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2010年8月25日 (水)

FTTH 月額1,400円は可能かもしれない・・・未来を捨てれば

 原口大臣&ソフトバンクの「光の道」構想に出てくるFTTH月額1,400円という数字だが、実現不可能かということでは、そうでもないと思う。むしろ、かなりの確度で実現可能だろう。

 メタルの固定電話が月額2,000円弱。光ファイバがメタル線よりどのくらい長持ちするかは、今の時点では分からないのだが、少なくともメタル線より長寿命であることは確実だ。
 設置費用は人件費が支配的であるので、メタル線とFTTHで同じ工法がとれるのであれば、設置費用は同じ。となると、料金の下限は寿命次第。今の光ファイバのアクセス網の工法は、FASコネクタの導入などによりメタル線に近いレベルまで来ていると思われるので、メタル線と同等かそれ以下まで料金を下げられる可能性があると思われる。

 工事単価を無理矢理切り下げられている電話工事の方々には申し訳ないのだが、工事単価が同じくらいとして、寿命の違いにより長期的には固定電話よりFTTHの方が基本料は安くできるだろう。

 そうであれば、1,400円が難しくても今の固定電話よりちょっとだけ安い1,600円くらいなら、実現の可能性は高い。

 月額1,400円が実現できて万々歳と思う人もいるかもしれないが、この計算の最大の問題点は、将来の発展のための設備投資の余裕を切り捨ててしまっていることにある。
 メタル線については、投資の回収が終わってしまっていて、かつ今後大幅な発展の可能性も無いと思われるので、ぎりぎりまで料金が下がっているのだろう。
 対して、光ファイバは投資の回収が始まったばかりで、さらなる発展の余地があるので、新たな投資のための資金も確保できなければならない。そうそう簡単に料金を下げるわけにはいかないだろう。

 こう考えてくると、ソフトバンクのやりかたには不快感を感じてしまう。

 ソフトバンクがADSLによるISP事業で価格破壊をやったのは、ユーザの視点では結構なことだが、ADSLの事業構造そのものまで破壊してしまっている。そのあおりをくらって、他のADSL事業者は、食うや食わずの状態になってしまった。
 ISP事業を放り出して進出した携帯電話事業でも、派手な価格競争を打ち出すことでユーザを集めている。だが、大きな収益を上げているように見えても、基地局の設備投資をカットしていたのでは通信事業者としての存在を自ら否定することになってしまう。
 携帯電話事業は、PDCからCDMA、OFDMと通信方式の革新が続いており、対応して通信インフラの更新、強化が行われている。常に大きな設備投資が必要な状態にある。だから料金の値下げは簡単ではない。基地局整備を怠り、LTEへの移行時期をどんどん先延ばしにしてしまえば、値下げの余地は出てくる。しかし、それがユーザのためになるとは思えない。
 安かろう悪かろうという商売をするのはソフトバンクの勝手だが、それを他社のFTTHにまで押しつけないでもらいたい。FTTHの一ユーザとしても迷惑だ。

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