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2008年5月29日 (木)

ひかりTVとスカパー!光の価格から見えるもの

ひかりTVの多チャンネルサービスは、月額2,650円。
スカパー!光の安い方のチャンネルパックは月額 3,950円。
ここから見えてくるものについて、考えてみたい。

チャンネル内容は、ひかりTVがBSデジタルのパススルーをしていないことを除けば、同じくらいと見ていいだろう。であれば違いはコストだけか。

乱暴だが、両者の設備コストやコンテンツの調達コストに大差が無いとすると、差額の1,300円が、双方の損益分岐点(ひかりTVが100万契約、スカパー!光が25万契約)の差になっていると考えられる。その意味では、ひかりTVは大安売りであるとも言える。(ただし、ひかりTVは普通のテレビでは直接受信できないので、無条件にはオススメ出来ない。)

ひかりTVと欧州のIPTVを比べると、欧州のIPTVはブロードバンドとのバンドルサービスになっていて非常に安いので、ひかりTVの方が高い。ひかりTVがFTTHだから高いというのではない。実際に France Telecomでは、FTTHのブロードバンド&IPTVのバンドルサービスがあり、これはNTTのBフレッツ&ひかりTVより安い。欧州を基準にするなら、ひかりTVは月額2,000円以下になっていい。

ひかりTVがスカパー!光より安いのは、FTTHを普及させるための手段としての戦略的な値付けで、NTTグループが提供しているサービスだから可能になったのだろう。NTTぷららとしては、冒険的な値付けだと思うが、4thMEDIAなどの失敗があったから受け入れざるを得なかったところもあるかもしれない。
欧州のIPTVに比べると高いのは、ひかりTV単独で事業としなければならないNTT法の結果だろう。
この2つのバランスによって、ひかりTVの月額費用は微妙に中途半端になっている。普及するかどうかも中途半端だ。この中途半端さを解決するためには、NTT法の改正が必要なのだが、それは簡単にはできまい。このことが、日本のIPTVの発展を阻害する要因の一つとなることだろう。

まぁ、そんなことを考える以前に、日本のデジタルテレビでは私的複製の制限だのダビング10だのといった世界でもまれな不自由さがあり、IPTVの本来の柔軟性というか発展性とは無縁の絶望的な状態にあることの方が大問題なのだが。

なんだかんだ言ったところで、日本のデジタルTVとIPTVは世界の動向に背を向けて引き籠もり状態になりつつあり、いかんともしがたい。個人的には、ひかりTVの安さにひきずられて、スカパー!光やCATVの値段が下がることを祈るのみ。

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コメント

アミックスコム( http://www.amixcom.jp/ )の「コミパック+光IPでんわ」のトリプルプレイコースが月額4568円 とお得な値段。

Bフレッツとスカパー光もこのような値段で出せないものかな?

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