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2007年8月

2007年8月30日 (木)

IPTVはNGNじゃない

NGNについては、なぜか国内ではIPTVが真っ先に取り上げられるという、とんでもない誤解が定着してしまっている。報道の方も、分かってないのか、大衆迎合をしたいのか、同じ調子のものが多い。たとえばこのコラム:

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070824/280291/

NGNの導入に関しては、欧州が標準化活動からして先行していて、実サービスの展開も着々と進めている。日本がNGN先進国でないことは言うまでもないこと。そこまではいい。それに続けて、なんでIPTVの話が出てくるのか?

IPTVは、通信事業者にとっては、あくまでおまけ的なサービスである。帯域を売ってなんぼの通信事業者にとって、IPTVは非常に効率の悪い商売だ。たまたま余裕のある帯域を有効利用するのならいいが、それをメインにしては儲からない。利用者にとっては、テレビ放送がRFで来ようが、IPで来ようが、使い勝手さえ良ければいいのである。実際にはRFの方が使いやすいのだが。

そもそもIPTVは話題性や思惑が先行しているだけで、それが有望かどうかなんて、まだわかりゃしないのだ。大きな市場で見ると、既存の放送が充実している地域では、IPTVは成功していないし、今のところ成功する見込みは出てきていない。北米では、ケーブル事業者が圧倒的に優勢で、通信事業者もVerizonがRFだ。AT&TのIPTVは、とても成功しているとは言い難い。BTにしたって、放送は地上波主体で、補完的にIPをやってるだけ。地域ごと、事業者ごとにサービス内容がばらばらな状況の現在のIPTVが、標準化活動であるNGNとどう関係すると言うのよ?先行がどうのと言ってもしかたないでしょ?

個人的にはIPTVサービスなんて、個別の通信事業者が自社の閉域網内で提供するサービスなんだから、標準化なんてたいして重要じゃないと思う。スポンサーが広告を出す場合の仕様を統一するとかいう話があるかもしれないが、ユーザの立場からはどうでもいいこと。

IPTVっていうのは、IPによる放送じゃなくて、IPに接続されたTVで何が出来るかを主眼にすべきだ。日本ではIPによる地デジ再送信が話題になっているが、これはどうでもいいことで、そもそもケーブルや地上波放送なんかが充実している日本国内では、IP放送はニッチに終わるだろう。

通信事業者がトリプルプレイのために帯域拡大を進めているというのもおかしい。RFでやっているVerizonがインターネットアクセスの帯域を拡大し続けているのはなぜか?IPTVのためじゃないことは明らか。インターネットアクセスに対するユーザの帯域要求が強くて、サービスの差別化になるからだ。IPTVが主な理由ではない。

IPTVをメインにしてNGN戦略を論じていたのでは、未来は無い。なんとかしてくれ。

2007年8月24日 (金)

無線通信は速くならない

WiMAXや4Gなど、携帯電話網の高速化の話題がニュースなどに頻繁に出ているが、それにともなって、高速通信の面でも有線通信を置き換えることができるかのような誤解が広がっている。

情報を伝えるには、それなりのエネルギーが必要だ。無線は、エネルギーを空間にぶちまける方式であり、1対1の通信では有線に比べて効率が悪い。局から端末へ放送するような一方向の通信であれば、基地局の出力を上げればいいが、端末から局に向けては、端末の電源容量の問題から出力を上げるのは難しく、したがって通信速度も上げられない。100Mbpsで通信できても数分しか持たないのでは、実用性は皆無だ。

また、電波通信はシェアドメディアであり、ユーザ数が増えればユーザあたりの通信速度は低下する。1Gbpsが実現できたとしても、半径2kmのセルに端末が1000個あれば、1端末あたり1Mbpsにしかならない。流行れば流行るほど品質が低下する。

こんなことは情報科学の入門レベルの常識であるのに、製品やサービスの開発に関わる技術者がまったく理解していないケースを多く見るにつけ、日本の技術者のレベルはなんと低いことかと情けなくなってしまう。責任者にあたる人が、「これからは携帯電話が速くなるので、社内LANは要らなくなりますよ」などと公言するのは、その会社の技術レベルの低さをさらけ出しているようなものだ。

責任の一端は無責任な報道にもある。技術系の記事で「光なみの通信速度を実現」などというでたらめを平気で書き散らしている。毎日のように目にすると、ついつい刷り込まれてしまうのだろう。もっとも、製品に関わる立場にありながら、そのようなデマを頭から信じてしまうような技術者も情けないのだが。

誤解が頭にしみこんでしまった人がいると、何かを議論する際にとんでもない時間のロスになる。ロスぐらいならいいが、責任者が誤解していると、まともな結論に到達するのも絶望的だ。

米国なんかは、通信事業者の垂直統合が進んでいるためか、わりとまともに通信手段の適切な使い分けが考えられている。ひょっとしたら、日本の産業をダメにしようとするアメリカの陰謀が報道機関にデマを流させているのでは。などというデマでも流してみるか?

2007年8月18日 (土)

定向進化の落とし穴

コンピューター関連製品の移り変わりを見ていると、生物の定向進化を連想することがある。大型化や複雑化など、進化の方向性ができてしまうと、ある時点からは生存競争での優位性に大きな効果がないにもかかわらず、同じ方向に際限もなく進化してしまい、ついにはわずかな外乱で滅びてしまうという。

たとえばノートパソコン。東芝のラップトップやダイナブックは画期的な製品だったと思うが、最初の製品が出た時点で、すでに定向進化のスイッチが入って滅びが見えていた。使い勝手からは、むやみに小さくすることはできない。機能自体は集積が進むが、パソコンとして必要とされる機能セットは決まっている。集積を進めている段階では、集積すること自体が他社差別化のポイントとなるが、ある程度まで進めばパソコンの機能セットを誰でも組み込むことができるようになり、差別化できるポイントが無くなる。いま、ショップブランドのノートPCがあふれているのがその証拠だ。AVパソコンとか称してテレビや録画機能を取り込むのは、しょせん専用製品には勝てないので、無駄なあがきにすぎない。テレビとPCを組み合わせて新しい使い方を生み出す、とかいうのは、使い勝手を複雑にしているだけで、やはり定向進化の一種にしか過ぎないことを認識すべきだ。ニッチな技術や企画に逃げるのではなく、コモディティとして生きる努力をするのが本道だろう。

たとえばHDD。小型化という定向進化はIBMが発明した時点で始まっていた。当然終わりが来ることも見えている。小さくするのにも限度があるのだから。10年以上前に、HPがキティホークという超小型のHDDを製品化したが、技術者の多くは、あれを見て終末を予感したのではないだろうか。

たとえばHDDレコーダ。ビデオデッキの時からの定向進化だ。決して新しい製品ではないというのは、一般ユーザの方が理解していることだろう。この製品の本質は、主にテレビ番組を記録保存すること。編集機能の高度化や嗜好学習などは本質ではない。機能の複雑化という定向進化に陥って、消費者をおいてけぼりにしている。

挙げつらえばきりがない。定向進化というのは、意志決定をしなければならない責任者にしてみれば、実に楽な選択だ。しかし衰退に向かう道であり、危険極まりない。コモディティになって物量戦になってもやりぬく覚悟があるなら別だが。定向進化が始まったことを察知できない、察知しても対策を打てないような会社は危うい。

2007年8月17日 (金)

スカパー!光 その2

エリア確認の表示が、9月1日からサービス開始予定に変わった。

が、まだ申し込みは始まらない。工事の事前確認やらなんやらで、申し込み受け付けから実際のサービス開始までは、1週間くらいはかかるはず。Bフレッツのときだって、サービス開始のはるか前から申し込みは出来たし、サービス開始日の2週間くらい前には、工事日時の調整が済んでた。その結果、このエリアでのサービス開始日の当日から利用できたわけで。このままだと、9月1日開始だけど2週間くらいは誰も使えません、なんてことに。

オプティキャストマーケティングは、NTT東西が半分近く出資して営業協力してたはず。テレビCMを派手に打つのも結構だけど、実際のカスタマとの接点もきちんと運用すべき。せめて、Bフレッツの時みたいに早めに申し込みを受けるとか、受付開始日くらい示すとかした方がいいんじゃないの?

2007年8月 5日 (日)

スカパー!光

このあたりも、9月1日からスカパー!光開始予定との発表があった。
地元のCATVとの契約は、もう10年以上になるのだが、サービス内容やり料金に不満があり、スカパー!光のサービスが始まった当初から、乗り換えたいと思っていたもの。

とはいえ、スカパー!光には、なんとなく熱意が感じられないのが気になる。
サービスエリアの拡大をするなら、ふつうは先行予約とかするものじゃないのか?
工事担当の手配なんか、1ヶ月前くらい前からやらないと調整つけられないんじゃないだろうか。

Bフレッツの工事が大忙しで、実は人手が回らないのかもしれないけど、テレビのCMや新聞の折り込み広告で金かけてるわりに、盛り上げ方がいまいち。

ハバネロ:赤とオレンジ

ハバネロ、赤、オレンジどちらも熟し始めた。
070805_103101_2  赤の方の形が変わっていて、そらもう激怒してますってな感じ。

辛さも、なかなか強烈。オレンジの方は、ヤキソバに1個入れてもなんとか食べられるけど、赤の方は4分の1でも強烈。

フレッシュな香りを楽しみつつ、冷凍保存分も十分確保できそうなくらい、いっぱい実りつつある。

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