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2009年5月

2009年5月27日 (水)

LTEはブロードバンドになれない

 「次世代携帯は光なみ」とかいう何の根拠もないデタラメな報道は2,3年前からあるが、依然として改まっていない。

 今回は野村総合研究所が発表し、それを無能な記者が何のチェックもせずに記事にしている

 困ったことに、こんなデタラメを真に受けて開発計画を検討しろと言い出す輩がいるので大いに迷惑だ。3GとかWiMAXとか繰り返し出てきているので、そのたびに無駄な騒ぎになる。いいかげんにしてもらいたい。

 LTEで通信速度が上がっているのは、割り当てられている周波数帯の帯域幅が拡がっていることと、電波の通信条件が良い場合に変調方式を変えて無理矢理ビットレートを上げていることによる。
 変調方式の方は、基地局に近い非常に限られた好条件の下でしか、最高速度は出ない。これはもう、物体の移動速度が光速を超えられないのと同様、情報の伝達速度は物理法則として制限されているのだから変えようがない。携帯電話のシステムとして実用上は最高速度の4分の1くらいだろう。実際上は、現在とたいして変わらないのではないかと思う。
 帯域幅については、現状より広い帯域が割り当てられるのだからその分だけ増えるのは確かだが、基地局は隣接する局との間で帯域を分け合わないといけないのだから、一つの基地局がすべての帯域幅を使えるわけではない。何分の一かになる。
 さらに、一つの基地局のエリアには多数の利用者がいて、通信帯域を分け合う。都心などであれば、数百から数千、あるいは1万もの利用者が含まれているかもしれない。現状は、ほとんどの利用者が通信をしないことによって、かろうじてサービスが成立している。都心の駅の近くなら携帯電話を操作している人の割合が多そうだから、百人単位の利用者で帯域を分け合うことになるだろう。

 結局の所、通信速度を上げるのに本当に有効なのは帯域幅の拡大ぐらいで、たかだか4倍とか6倍とかいった程度で、それとても個々のユーザがちょっと多めに通信するようになればチャラになってしまう。現在、都心などで混雑しててやたら遅くてぜんぜんつながらないとか文句を言われているエリアが、どうにか使いものになるくらいだと考えておいた方がいいだろう。

 LTEが超高速であるためには、ほとんど使われずに少数の利用者で占有できることが必要だ。しかし、そうなると利用者のコスト負担はものすごく大きくなる。ビジネスとしてはあり得ないだろう。

 LTEの通信速度に関する実態はこんなもんだが、野村総研の記事にはもう一つ大きな嘘がある。それは以下のくだり。

「上りの通信速度の高速化によって、携帯電話やカメラで撮影したハイビジョン映像をその場からネットを介して発信するといったことも可能になります。たとえば、子供の運動会の映像をハイビジョン撮影しつつ遠隔地の祖父母にライブ配信し、大画面テレビを使って臨場感あふれる映像を楽しむと いったシーンも実現するでしょう。」

 なんでこんな無責任なホラを吹く。

 ハイビジョンの映像を送るほどの帯域が確保できないのは、上に書いたとおり。運動会で何十人もビデオ撮影しているのだから、それこそ運動会の会場に専用の基地局をいくつも設置しないことには間に合わない。その基地局のコストを誰が負担するのだ。

 もう一つ大きな問題は、無線による高速通信にはそれなりのエネルギーが必要になることだ。今の携帯電話だって、大量のデータ通信をすれば、音声通話よりはるかに早く電池がカラになってしまう。ハイビジョン映像を送るなら、それに比例した容量の電池が必要になる。背中に大容量電池でも背負うつもりか。ここで燃料電池を持ち出したら、さらに大嘘を重ねることになるから要注意だ。燃料電池は、発生するエネルギーの半分が熱になる。熱を温水として利用できる家庭用ならともかく、携帯用の燃料電池は原理的に効率が悪くて実用性は低いのだ。携帯用の燃料電池を持ち出すような会社は、まず疑ってかかった方がいいだろう。

 海外でのLTEの扱いは、あくまで増大し続けるデータ通信の混雑の解消手段でしかない。なんでまた国内では、こんなノーテンキでデタラメな未来図がまかり通るのか、まったくの謎だ。

2009年5月26日 (火)

ISPは本当に努力しているのか?

 このブログを登録しているココログが、@niftyとのアカウントの統合を進めている。単一のアカウントでいろいろなサービスを利用できるようにすることが目的なのだが、いまごろそんなことしてんのかよ、って感じだ。

 でもって、ココログの登録はすでに@niftyのアカウントに切り換えているので、@niftyのメールを見たあとでココログの管理画面に入ろうとすると、認証画面なしにいきなり管理画面に入ることができる。
 これは期待される動作なのでOKなのだが、問題なのは、ときどき認証画面が出ることがあること。ついさっき@niftyのIDとパスワードを入れたばかりだというのに、ワンストップサービスを提供するために@niftyのIDとパスワードでログインしろと表示されるのだ。もちろん、ものすごく腹立たしく感じる。

 先頃総務省にNTT東西から認可申請が出されたIPv6インターネット接続の問題では、ISPのインターネット接続サービスの存在意義が問われている面がある。ただ単にインターネットに対して接続するサービスなんて、IP通信がNTT東西のサービスとしても一般化してしまった今となっては、ISPが提供する意義はとっくの昔に失われている。そんなことはISP自身も認識していて、IP通信のバラ売りではなくアプリケーションサービスで生き残りを図ろうとしているはずなのだが・・・なんだこの動作は? やっぱり危機感が致命的に欠けてるんじゃないのか?

2009年5月20日 (水)

NTT東西がIPv6インターネットサービスの認可申請

 NTT東西がIPv6インターネット接続の約款変更を申請している。

 別紙として添付されている図によると、IPv4と同様のNAT&トンネリング方式と、代表ISPによるネイティブ方式の並列提供になっている。絞りきれずに両方式を並列で提供と言うところか。

 技術的な詳細は不明だが、現在のISPのシェアからすると、大半のユーザはネイティブ方式による接続となる。これはまぁ結構なことだが、NATになるISPのユーザはどうなるのだろうか。今のところ、NATが障害となるメジャーなアプリは無いのですぐに問題になることは無いだろうが、将来問題になるときが来るかもしれない。それがISP終焉のときとなるか。そんなアプリを早いところ立ち上げたいものだ。

'09/3末でひかりTVとフレッツ・テレビの合計が63万

 NTT持株の5月の社長会見が公開されている。それによると、3月末でひかりTVとフレッツ・テレビの合計契約数が63万だったらしい。

 ひかりTVは、3月11日に50万契約をクリアしていた3月末のフレッツ・テレビ/スカパー光の契約数は約10万だった。よって、ひかりTVは3週間で3万増えていることになる。

 3月までの半年の間は、ひかりTVは毎月4万増くらいのペースだったので、その勢いはまだ続いていたということになる。このペースが1年間続けば、目標としている100万契約が予定より早く今年度末には実現できてしまうのだが、どうなるだろうか。大幅な会員増が始まってからまだ半年ちょっとなので、利用が定着したかどうかは、もう少し見守る必要があるだろう。

2009年5月10日 (日)

フレッツ・テレビのスカパー!光とスカパー!e2の料金比較

 NTT東日本のフレッツのサイトに、フレッツ・テレビ関連の料金比較があるが、e2の料金がチャンネルパックではなく単チャンネルで計算されていて比較対照としてよくないので、勝手に比べてみる。

 スカパー!光のパックコースに相当するのは、e2では基本パック(3,570円)だろう。これで計算すると:

スカパー!e2 = 基本料(410円)
         + 基本パック(3,570円)

スカパー!光パック = 基本料(410円)
              +チューナーレンタル費(315円)
             +パック視聴料(3,550円)

スカパー!光パックセレクション= 基本料(410円)
                    +チューナーレンタル費(315円)
                   +パック視聴料(2,950円)

以上の内訳により合計は:

スカパー!e2 = 3,980円
スカパー!光パック = 4,275円
スカパー!光パックセレクション= 3.675円

となる。スカパー!e2はスカパー!光のパックコースとパックセレクションコースの中間だ。
スカパー!e2基本パックとスカパー!光のパックに含まれるチャンネルは微妙に違うので、単純にどれが安いとかは言えないのが難しいところ。

 個人的には、見たいチャンネルはいずれのセットにも含まれているので、スカパー!e2はスカパー!光よりも割高に感じる。さらに、e2はチューナーを借りていないのだから、割高感はいっそう強まる。
 そういう不満はあるのだが、e2では裏番組録画も含めて市販のレコーダーで簡単に録画できることがキーポイントとなっていて、e2を選択してしまう。

 結局のところ、単純にチャンネル数の多い少ないではなく、自分が見たいチャンネルがあるかどうかで判断すべきなのだが、スポーツなど特別な嗜好が無いかぎり、すっきりとした損得計算はできない。まぁパックセットの存在意義はそんな明確な判断基準が無い人のためにあるんだろうし、はっきり計算できないからこそ、それぞれのサービスが併存できるのだろう。

ハズレ家電:東芝冷蔵庫

 20年以上前に買った冷蔵庫だったが、使い始めて3年ぐらいしたあたりから、内装のプラスチックが薄くなった感じで浮いてきて、ペコペコした感じになってしまった。いつか割れるんじゃないかと思っていたが、意外にも10年以上そのままの状態で使い続けることができた。

 結果的には、冷蔵庫としての機能に問題は無かったのではあるが、内装が割れたらすきまから染みこんだ液体のせいで火事にでもならないだろうかと、心配事を抱えることになったのはよろしくない。

 無償修理の期限は切れていたし、内装の交換となれば高額の修理費を請求されていただろうし、修理のために冷蔵庫をサービスセンターに送り返すとなれば、その費用も大きい。気まぐれで修理を依頼してたりしたら、費用などの交渉で大きなストレスになっていたことだろう。二度と買うもんかと思うようになっていたかもしれない。

 ハズレが続いたわけじゃないので、東芝製を忌避することにはなっていないが、教訓として5年程度の長期保証をつけることにしている。

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