を検証する

 オーストラリア政府が、超高速ブロードバンドを普及させるために、同国最大の通信会社であるテルストラから固定通信事業を1兆円で買い取って別会社とし、さらに3兆円を追加投資してFTTHを普及させようとしているという記事

 「光の道」という言葉が入ってて妙な解釈をする人が出てきそうなので、少し調べてみる。

 オーストラリアの人口は2,100万なので、日本の6分の1くらい。国土は広いが、都市への人口集中が進んでいることでは世界でもトップクラス。記事では「国民の約93%をカバーする」となっているが、主要都市とその近郊までということだろう。日本より狭いな。

 カバー率から計算すると、対象世帯数は800万世帯くらい。追加投資費用を1世帯あたりにすると、40万円くらいを投資することになる。なんだか、ものすごい金額だ。

 この計画の概要を説明する資料には、現在のオーストラリアのブロードバンド環境を示すグラフがあるが、FTTHはほとんど無い。こっちのグラフは光ファイバをベースにした高速ブロードバンドサービスの普及率のグラフだが、もちろんオーストラリアは入っていない。FTTHに次ぐ高速インフラであるCATVサービスの普及もいまひとつなので、そもそも高速インフラが無いというのが現状のようだ。各家庭に光ファイバを引く前段階の、電話局舎から「き線点」までの光ファイバ整備がほとんど進んでいないのだろう。であるとすると、1世帯あたり40万円というのは、そういった幹線部分の整備費用も含まれているのだろう。この計画では、家の近くまで光ファイバを持ってくるのではなく、各家庭にFTTHを引き込むところまでやることになっているので、かなり徹底している。

 ほとんどゼロに近い所からFTTHを構築するわけだから、カネはかかるわな。最終的にFTTH普及率90%にしようってんだから、ものすごく野心的。とはいえ、民間にまかせておいたらFTTHの普及がまったく進まなかったので税金つぎ込んで整備しようとするものであり、アクセス網の分離も税金を使うために必要な処置なので、むしろ情けないと言うべきではないか。

 問題は、この計画の実現性だ。この国営FTTH会社は、整備が終わった段階で民間に売却して投資費用を回収する目論見のようだが、はたしてこれだけの費用が回収できるだけの事業になるだろうか。説明資料で描かれている用途だけ見ていると、90%の世帯に設置することを正当化できるかというと、やや心許ない気もする。収益が見込めなければ、計画縮小というのも十分に有り得るだろう。

 設備投資費用ということで投資金額をNTTにあてはめて考えてみる。

 テルストラのアクセス網の買い取りに1兆円払うことになっているが、NTTなら6兆円。光ファイバ整備費用3兆円のうち幹線網の整備が半分だとすると、NTTの幹線網は、現時点で9兆円くらい。各家庭に引き込まれているFTTH部分は、NTTはすでに1,400万くらいあってオーストラリアの目標の1.75倍がすでに設置されているから、2兆円くらいの価値になるか。

 というわけで、オーストラリアの計画の数字から適当に計算してみると、NTTの現在のアクセス網の価値は17兆円にもなる。なんだか大きすぎるなぁ、でもいいや、桁が違ってるなんてことは無いだろう。
 この10兆円を超える資産に対して、わずか1,000億円の出資で好き勝手使えるようにしようってのは、あまりにも虫が良すぎるんじゃないの?
 10兆円の資産を5,000億円にして叩き売ろうとしてるのだと考えたら、ほとんど犯罪。1,000億の出資がいずれ2兆円に化けるわけだね。なかなかおいしいハナシじゃないか。それ売り払えば、ボーダフォン買ったときの借金なんて一気にチャラ。やるなぁ。

2010年11月26日 (金)

「光の道」アンケートに暗澹としてみる

 賛成したのはごく一部だと信じたいが・・・

 坂本龍馬気取りの馬鹿とそれに乗っかって自分で考えない馬鹿。

 客観的に見れば、坂本龍馬と言うより全体の情勢が見えていない尊王攘夷派か。

 いやいや、尊王攘夷派どころか、尊攘派に集まる注目を利用して私利を図ろうとする小悪党というところか。

 それにしてもまぁ、人間というのは実に進歩しないもんだね。これじゃ、軍部の暴走を許した戦前日本やヒトラーの台頭を許したドイツと変わらない。

 手の届くところにデータがあるのに読もうとしない、読んでも理解しない。自分で考えずに人から与えられた耳触りのいい情報を疑問を抱かずに信じようとする。

 まぁ、日本に限ったハナシじゃないんだけどね。

IP電話で国際通話の不正アクセス

 ひかり電話などのIP電話の契約者で、自宅のPCでIP-PBXソフトを動かしていた人が、外部からの不正アクセスを受けて、国際電話を使いまくられて高額請求を受けているという記事

 NTTからも注意喚起の報道発表がされている。そういった攻撃は1年以上前から発生していたのだが・・・。

 IP-PBXソフトは、フリーのAsterisk が有名。これを自宅のPCで動かしておくと、外出先で自宅のひかり電話に出られるとかできて面白いのだが、そのためには宅外からIP-PBXソフトに接続できるようにしないといけない。ブロードバンドルータには外部からのアクセスを通すように設定することになるが、悪意あるアクセスも通過できるようになる。IP-PBXソフトのセキュリティ対策がしっかりしていないと、国際通話を使われまくるということ。

 IP-PBXにアタックできるということはインターネットが使えるわけで、インターネットが使える環境なら、わざわざ国際電話をする必要は無くてSkypeでも使えばいい。となると、通話をすることが目的ではなくて、海外の通信業者に支払われる国際通話料の一部をなんとかして受け取れる手段を持ってるやつが、むりやり国際電話をかけさせているのかもしれない。

 IP電話端末をIP-PBXに登録するためには、通常はパスワードが必要になるのだが、IP電話端末の中には、パスワードとして暗証番号みたいな数桁の数字しか使えないものがあるので、そういうのを使っていると、どうしても不正アクセスに弱くしてしまいがち。とりあえず宅外からの接続に成功したところで満足してセキュリティまで気が回らない、なんてのは十分に想像できる。

 DIYで少しでも便利な環境にしようと工夫している過程でこういったセキュリティホールができてしまうわけだが、ルータやネットワークの側できちんとした認証手段をプラットホームとして提供していれば事故は防げた。プラットホームとしての認証機能を提供しないNTTにも少しは責任があると思う、といつもの自分の主張にこじつけてみる。

 NTTのひかり電話ルータも含めて家庭向けのIP電話機器は、外部からの接続はできないようになっているので、一般のユーザは心配無用。

2010年11月22日 (月)

総務省ICTタスクフォースが「光の道」実現の報告案を公表

 タスクフォースのWebページに『「光の道」構想実現に向けて(骨子(案))』として公開されている。内容については、特に意外性のあるところは無い。

 ブロードバンド未整備地域への対策は、これまで推進されてきた公設民営方式を継続することが述べられている。個人的には妥当な提案だと思うが、この前の事業仕分けで、整備したのに利用率が低いとかで廃止判定が出てるんだよな。「医療、教育、行政などの公共アプリケーション」で利活用を促進すべしなどとなっているが、それだけではうまくいく気がしない。大丈夫かいな。

 NTTの組織見直しについては、東西が分割されていることに対して、ネットワークの効率など技術的な面から本来どうあるべきかを検討して欲しかったな。長距離通信は事業として成長の期待できる分野ではなくなっているし、料金設定やサービスレイヤーの区分などで規制するのなら、東西を統合することによるメリットは十分に大きいと思う。

 NGNの通信プラットフォーム機能のオープン化の部分は、「市場成長率の伸びが著し」い「上位レイヤー」に重要であると書いてるんだから、期限を明確にするなどして早急に進めて欲しいところ。

 全体としては、ソフトバンクの強烈な扇動の後なので、なんだかインパクトが弱いような気がするが、本来このくらいでいいんだよな。

2010年11月21日 (日)

「光の道は日本復活の鍵」って

 飛躍しすぎ。光ファイバさえ引いちゃえば、なにもかもうまく回り出すと?

 電子教科書と電子カルテが、「疲弊した地方も活性化」できる「新産業」ですか。

 他社が先行投資で構築した資産を将来価値ゼロの評価で奪い取り、失敗したら多額の税金による補填が必要になる計画を、裏付けのないデータと「日本のため」という情緒的な言葉だけですまそうとしている。これが黙って見過ごせようか。

 長期的には光ファイバへの移行は必然だが、有線通信も携帯電話も中途半端にしかできなかったソフトバンクに任せるのは、どんなおいしい数字を提示されたって、まったく賛同できない。

総務省からNTTにFTTH値下げ指示が出るか?

 総務省からNTTに対してFTTHの値下げ指示が出るかもしれないという記事

 FTTHの利用促進とか言ってるが、ほとんど公共のインフラなんだからコストが下がってる分だけ値下げさせるのは、当然と言えば当然。この近所の電柱を眺めている限りでは、この2年くらいは大きな変化は無くなっているので、この先さらに値段が下がっていくことが期待できると思っている。

 記事にはNTTのFTTHコストの数字が出ているが、これがまたあれこれ想像だの発想だのするネタになって面白い。

 FTTHのコストは、これまで東日本より西日本の方が高かったのだが、逆転して西日本の方が安くなっている。このコスト計算の内訳も早いとこ公開してもらいたいところだが、西日本の方が大幅に下がったのはなぜだろうか。NTTとシェアで互角か優位に立っているケイ・オプティコムに対抗するため、むりやりはじき出した数字だったりしないだろうか。

[2010/11/21 追記]
元記事が無くなるといけないので、覚えとして数字を抜粋。
接続料は、2010年度までは東日本 4,610円、西日本 4,932円。
費用見込み 東 09年度 4,558円、西 10年度 3,916円。

 西日本の方が安いかと思ってたけど、費用見込みの数字は1年違うんだ。設備償却の割合によっては、それほど大きな差にはなってないかも。
 サービスエリアに関して、面でカバーしている東日本に比べて、西日本では利用希望が一定数以上まとまらないと提供しないというのが多い(あくまで想像)ために、西日本の方がサービス効率がいいのかも、と解釈しかけたのだが、同じ年度の数字が出てこないとわからんな。
[追記 終わり]

 NTTの光ファイバが高いというのは誰もが思うことなのだが、現在の制度ではそれを強制されているところもある。
 収益性の悪い地方にまで一律料金でサービスを提供しないといけないこと、アクセス網からアプリケーションまでの全体で収支が出せればいい競合事業者に対してアクセス網だけで収益を出さないといけないこと、コスト割れでの提供が許されないこと、等々。いろいろ面倒くさいことがありそうだ。
 一般企業であれば、体力に勝る会社が競合会社が倒産するまで安値攻勢を掛けるのはめずらしくない。NTTにはそれが許されていないわけだが・・・航空会社はやってるなぁ。収益性の高い路線に格安航空会社が進出してくると、相手が逃げ出すまで安値攻勢をかけたり、あれやこれやで嫌がらせをしたり。利権が多いと許されたりするのかな?

 FTTHというインフラに対して過剰な収益を出さないように政府が料金制限をかけるのは当然だと思うが、どこまでをインフラに含めるかも総務省には見直してもらいたい。
 今ならインターネット接続をするIPプロトコルまでは、誰が考えたってインフラに含めていいと思うだろう。インターネット接続すなわちISPのことだ。NTTにISPをやらせるべし。もちろん、それによるNTTの追加料金はゼロ。これだけでユーザの負担は月額500円くらい下がる。

 ISPは、強制的に構造不況業種に指定したらどうか。法律的には業界側から申請がないと指定できないのだが、NTTの手が今の形で縛られている限りはISPが存続できる余地が残ってしまい、整理・効率化が進まない。まず明らかな無駄を排するべきだ。

 脈絡無く話題が飛ぶが、これが本来の「無指向な嗜好」というもの。瞬間の嗜好にしたがって思考が飛ぶのは多次元だが、文章は直線的。なかなか歯がゆいな。

2010年11月19日 (金)

スマートハウスよりスマートコミュニティ

 無料の会員登録が必要な記事だが、太陽光発電と蓄電池を使ったエネルギー消費の効率化は、一軒の家の中でやりくりするスマートハウスより、隣近所をまとめてエネルギー管理するスマートコミュニティの方が効率的とのこと。

 太陽光発電の余剰電力をそのまま売るのは、そもそもが他の家でも電力消費が少ない時間帯なので、近所で太陽光発電をする家が少し増えただけで電気が売れなくなって無駄になる。なので、太陽光発電が普及した時点では、売電するのではなく、蓄電池に貯めておいて後で消費することを考えないといけない。

 この記事では、太陽光発電で発電された電力を自分の家で使い切ろうとすると蓄電池の容量が大きくなりすぎて効率的ではなく、近所の数軒で共有の蓄電池を設置すると、電池の容量すなわちコストが半分ですむらしいことが書かれている。

 むやみやたらに太陽光発電を家庭に設置させるのではなく、こういったシステム的な検討をきちんとしていくことが必要だと思う。

 このような角度から眺めると、スマートハウスってのはいったい何なのかという疑問が湧いてくる。家電メーカーや住設機器メーカーなどの製造・販売側の都合だけのものが多分にあるのではないのか。

テレビ東京のワールドビジネスサテライトに「光の道」で孫社長が出演

 あいかわらず論点をサクッとずらしちゃうのがうまいよね。

 番組の方も時間が限られてるからキャスターなどから突っ込まれる心配もなくて、もう言いたい放題。息もつかせぬホラの連発に、テレビの前でツッコミが追いつかないくらい。
 誰か発言を書き起こして、間違い探しでもしてくれないかな。

Androidスマートフォンが5千円で

 アメリカのハナシ。なので、5千円というより$50なのだが。

 どんな安物かと思ったが、以外とまとも。Verizonのは Motorola製もある。2年縛りで、販売価格は$150だが、購入後に$100の返金が受けられるので、実質的に$50と。トータルで本当に安いのかというと少し疑問なところもあるのだが、Androidってのは、こうゆう方向も含めて広がって行くのだろう。記事にあるとおり、iPhoneにはできない領域ではある。

2010年11月18日 (木)

ソフトバンクがA案かB案かと

 例の光の道で、ソフトバンクが今朝の全国紙に前面広告を出していたのだが、まったく気がつかなかった。広告の内容は、総務省のICTタスクフォースでソフトバンクがプレゼンした資料の6ページそのまま。

 新聞は毎日朝晩すべての記事と週刊誌の広告見出しに目を通しているのだが、全面広告はページを開きかけたところで広告と認識して視野から閉め出してしまうので、まったく記憶に残らない。なので、会社に行ってWebブラウザを開いたところで初めて気がついたのだった。

 Twitterは予想通り賛成する声が圧倒的に多い。事情を把握している人は、何ヶ月も前から繰り返されてきた話題に今さら付き合う気にもなれないだろうから、そういったことでは当然の結果ではあるのだろう。

 tweetを見ていると、表面的な魅力ではB案とは比較にならないA案がなぜ存在しているのか分からないと言いつつB案に投票したとかいうのがかなりの数あった。こいったところは、騙されやすい人、自分の頭で考えようとしない人が世間には多いのだと、つくづく思う。

 日本の将来のことを言うのなら、他人任せにせずに、なぜ自分で考えようとしない?とりあえず「光の道」関係の資料は総務省で公開しているし、考える材料はいくらでも転がってるぞ。

2010年11月17日 (水)

NTT再編議論でアクセス網分離を見送りへ

 総務省で議論されていたNTT再編問題に関して、アクセス網の別会社への分離が見送られそうだという記事

 単純にFTTHの普及率を上げれば良しとしていた意味不明な計画が却下されるのは当然として、FTTHを含むブロードバンドインフラの活用が進まないのは何故かについては、もっと議論すべきではなかったか。その結論があれば、NTTの再編論議も意味があったろうに。

 今年度末には、FTTHの契約数は2,000万に到達するだろう。契約しているのは、固定通信に月額5,000円を負担できる、きわめて高品質なユーザ層だ。
 高品質なアクセスインフラ、費用負担能力のあるユーザ層、世界的に見ても突出した契約数。これほどの規模の市場があるというのに、単純なインターネット接続程度のサービスしか提供されていない。阻害要因は何なのか。

 FTTHの普及率向上は目的ではないはず。もう少し本質を捉えた検討をして欲しかった。

 ・・・だいぶ酔いが回ってきたらしく、文章が整理できなくなってきた。寝る。

スマートハウスに感じる嘘くささ

 省エネ関係でスマートハウスというのが最近話題になることが多くなっているのだが、どうにも嘘くさく感じられてしかたがない。

 たとえばこの記事。テレビで太陽光発電や電力消費の状態を見られるようになっているが、そんなの絶対に使わないだろう。
 太陽光発電の動作状態の監視なんて、故障が発生したときに警告をあげてくれれば十分なわけで、正常動作をしている限りは日常的に発電量を見ていたいなんて面倒なことは、普通の人なら考えたりしない。
 電力消費の状態にしたって、よほどのデタラメな家庭でなければ、無駄な機器に電源を入れっぱなしにしたりしないし、いちいちテレビで電力消費状態を確認するようなマメな人なら、滅多に無駄なことはしないんじゃないのか。そんなことする前にテレビ消せ。

 スマートハウス関係では、家の中にセンサーネットワークを張り巡らせて、電力消費の制御やホームセキュリティに使おうなんてのもあるが、あれもかなり疑わしい。
 センサーネットワークを設置するコスト、センサーネットワークの正常動作を維持するためのメンテナンスコストはどうするのだ。センサーの数が増えれば故障の発生する確率が高くなる。点検無しに放置すれば、何年もしないうちに役立たずになるだろう。技術がいくら発達しても、工場では日常的な点検が欠かせないのだが、一般家庭でそれをやらかすつもりか。センサーネットワークで得られるメリットは、その設置・維持コストに見合うものだとは思えない。

 一年に何万円も節約できるとかでなければ、ユーザの手間を増やすような技術は根本的に間違っている。

NTT東日本の光iフレームが正式サービスに

 1年くらい前にモニター募集をして試行サービスをしていたものが、正式にスタートすることになったらしい。

 販売目標100万台ってのは、どのくらいの期間で達成することを想定しているのだろう。まさか1年とかいうことはあるまいが。

 サービスの月額利用料が210円、端末は24,150円であまりお得感はない。端末をレンタルにすると315円なので、サービス料金と合わせると525円だ。
 配信されるアプリケーションを見ると、たいていはパソコンから無料で利用できそうなものが多く、わざわざ金を払ってまで利用しようと思わせるものはほとんどない。
 コミュニティサービスの方は、かなり普及が進まないと充実してくることは期待できないので、普及を後押しする役には立つまい。

 パソコンを利用しない人がターゲットとしているが、その観点で言うと、この端末には致命的な欠陥がある。要するに何ができるのかが分からなくて、ユーザが自分で買ってみようと思わせるところがほとんど無いということだ。

 新しいジャンルの製品を売り出すには、無料で配布するくらいのよほど強力なプロモーションをするか、ユーザがすでに慣れ親しんでいる何かのおまけにするとかして、とにかくユーザの生活の中に入り込んでいかないと受け入れて貰えない。このままではかなり苦戦するんじゃなかろうか。

2010年11月16日 (火)

2010年版多チャンネル放送実態調査

 10月に発表されていたのだが、今頃気がついた。

 2009年に続く2回目の調査の報告。前回の調査データでは、IPTV=ひかりTVのチャンネル単価が安めであることとか、コンテンツ供給側からはIPTVの市場成長に対する期待があまりないこととかが読み取れて面白かった。

 今回の調査報告はダイジェスト版なので細かい所は分からないのだが、それでも面白そうなところはある。

 5ページにIPTVの加入者予測が出ているが、IPTVと言っても実質的にひかりTVのこと。今年3月時点での調査なので、ひかりTVの加入者が100万に到達した頃のもの。
 この調査は多チャンネル放送が調査対象なので、ひかりTVのテレビサービスの契約数の予測になる。ビデオサービスとか、月額料金ゼロで契約数確保だけが目的のものは含まれない。
 加入者数の予測では、今年度末の平均値が65万となっている。総務省に報告されている昨年度末のIP放送の加入者数が70万だったことから考えると、ほとんど伸びないと見られていたようだ。再来年3月時点の予測値の平均が80万以上になっているところを見ると、少しは期待が出てきているのだろう。
 他方、NTTによるひかりTVの契約数目標が今年度末で140万になっていることと比較すると、かなり数字にギャップがある。ひかりTVの契約者数のうち、実際にテレビサービスを契約しているのは半分ちょっとということ。だが、残りがビデオサービスのみの契約かというと、それも納得がいかない。ビデオサービスの品揃えを最近初めて見てみたのだが、あんなに貧弱では継続して金を払う気にならないだろう。残りは大半が休止状態の契約ではないのか。
 ひかりTVのビデオサービスが寂しいのに驚いたので、アクトビラの品揃えも確認してみたが、同じくらいお粗末だった。これじゃIPTV は盛り上がりようがないわな。

 8ページには、チャンネル単価の分布グラフが出ている。スカパー!とスカパー!e2は、チャンネル単価に衛星のトランスポンダーの使用料が含まれているので単価が高くなっており、有線系のサービスとは比較しづらい。有線系のスカパー!光、CATV、IPTVで比較すると、IPTVが明らかに安めだ。やはりコンテンツを値切っているんじゃなかろうか。

 12月初めには、9月時点での契約数の総務省による集計結果が発表される。楽しみだ。

2010年11月15日 (月)

スマートフォン、欲しいような欲しくないような

 そろそろスマートフォンにしようかと思ってあれこれ調べてみると、やっぱなんだか面倒くさそう。

 やりたいことに対して、標準搭載のアプリだけでは不足するところがあって、アプリを追加しないといけないとか、追加するアプリでも何かしら不具合があって不便を強いられるところがあるとか、目的とすることができそうに見えても実際に買って試してみないと確実にできるかどうか分からないとか。

 不便を覚悟であれこれ試行錯誤して少しでも自分の使いやすい環境を整えていくというのは、PCを自分で組んでいたときにはけっこう楽しんでいたのだが、それもWindows XPの出始めの頃までで、今では面倒という気分の方が強い。

 スマートフォンが新しいデバイスだからと言っても、あらためて試行錯誤をする気にはなれない。ふだん使う機能のほとんどは、買ってそのままで使えるようになっていて欲しいのだが、今はかなり足りないように思う。あるいは、スマートフォンに期待しすぎなのかもしれないが。

 iPhoneやiPadに対してもイマイチ気乗りがしないのは、自分のやりたいことが十分にできないところに原因がある。Appleの提示するユーザインタフェースの思想は面白くはあるのだけれど、それだけでは半日もいじってれば飽きてしまう。

 普通の人が普通の道具として使えること。スマートフォンがその段階に到達するには、まだしばらく時間がかかりそうだ。

2010年11月13日 (土)

猫のキッチンペーパーホルダー

服をクリーニングに出したときについてくるワイヤーハンガーの再利用。

Kc380003

ペンチでワイヤーハンガーをほどいて伸ばして、クリクリッと曲げればできあがり。

2010年11月12日 (金)

自転車で右側走行する人たち

 自転車で右側走行した子供が事故を起こして賠償請求されたことに対して、母親が「右側走行が道路交通法に違反していることを知らなかった」と言っている記事

 自動車の免許を持っていてこんなことを言っているなら問題外。持っていないとしても、50歳くらいなら小学校や中学校で警察官が来て交通ルールを教えられたことがあったはず。知らなかったのではなく、交通ルールを軽視して忘れてしまっていただけ。同情の余地無し。

 自分は自動車の免許を持っていて、自動車から右側走行してくる自転車がどう見えるか分かっているので、自転車で車道を右側走行するなんて恐ろしくてできない。ほんの短い区間でも自転車で右側走行すると、とても居心地の悪い気分になる。

 歩道のない道路を自転車で走っていると、反対から右側走行してくる自転車と遭遇することがある。当然、どちらかが道路の中央寄りに避けないといけないのだが、右側走行してくる自転車に限って道路の端にへばりついて中央に出ようとしない。自転車を降りて歩行者になるならともかく、自転車に乗ったまま進んでくるので、とてもたちが悪い。

 こちらの後方から自動車が接近しているとすると、道路の中央に避ければこちらが危険にさらされることになる。自動車が来ているときに対向から右側走行している自転車が中央に避けるのは非常に怖いことだろうが、だからといって交通ルールを守っているこちらが、違法行為をしている相手よりも危険にさらされるのは不合理だ。

 そういうわけで、こちらから相手の自転車を避けることは絶対にしない。道の端から5センチくらいにピッタリ張り付いてチキンレースを挑む。相手が自転車を止めたら、後方の安全を確認しつつ、相手をにらみつけてよける。

 自転車を止めるところまで行ってしまうのは、だいたいがオバハンなのだが、この記事の人と同じで、自分が事故に巻き込まれるまでどこに問題があるのか理解しようとしないだろう。しょせんは無駄な行為と知りつつ、なんとなく固執してしまう。

 なーんてことを10年くらいこだわっていたのだが、アホらしく思うようになって最近は早めに避けるようになった。

総務省ICTタスクフォースでヒアリング

 「光の道」で何かと話題になっているあれ。第16回会合で行われたヒアリングの資料が上がっている

 各社、それぞれ勝手なことを言っているが、ソフトバンクを除いては議論するネタになりそうな提言が含まれている。ソフトバンクは、いつものように「俺にまかせりゃすべてうまくいくんだから四の五の言うな」式の空疎な主張が並ぶばかり。タスクフォースでの議論が目的ではなく、報道されることで大衆受けを狙っているのが見え見えだが、こういうのに乗せられちゃうのが多いんだろうな。やだやだ。

 NTT問題については、サービス層で開放すべきという主張を取り上げてもらいたいところ。

 アクセス網の光ファイバを開放したところで、どうせ各社ともIP通信を載せるのは同じで、せいぜい値引き競争になるくらい。代償はIPネットワークが多重で構築されることでネットワークが分割され、通信効率が大幅に低下するという無駄。だとしたら、利幅の薄いIPネットワークは日本全国で一つにしてしまって効率化を追求し、付加価値の高いサービス層で競争をさせた方がいい。
 インターネット接続サービスだけのISPは総廃業になるが、とっくに存在意義は失われていたので、いまさら猶予措置も必要無いだろう。退場!

2010年11月10日 (水)

NHK受信料を払わないとBSの確認表示が消えなくなる?

 総務省の発表

 テレビを買ってBSデジタルでNHKを見ると、B-CASの登録を要求する邪魔な表示が出るが、今はB-CASカードの登録をすると消える。

 ところが12月からは、B-CAS登録をした後でNHKの受信契約をしないでいると、契約を要求する画面が出るようになるらしい。

 個人的には受信料はしっかり払っているのでどうということはないのだが、理屈としてはB-CASカードの目的外利用のような気がして、なんとなく不愉快だ。

 B-CASの発行を業務にしている利権まみれの寄生虫会社の排除が叫ばれてきたのに、NHKの契約率向上を口実にB-CASの存続が図られたりしないだろうか。

 受信料を取るならもっと正々堂々とやるべきだ。

 政府もNHKも、日本の将来をちゃんと考えて仕組みを考えればいいのに。

2010年11月 9日 (火)

ひかりTVの加入者数推移

 NTTコミュニケーションズが公表した四半期決算資料に、ひかりTVの会員数の推移が掲載されている。
 年間増加目標の40万に対して、半年で20万。きれいに計画通り。グラフを見ても、凹凸なしに美しく直線的に伸びている。なんだか不自然。セットトップボックスの生産が追いつかなくて長期の加入待ちが発生しているとかでもないかぎり、こうも直線にはなるまいに。不思議ふしぎ。

 他方、NTT持ち株の決算資料ではフレッツ・テレビの契約数も出ているのだが、こっちは年間計画に対して進捗は4分の1と大幅に遅れている。事業の絶対的な規模が小さいからか、これだけ乖離があっても計画の見直しは無し。どうなるかな?

LTEの通信速度で数字遊び

 ドコモのLTE通信サービスがXiという名称で始まったが、ドコモのWebサイトではXiもサービスエリアの検索ができるようになっている。まだ都心のみであるというのは当然として、こういった拡大途中のマップからはセルサイズがよく分かるので面白い。

 都心など人口の多いところでは、FOMAの頃からセルの直径が500m程度になっているとドコモの技術者からは聞いていたが、マップからはXiでも小さいセルは500m以下になっていることが見て取れる。LTEの基地局はFOMAの基地局に同居しているだろうし、周波数帯も同じところを使っているのだから当然ではある。

 セルの直径が500mだとして、軽く数字遊びをしてみよう。

 都市の人口密度は、このWebサイトで調べると、だいたい6,000人/平方kmくらい。直径が500mのセルだと、1,500人くらいいる。携帯電話は1,200台くらい。そのうちドコモが600台。
 セルの全体に携帯電話端末が均一に散らばっているとして、各端末が均等に通信時間を割り当てられるとすると、セルの実効スループットは最大値の半分以下になる。Xiのサービス開始当初は、5MHzの帯域幅で37.5Mbpsが最大なので、実効は19Mbps以下。これを600台の端末で分け合うわけだ。当然だが、みんなが一斉に使えば、使いものにならない。

 携帯電話に限らず、こういった広域ネットワークサービスは、ほとんどの端末が通信しないことを前提にして成り立っている。LTEになったからといって何ら変わってはいない。

モバイルデータ通信の激増は幻想?

 欧州の記事

 スマートフォンの流行で携帯電話網のデータトラフィックが爆発するのでLTEが必要、というのがインフラ機器業界の売り込み文句だったわけだが、実際にはそれほどでもなくて、LTEへの移行を急がなくても現行の3G網で対応できる期間は長いだろうという分析結果を調査会社が発表したもの。

 日本では携帯電話のデータ通信速度が遅いとか速いとかいうことが多くの関心を集めることなのでいまいちピンとこないのだが、欧州では事情が違うのかもしれない。

 北米では、iPhoneの流行でAT&Tのインフラがパンクしたとか、競合のVerizonが自社とAT&Tの通信速度の格差を強調する広告を出したりLTEサービスの急速立ち上げをしたりといったことが報じられていたので、データ通信のトラフィックが急増していると見るのが一般的。
 そのわりにVerizonがLTEで動画放送を始めることを考えているなどというニュースがあったりして、混乱してしまう。販売単価の高いデータ通信を押しやってまでして流す放送なんてあるんだろうか?ひょっとして、帯域が余るという予測でも出てきてるんじゃなかろうかと。

 もうしばらく観測していないと本当のところは見えてこないだろうが、注目しておきたい情報だと思う。

 LTEに関しては、国内のニュースでは相変わらす「LTEが光並み」のデタラメ記事が出ていたりするのだが、こっちはもはや突っ込む気にもなれない。

2010年11月 6日 (土)

PC用スピーカ

 PCのディスプレイを内蔵スピーカのある機種からスピーカの無いDELLのU2410に替えたので、USBスピーカを物色。

 応急処置でTIMEDOMAIN lightを接続していたのだが、操作性の点でいちいち電源スイッチをいじらないといけないのが面倒で楽をしたくなったので。

 安くて評判も悪くないサンワサプライのMM-SPU2SVという製品を購入したのだが、ちょっと聴きには悪くはないものの、なんとなく圧迫感を感じて数分連続して音楽を聴いていると耳から頭のあたりが辛くなってくる。音の善し悪しについては、自分の耳がいいとはまったく思っていないのだが、とにかく辛くて耐えられない。

 音楽はPCでしょっちゅう聴くわけではないし、携帯音楽プレーヤからスピーカ再生することも多いので、ふだんのPC出力はUSBスピーカ、音楽を聴くときはTIMEDOMAIN lightというように使い分けることにした。

 音楽を聴くよりPCを操作してる時間の方が長いので、たぶん環境は改善されたと思うのだが、なんとなく確信が持てないのが悩ましい。

せっかくほめてやったのに・・・

前記事の場所のすぐ近くで、クロージャのあけっぱなし発見。

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しっかりしろよ・・・NTT。
工事担当者は単価値切られてタイヘンだろうけど。

NTTの窓口に突っ込んでおこうかと思ったが、受付はいまだに平日昼間だけ。なんだかねぇ。

2010年11月 5日 (金)

ケーブルテレビ業者の工事品質

 某所で、NTTのフレッツテレビの工事はケーブルテレビ業者より技術が劣るとかいう記述を見たので、ちょっと書いてみる。

 この写真は、ウチの近所で見かけた架線。

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 いちばん下に斜めに走っているのと、ジグザグになっているのがケーブルテレビの同軸。古い同軸ケーブルを更新している途中らしく、ジグザグの山になっているあたりで引っかかっているのが現用の同軸らしい。同じくらいの高さにUSENのケーブルもある。

 最上段は・・・忘れた。電力会社の難視聴対策用のケーブルだったかな?

 で、もともとの最下段でスパイラルハンガーを使っているがNTTのケーブル。

 ケーブルテレビの架線がものすごく行儀が悪いのだが、工事の最中というわけではない。実際には、もう1年以上このまま放置されている。きちんと固定されていないので、他社のケーブルに絡まって事故が起きる可能性だってある。
 もちろん、NTTの工事業者ならこんなことは絶対にしない。このあたりでは、ケーブルテレビの工事業者のレベルはとてつもなく低い。

 架線と宅内配線は事情が違うだろうが、少なくとも工事の品質チェックが別組織で行われているNTTが一般的にケーブルテレビ業者より技術レベルで劣るなんてことは無い。

フレッツ・テレビのスカパー収益が黒字に・・・ひかりTVは?

 このタイトルはあまり正確じゃないんだが、分かりやすくするとこんな感じということで。

 フレッツ・テレビはNTT東西のFTTHによる映像伝送サービスに、スカパーによる放送サービスを乗せたもので、放送サービスはスカパーの子会社であるオプティキャストが運営している。

 今日発表されたスカパーの第2四半期決算の補足資料では、昨年度末の四半期に黒字化したオプティキャストが順調に利益を伸ばしている。事業開始初期の損失を解消するのはまだまだ先だろうが、毎月報告される契約件数の「スカパー!光 接続世帯数」も安定した増加があり、課金世帯数が1年以内に100万を超えるのは間違いない。

 フレッツ・テレビの方はこんな感じでしっかり収益状況が分かるのだが、フレッツ・テレビと混同されることの多いひかりTVはよく分からない。収益分岐点が100万契約くらいだったはずで、今年初めにはそれをクリアしたはずなのだが、いっこうに黒字化達成の発表がない。
 ひかりTVではBS再送信開始のニュースも今日あったが、大勢には影響あるまい。決算報告でどんな説明がなされるのか、楽しみでしかたないのだが。

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