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« NTT-NGNのIPv6インターネット接続サービスが認可に | トップページ | NTT-NGN : 認証機能はだれが提供するのか »

2009年8月 8日 (土)

NTT-NGNのIPv6ネイティブ接続で期待されること

 NTT東西のIPv6ネイティブ接続が提供されるのは1年以上先で、具体的なサービスの行方も見えないのだが、ユーザとして期待したいことを書いてみる。

 何と言っても大きいのは、NGNのネットワークを利用した通信とインターネットのアプリケーションの通信を簡単に連携させることができるようになること。
 たとえば、電話で話している相手と写真などの映像データを見せ合うことが簡単になる。
 従来だと、写真を共有サイトに上げておいて、そのURLをメールで送って、電話をかけたらメールで送ったURLを見てと伝えて、といったぐあいにわずらわしい。共有サービスのアカウントも取らないといけないし、なりすましや情報漏れなどのセキュリティも心配だ。
 NGNの電話サービスと連携したマルチメディア通信アプリなら、電話で接続していることで相互認証が終わっていることになるので、その相手と映像データを共有できるようにするだけだ。電話をかけたら、自分の家のPCから相手の家のテレビにデジカメで撮った写真を表示させるというようなことが簡単かつ安全にできる。

 ネイティブ方式では、現在のインターネットの利用で大きな障害になっているNATが無い。NAT越しの通信をするためにあれこれとテクニックを駆使したあげく、それでも100%の接続を保証できないのが現在のインターネット。そんな致命的とも言える状況が解消される。
 以前、NATが無くなるとセキュリティが心配とかいう誤った認識が世間にあった時期があったが、NATをすることと外部からの攻撃を遮断することとは別々のことなので、そこは心配することはない。フレッツで言えば、ネイティブ方式になったとしても、NTTからレンタルされるルータが不正な通信を遮断してくれることだろう。NGNの認証機能と連動してくれれば鉄壁なのだが、それはまた別の機会にでも。

 高速・大容量の通信が安価に利用できるのもありがたい。これまでISPのゲートウェイがボトルネックになってFTTHらしい通信ができなかったのが、新たに提供される網内折り返し機能が期待通りのものならば、ユーザ間の通信ではボトルネックが解消されることになる。帯域保証の無いベストエフォートクラスなので、通信速度の変動に対する工夫は必要だが、平均速度で数十Mbpsだって期待できるだろう。
 注意すべきは、NGNの売り文句になっている帯域保証は、あまり実用的ではないということ。帯域保証のされた通信というのはものすごく高価で、それはNGNでも変わっていない。10Mbpsクラスの帯域保証された通信は、一般消費者が値段を気にせずに使えるようには決してならない。帯域保証は音声電話くらいまでで、それ以外の通信は、あくまでもベストエフォートでやることを考えないといけない。

 このようなメリットは、トンネル方式には存在しない。ネイティブ方式を活用したアプリケーションが流行るかどうかは分からないが、もしそうなればトンネル方式を利用するISPは圧倒的に不利になり、一気に消滅してしまうことだろう。

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