Google Chrome って、いいのか?
Google の Chrome OS の記事がいっぱい出ている。それなりに面白くはあるが、要は単なる Webブラウザにすぎない。専用設計なので使いやすさや動作速度は向上しているが、それだけ。
PC使っててもWebだけですべて用が済んでいるのであれば、これでもいいかという気はする。しかし、そういったPC的な使い方以外は、あまり期待すべきじゃないと思う。たとえば、デジタルフォトフレームみたいなものに搭載することは意味がない。
ブラウザ上のアプリケーションというのは、処理速度の面ではものすごく非効率だ。非効率さを、高性能のCPUをぶん回して補うことで、なんとか使えるアプリケーションを提供している。したがって、アプリケーションそのものがオモチャみたいな簡単なものになるか、PC並みの高性能のCPUを搭載するか、といったことになる。
似たようなことは、すでにブームを過ぎてしまった感じがするウィジェットにも言える。最近ではこんなのとかこんなのとかあるが、しょせんグリコのオマケ的なものでしかない。
テレビやデジタルフォトフレームといった処理性能の限られた機器では、ブラウザやウィジェットなどのオーバーヘッドの大きなアプリケーションで価値の高い機能が実現できるなどと期待すべきじゃないと思う。ハード性能を使い切る高品質なネイティブアプリを地道に育てていった方が、結果的に競争力のある製品ができるんじゃないだろうか。
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