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2010年5月 5日 (水)

電柱はメタル通信だから混雑してるわけじゃない

 しつこくICTタスクフォースの件。ソフトバンクの資料のスライド番号13,14に、「メタルの道」、「光の道」というのがある。「メタルの道」の写真は、メタル回線であることで、架線がいかに混雑してコスト高になっているかを印象づけようとしたものだが、これもずいぶんと誤解を与えるものだ。単に注意を惹いて笑いを誘う程度ならいいのだが、プレゼンの後の質疑応答でもメタルのコスト高を言うために「メタルの道」のスライドを引用していて、単なる誤解ではなく、誤解を利用することで自らの主張を強引に通してしまおうという意図を感じるものだ。

 「メタルの道」の多くのケーブルだが、半分は設備競争の結果であり、半分はメタルから光ファイバへの移行期にあることによる。

 写真では、最上段に電力系の光ファイバがあり、そのちょっと下にCATVのケーブルがある。これは、電力会社とケーブルテレビによる設備投資競争の成果であり、無くすわけにはいかないだろう。ソフトバンクとしては、アクセス会社に召し上げてしまえと言いたいのだろうが。

 その下には、NTTのクロージャが多数あるわけだが、グレーの幹線系光ファイバのクロージャが3つ。光ファイバのドロップケーブルを引き出すための少芯クロージャらしきものが一つ、メタル用のクロージャが5つある。細いケーブルがもじゃもじゃ走っているのは、ほとんどは各世帯に引き込むメタルのドロップケーブルだ。NTTの光ファイバのクロージャがどのような基準で設置されているのかは知らないのだが、ネクストとネクスト以前のBフレッツでは系統が違うだろうし、フレッツ・テレビが多重化されているものも別系統になっている可能性がある。そうだとすれば、今後の技術革新によっても独立した別のクロージャが設置されるわけで、光ファイバの配線だって、そんなに単純には簡単化はされない。

 ここでNTTの設備がメタルから光ファイバに移行したとして、どれだけ整理されるだろうか。電力ファイバとCATVはそのままで、光ファイバのクロージャもそのままかむしろ増える。もじゃもじゃのドロップケーブルは、メタルから光ファイバに変わるだけで、量は変わらない。黒い大きなメタル用のクロージャはなくなる。しかし、写真では光ファイバのドロップケーブルを引き出す少芯クロージャの数が足りないと思われるので、光ファイバの普及が拡大すれば、もう2,3個は追加されるだろう。

 結局、メタル回線用の大型のクロージャが減って全体としてはもう少しスッキリするかもしれないが、「光の道」のスライドにあるような絵には絶対にならない。

 そういえば、「光の道」にあるような架線はいまでも見られるのを思い出した。周囲数百メートル以内に人家のない広々とした田んぼの真ん中を貫く県道沿いの幹線だ。幹線から近くの集落に少芯ファイバを分岐させるために、グレーの大型クロージャがポツンと設置されているというシーン。
 散歩ついでに近所の電柱をよく観察してみてはどうだろうか。いろいろと気がつくことは多いと思うのだが。

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