2017年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
無料ブログはココログ
フォト

« 2008年10月 | トップページ | 2008年12月 »

2008年11月

2008年11月 9日 (日)

NTT-NGNのIPv6 NATはユーザ不在だ

 一般にはあまり話題になることが無いが、NTT NGNのIPv6アドレスとISPが配布するIPv6アドレスとをどう共存させるかが問題になっていて、総務省の発表している資料(※)によると、NTT東西とISPとの協議で、NTT NGNがIPv6 NATを使う方向でまとまりつつあるように見える。

インターネット政策懇談会 第7回資料7-1の10~15ページ、資料7-2の14ページ

 現在、ISPが担っているインターネット接続というサービスをIPv6でも存続させるために、NGN側のIPv6通信にNATを介在させようとしている。これはもう、愚かどころかユーザの利益を大きく損なう暴挙としか言いようがない。

 今のIPv4のインターネットでは、ユーザの家庭のネットワークとインターネットとの間にNATがあるために、ユーザ端末間の直接通信が困難になっている。アプリケーションではNAT越えのためにあれこれと回避手段を講じることが必要になり、アプリ開発が面倒になるどころか、必ず接続できることが保証できない。このためアプリの発展を大きく阻害している。

 このような方式にすると、次のような3つの大きな問題ができる。

●通信の非効率性
 ISPのネットワーク設備は、あたりまえのことだが、NTTのような通信キャリアを超えられない。超えられないどころか、大きく劣る。アクセス網がFTTHで1Gbpsになったとしても、連続して通信し続けると10Mbpsも出ない状態が残る。札幌で隣の家と通信するにも、東京の大手町を経由するという無駄をすることになる。
 ユーザはFTTHに高い金を払っても、ISPのためにFTTHの能力を使うことができない。

●アプリケーション発展の阻害
 一般の人にとってインターネットと言うとメールかWebブラウザしか出てこない貧相な状況を生み出したことの一因は、NATにある。NATは、エンドユーザ間での通信を行うアプリ開発を難しくする。Skypeやオンラインゲームなど、技術的な工夫を重ねているものはあるが、一般ユーザにとっては依然として敷居が高い。ユーザ間の直接通信ができないために、GoogleやYahooなどの外部の巨大サービスに依存させられることになる。

●世界の発展から取り残される
 通信キャリアとISPという2重構造が大きなシェアを残しているのは、世界中を見回しても日本と英国くらいしかない。英国では、2重構造を厳しく強要された British Telecom が積極的なサービス拡大をためらい、他のEU諸国に比べて先進サービスへの挑戦が遅れている。
 FTTHのような最初からIP通信ができることを想定した通信手段を直接家庭に提供している状態で、通信キャリアがインターネットアクセスを提供していないのは日本だけだ。日本はFTTH普及というハードで先行したものの、欧米はもちろん東欧やBRICS諸国でもFTTHサービスが拡大しつつあることで、先行性は薄れつつある。それどころかアプリケーションで一気に追い抜かれようとしている。

 この問題については、以下のような記事もある。

「2010年、本当にプロバイダビジネスは崩壊するのか?」

 記事中、『あるプロバイダ関係者は「NTT側も、この問題が顕在化することは、NGN構築当初から理解していたはず。始めからネイティブ方式ありきだったのでは」と疑念をぬぐい切れない様子。』とあるが、このプロバイダの認識は根本的に間違っている。

 もともとISPは、各家庭が通信手段としては電話線しか持たない状況にあったときに、音声回線上のアプリケーションとしてインターネットへの通信手段を提供するサービスであった。IP通信の利用が発展して各家庭にIP通信回線が提供されるようになれば、そのようなサービスは不要になる。最初から分かっていたことなのに、あらかじめ準備できていないのは、彼ら自身の責任だ。それなのに、ISPは不要になったサービスを存続させるために、サービスの非効率性というコストをユーザに負わせようとしているのだ。

 橋のない川に渡し船を始めたのがISPだ。橋が無い時代に果たした役割は大いに認める。だが、川を渡る利用が増えれば橋が架けられるであろうことは誰でも予想できる。今、FTTHという往復各3車線もあるような立派な橋ができたというのに、ISPは渡し船をトレーラに載せて運用し、ユーザに対してあくまで渡し船に乗ることを強要しようとしている。狂気の沙汰だ。

 気になるのはNTTが何を考えているかだが・・・。NATを入れることでネットワーク側のサポートがなければユーザ間の直接通信ができなくなる。ネットワーク側すなわちNTTだ。NTTとしては、ユーザから金を取る機会が増えると見て、むしろ歓迎しているかもしれない。ちょっとひねくれすぎた見方だろうか。
'09/3/5 追記 : ここはちょっと煽りすぎた。インターネット政策懇談会では、あらたに「案4」が出ている。ネイティブアクセスとISPをなんとか両立させようとした苦心が感じられるものとして評価したい。

2008年11月 6日 (木)

玄関土間にムカデよけの衣類防虫剤

 家の裏が竹藪や雑木林になっているせいで、ムカデが入ってくることがたびたびある。夏になると、毎週のようにみかけていた。

 10センチもあるムカデが珍しくないので、これを家の中で見つけるだけで大騒ぎになるが、間違って刺されたりしたらひどいことになるので、いろいろと対策をしていた。家の回りに殺虫剤を撒いたりしたが、時間とともに効果が弱くなるし、多少弱るだけで入ってくるやつもいる。一年間有効と称した数千円するムカデよけの粒剤も試してみたが、これもいまひとつ。

 どうしたもんかと思っていたら、どこかのWebページで衣類防虫剤をムカデよけに置いているという記述をみつけて、ためしにやってみたら効果てきめん。置いた日から家の中でムカデを見かけていない。この夏は、ムカデ無しで乗り切ることができた。

 最初は窓など開口部すべてに置いていたのだが、どうやら玄関だけ置けば良さそうなことも分かった。築十年とはいえ、それなりに気密性は高いということか。
 玄関の土間の部分に、和紙包装で2粒入りのパラジクロルベンゼン剤を4包くらい置いてあり、これで2,3ヶ月はもつ。
 土間の段差は40センチくらい。この窪んだ空間に昇華した薬剤がたまり、玄関ドアのすきまから外に出て行くことで、ムカデが近寄らなくなっているのだろう。
 防虫剤の健康への影響が気になったが、量が少ないので匂いもせず、他の部屋はしっかり換気しているので、問題無いと考えている。

 防虫剤なので部屋の中に置いておくとかは向かないだろうし、ゴキブリの殺虫剤みたいな強い効果は無い。玄関のような低く窪んだ空間のある出入り口に適した対策だろう。うちの場合、玄関がムカデのほぼ唯一の進入口だったために、効果絶大になったと思われる。
 似たような環境なら、手軽で安上がり、効果も高い。試してみて損はないと思う。

2008年11月 5日 (水)

電動シェーバー買い替え

 シェーバーが突然動かなくなったので、あわてて買い替え。今日は近所のコンビニでカミソリを買ってきてもらって剃ったが、カミソリ負けで肌が傷だらけになった。会社のトイレで鏡を見たら、クビのあたりに赤い傷跡がポチポチとなっててびっくりした。カミソリの剃り心地は悪くなかったのだが、もともと肌が弱いので。
 このコンビニってのはヤマザキなのだが、カミソリについていたキャンペーンの懸賞の締め切りがなんと2003年の2月。おそらくは2002年冬の製造だろう。すげぇ。

 シェーバーは、Amazonのお急ぎ便で朝注文したのが夕方には到着した。便利なもんだ。買ったのは、前の機種と同じ日立のロータリーシェーバー。いろいろ試したのだが、ちゃんと剃れて肌荒れが少ないのは、これしかなかった。
 最初に使ったのは、3cmくらいの円形の外刃の内側で放射状の羽根車みたいな内刃が回転する原始的なタイプ。剃り残しが多いし、剃った後の感じも良くない。このタイプを何種類か試したあと、松下のリニアとかいう内刃が左右に往復するヤツを買った。しかし、剃った後がヒリヒリして、いつまでたっても慣れないので、速攻でボツ。ブラウンのシェーバーも同様。続いてフィリップスのリフト&カットとかいう、ヒゲを持ち上げて切ることで深剃りができると称してるヤツ。刃がドーナツ型に見えるヤツなんだが、ヒゲがなかなか剃れないうえに、深剃りどころか中途半端な剃りしかできない。痛くないので、なんとなく2機種くらい使ったが、結局ボツ。最後に出会ったのが、日立のロータリーシェーバー。最初はもらいものだったのだが、意外にそこそこ剃れて痛くもならないので、すっかり気に入った。今回の買い換えで3台目になる。

 まぁ、いろんな機種を試したわけだが、kakaku.comのランキングを見ると、日立のは低い方で、苦手なブラウンのが上位になってたりする。結局、ヒゲの質とか肌の強さの組み合わせで個人ごとに相性があるのだろうと思うのだが、このあたりをもう少し体系化してくれれば、シェーバー選びで試行錯誤しなくて済むと思うのだが、どんなもんだろうか。

2008年11月 2日 (日)

省エネ温度 28℃ の謎

 エアコンの省エネ温度は冷房が28℃、暖房が18℃と。その数値自体も生産効率の面から見た場合は疑問があるのだが、さらにわけの分からん運用がされているケースに出会うことがある。

 某所に打ち合わせに行ったときのこと。PCが多数設置してあるオフィスでは、室温が高くなりがちなわけだが、外気温が20℃以下になってるときに、室内の空調設定が28℃の冷房になってるってのは、どうゆうことよ?
 室温28℃ってのは、作業効率が大幅に落ちないというだけで、快適温度である25℃に比べれば、確実に作業効率が低下する。ふつうに換気をしっかりすればいいものを、わざわざ28℃固定の冷房にしている。空調システムも、室温が目標温度になっているので、送風量が低下して空気の流れが少なくなって息苦しさまで感じる状態になっている。

 無意味な数値を墨守する官僚的な愚かさという以前に、経済感覚の鈍さは営利企業としてむしろ危険を感じる。

2008年11月 1日 (土)

Improvement を Innovation と言い換えることの愚かしさ

言うまでもない。

感覚を鈍磨させ、Innovation を生み出そうとする意欲を殺してしまう。

何もしないよりもさらに悪い。

« 2008年10月 | トップページ | 2008年12月 »