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2016年12月 6日 (火)

MH1210Wで燻製の温度管理を自動化してみる

 ベーコンやハムを燻製するときは、スモーカー内の温度を60℃より少し上になるようにしているが、やはり面倒だ。
 煙を出すのにスモークウッドを使っているが、着火したばかりのころは発熱量が小さく、温度を維持するためには電熱器で加熱してやらないといけない。しかし、1本使って煙が出終わる頃には大きな熾火のような状態になって熱がかなり出るから、電熱器を切ってやらないと温度が上がりすぎる。ちょっとばかし面倒なので、自動化できたらいいなと感じることはある。
 もっとも、朝から晩まで燻煙していても使うスモークウッドはせいぜい3本なので、電熱器をON/OFFする作業なんてたかだか10回くらいしかないので、どうしても自動化したいというほどでもない。

 そんな具合で放置してきたのだが、Amazonで温度コントローラを検索していたら、中華製のMH1210Wというデジタル式の温度コントローラが2千円以下で買えるのを見つけた。ダメ元で購入してみると、機能的には必要十分だし温度測定の精度も悪くない。

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 耐久性という面での品質はこれから確認しないといけないのだが、こんな小さいので600Wの電力をちゃんと入/切できるのかという不安は若干ある。その不安に対しては、これまで使っていたデジタル温度計のアラームで監視するという二重化で対応することにした。

 古くなった家電を捨てるときにとっておいた電源ケーブルやら手持ちの差し込みピンなどを活用して、温度コントローラーボックスをでっちあげ。追加で購入したのは、容器のタッパーとコンセントボディで300円。安い。

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 MH1210Wに添付されていた取扱い説明書は英語のみだったが、技術的な間違いや英語としておかしいところが多々あった。機能的に単純なので、説明書から推測して動作確認すればだいたいは分かるのだが。
 自分としては、取扱説明書は電子ファイルでしか保存しておかない主義なので、日本語の取説の電子ファイルを作成することにした。

 もしGoogle検索などでここにたどりついた人がいたら、勝手に持ってってもらってOKです。内容の正確さには責任を持ちません。間違いの指摘は歓迎します。

2016年12月 5日 (月)

ベーコンの仕込み : 塩抜き中

塩漬けを10日間した後、塩抜き中。

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寸胴鍋に流水。オーバーフロー気味にしつつ、同時にシリコンチューブを使って底面排水をしている。

これのまま6時間くらい塩抜きをしたら、次はピチットシートを使って乾燥。

2016年11月25日 (金)

ベーコン:塩漬け中

 ベーコンを塩漬け中。塩分を均一に浸透させやすいので、自分はピックル液でやっている。

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 ピックル液の配合は適当そのもの。

 2枚のバラ肉を3等分して6ブロック(1.5キロ/ブロック)にしたものを1個ずつビニール袋で漬け込むのだが、1個あたりピックル液を1リットル使う。6リットルの水に粗塩1キロ入れて沸騰させてから冷ます。これで15%くらいの塩水。水だけ計れば、塩は計らずに袋ごと投入って感じで。

 塩水におろしニンニクとおろしショウガ、スパイスを混ぜ込めばピックル液のできあがり。
 ニンニクは殺菌と香りづけ。ショウガは殺菌と臭み消し。ニンニクもショウガも、お徳用チューブから子供のげんこつ一個分くらい豪快に絞り出す。

 スパイスは、以前は配合をいろいろ試していたのだがたいして違いが出ないことが分かったので、S&Bのカレーパウダーをスパイスミックスとして使っている。1ブロックの肉に対してカレーパウダーを大さじ3くらい使う。このときの計量もいいかげんで、一応は計量スプーンを使うものの山盛りにすくって気が済むまでバサバサ入れる。
 400グラムの業務用缶を常備しているが、わりとすぐに無くなる。最近はカレーミックスという赤缶がスーパーに並んでいて紛らわしいが、あれはカレールゥなので決して間違えてはならない。
 カレーパウダーだから、ウコンが入っているせいでハムやベーコンが黄色くなるのだが、知らなきゃ気が付かない程度だし健康に良さそうだから気にしない。

 ニンニク、ショウガ、スパイスパウダーを混ぜるときは、なかなか均等に塩水に混ざってくれないので、1リットルくらいの塩水を別容器にとってしっかりこねる。でないと、塊が残ったりして面倒なことになる。

 バラ肉とピックル液をビニール袋に2重に入れて、冷蔵庫で10日以上漬け込む。朝晩冷蔵を開けるついでに、袋ごと適当に揺らしてやると、ピックル液が適当にいきわたる。
 ここで「おはよー」とか「おやすみ」とか声をかけてやれば、完成したときには愛着はひとしおだろう。もちろん味には関係ない。

2016年11月24日 (木)

ベーコンの仕込み

 4月に作ったベーコンが残り少なくなったので、次の仕込みをした。ちょっと前に実家に帰ったときに野菜炒めでも作ろうと思って、20年ぶりくらいにスーパーの赤いベーコンを買ったのだが、あまりにまずくて無理やり食べ切るのに苦労した。やはりベーコンは手作りに限る。

 今回は、以前から使ってみたいと思っていたデンマーク産のダニッシュ・クラウンを通販で購入。カットしてみたところ、赤身が多めでなかなかいい感じ。ベーコンはこのくらいでなくっちゃ。

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 国産の豚肉は脂身が多すぎで、角煮などにはいいのかもしれないが、ベーコンには向かない。また、国産の豚バラ肉をまるまる1枚買うと、ももに近い部分までついてくるのだが、この部分は赤身と脂身が分かれてしまっていてベーコンには向かない。なにより国産豚は割高だ。

 これまでは The Meat Guy というところから輸入豚肉を通販で買っていたのだが、赤身多めと書いてあるわりには国産豚肉なみに脂身が多いことがときどきあり、不満を感じていた。

 業者向けの卸売りをしている通販サイトを見ると、輸入豚肉でもブランドごとにいろいろと特徴があり、そのなかでも良さそうに思えたのがダニッシュ・クラウン。

 近くの肉屋と親しくなって仕入れてもらうというのも考えたのだが、ハムとベーコンを合わせても1年に50kgくらいしか買わないので、わざわざそこまでするのも面倒だ。

 業者向けの通販サイトだと販売単位が4枚入りで約20kgのケースが最小になってるところがほとんどなのだが、一度にそんなにたくさん処理できないし、万一品質に問題があったときのダメージも大きい。わずかだが1枚単位で売ってくれるところがあるので、そこを探して購入したのだが、どうやら成功だったようだ。送料も含めて100gあたり87円くらい。

 これから塩漬けして完成するのは12月半ばかな。

2016年9月29日 (木)

ムカデに噛まれた

 自宅で机に向かっていたら、足の中指をムカデに噛まれた。深く噛まれなかったのか、激痛というほど痛くはないし腫れも出てきてないのだが、鈍い痛みが続いて気が散る。

 足先に突然痛みを感じて椅子を引いたら、先の空いたスリッパからムカデがぽろり。人生で初めて噛まれたのだが、激しい痛みと腫れがくると聞いていたのが頭をよぎり、動作が数秒止まる。その間にムカデはフローリングと巾木の隙間に逃げ込んだ。

 噛まれたのに逃してなるものかと意地になったので、追い出しにかかる。ちょうどスプレー殺虫剤を切らしていたので、代わりに網戸の虫除けスプレーを吹きかけたところ、一分もしないうちにヨタヨタと出てきた。すかさず常備してある大型ピンセットで捕獲。

 ウチではムカデ対策として、アクアリウム用品の30センチくらいある大型のピンセットを何本か家の中に配置している。頑丈なムカデはスリッパで少しくらいひっぱたいても止められないし、狭いところではうまく叩けない。殺虫剤もすぐには効かないので、素早く物陰に逃げ込まれると死んだかどうか分からなくなって精神衛生上もよくない。

 その点、ピンセットは便利だ。相手にこっちの動きを察知される前に、サッと挟みとる。ムカデが逃げようとして大顎でピンセットをバチンバチンと噛む音も迫力があって心地よい。フッフッフ、無駄なあがきよ、とかつぶやきつつ裏のヤブに追放してやるのがいつものパターン。

 だが、噛まれた今回は復讐の鬼になっているので、ピンセットで挟んだままコンロの上で火あぶりにしてやった。子供じみてるとは思うが、少しは気が晴れた。

 ちなみに、掃除機でムカデを吸うのはやめたほうがいい。ダイソンはどうだか知らないが、普通の紙パック掃除機では、最強にして吸い込んでも紙パックの中で元気に暴れまわるので、紙パックを取り出して退治しなくてはならない。Gとか羽虫なんかはホースの中でぶつかってくたばるのだが、ムカデはよほど頑丈にできてるようだ。

2016年9月21日 (水)

温水洗浄便座の人体センサーを交換

 8年前に買ったナショナルのDL-GZ40という温水便座を使っているのだが、自動的にフタが開かないことが多くなってきた。リモコンによるフタの開閉は問題なくできるので、人体センサーの故障だと思われる。

 人体センサーの動作を確認するために、スマホのカメラで人体センサーの赤外線発光部を撮影したところ、人に向けてみても発光しないことが多い。たぶん赤外線センサーの故障だろうと考えて、補修部品として人体センサーが入手できるかを探すことにした。

 人体センサーリモコンの型番は設置工事説明書に「DL137V-AACS0」とあったが、パナソニックのショッピングサイトで検索してみても出てこない。しかたないので、温水洗浄便座のカテゴリーで「人体センサー」をキーワードに検索すると4つヒットしてくるが、微妙に型番が違う。「必ず対応本体品番をお確かめのうえ・・・」などと赤書きしてあるので確認すると、どれにもDL-GZ40は対応品に入っていない。

 サポートに電話して確かめるのも面倒なので、当てずっぽうで買ってみることにした。リモコンのコマンドなんてそうそう変えることはないだろうし、何種類も作り分けるなんて無駄なことはしないだろうという予想。「DL137V」の部分が同じのが3つあるので、その後の文字列が世代を表すと考えて一番近そうな「DL137V-AJCS0」を買うことに決めた。

 補修部品なので安く売ってるところもなく、パナソニックのサイトでは会員登録しないと送料無料にならないとか面倒そうだったので、楽天のパナソニックストアで注文。値引きはないが、送料無料だし楽天ポイントつくしで。

 数日で届いた人体センサーを設置してみると、何の問題もなく以前のように快適に動作する。スマホのカメラで確認してみても、人体に反応して確実に発光している。8年も前に買ったのでそろそろ買い替えかもと思っていたが、安いセンサーの交換だけで復帰できたのはありがたい。

 それにしてもパナソニックのサイトは不親切だ。ナショナルとパナソニックのブランドの統合のせいか、それとも古い製品だからか、いずれにしても対応部品の情報をきちんと掲載していないのはよくない。顧客を大切にするつもりなら、こういったところで手を抜かないでもらいたい。

2016年9月17日 (土)

井戸水の水質検査をした

 ふだん住んでないせいで、この数年利用頻度の低下している実家の井戸の水質検査をやった。最近は宅急便を使って手軽に検査を委託できるところが増えたので、なかなか便利だ。今回は日吉オンラインというところに頼んだ。

 10日ほどで検査結果が送られてきた。検査は水道法の基準値によるものなのだが、そのうち1項目が「不適」となっていて、少しびっくり。

 不適になった項目は、「マンガン及びその化合物」というもので、1リットルあたり0.05mg以下という基準に対して0.2mgとなっている。

 基準の4倍もあって大丈夫かと不安になったが、調べてみると水道で塩素消毒すると黒水になる可能性があるということ。飲料水としては10リットルくらい飲まないとマンガンの摂取量として意味のある量にならないので、まったく問題ないことが分かった。

 いまどき検査項目の内容はネットで調べれば確認できるけれど、具体的に何を意味しているのかは分かりにくい。機械的に検査結果を届けるだけでもいいんだけど、「水道法水質基準値に対して不適項目があります」ってんじゃなくて、「家庭の飲料用としてはまったく問題ありません」くらいの分かりやすい書き方にした方が喜ばれるんじゃなかろうか。

2016年7月28日 (木)

TeslaのAutopilotの死亡事故を考える

 TeslaのAutopilotで走行していたクルマが道を横断してきたトレーラーの側面に突っ込んで死亡事故を起こしたことについて、責任がどこにあるとか自動運転の危険性がどうとか騒がれている。自分も内情は知らないが、門外漢というわけではないので、想像でツッコミを入れておく。

 まずTeslaのクルマに関する予備知識だが、サプライヤによる高度な分業体制が存在する今だからこそ実現できたと言うべきもので、Tesla自身に自動車の技術はたいして無くても、出来合いの各種モジュールを組み合わせることで作られている。システムとしてまとめ上げるのは大変なことではあるが、Tesla自身はクルマに必要な個別技術は持ち合わせていない。現行のAutopilotに至るまで既存技術の組み合わせでクルマを作ってきたTeslaだが、自動運転で他社に先行するために、初めて既存技術のない領域に踏み込もうとしているというのが今。

 今回の事故で問題になったTeslaのAutopilotであるが、前方監視ということではBosch製のミリ波レーダーとMobileyeの単眼カメラが使われている。これらの機能を組み合わせてAutopilotというシステムを作ったのはTeslaなんだから、事故の責任はTeslaにあると言うべきだ。

 ミリ波レーダーは前方に何か物体が存在するかを検出するものだが、空を飛んでいるような状況なら簡単だが、道路では周囲にごちゃごちゃと物体があったり路面やガードレールからの強烈な反射があったりして、誤検出をすることが多い。

 今回の事故では、トレーラーの側面で強烈に散乱したミリ波が路面でも反射を起こしていたと思われる。高速道路で頭上に巨大な道路標識があると、標識で散乱したミリ波の路面からの反射でレーダーが誤検出することがあるが、これと似たような状況だ。頭上の標識に対して緊急ブレーキをかけてしまうと追突事故になるので、実際には前後の検出状況や道路の状態を考慮して無視するようになっているが、この判断基準を適切に設定するには長期間の検証走行が必要になる。Teslaはここをサボったのだろう。
 トヨタのミリ波を使った緊急ブレーキなんかも、製品化直後には何もないところで急ブレーキをかけて事故を起こしたのがニュースになっていたが、そのくらい難しい。

 単眼カメラの方で何かできたかというと、そこはかなり疑わしい。Mobileyeのモジュールに用意されていた機能は、オートクルーズでの前車への追従走行、レーンキープ、中低速での歩行者や車両への衝突を回避するための検出機能までだろう。Teslaの生産台数では、機能追加みたいなカスタマイズなんて要求できるわけがないし、Mobileye側もやらないだろう。

 道路の真ん中に突然壁のようなトレーラーの側面が現れるというのは、カメラモジュールとして間違いなく想定していない状況だから検出はできない。

 仮にそういった状況を想定してカスタマイズしようとしたとしても、今回の事故のように時速100キロを超える速度で走行しているときに障害物を検出して衝突回避するためには、通常の単眼カメラでは解像度が足りない。近くの歩行者から100m離れたクルマまでカバーしようとすると、8Kのカメラを持ってきても足りない。ここを何とかするために、近距離、中距離、遠距離に別々のカメラを用意するTrifocalカメラなんてのも車載用に用意されていて、他のメーカーでは搭載の動きがある。

 つまりは、Teslaのクルマの設計段階でカメラの方は今回の事故の状況には対応できない仕様だったということ。

 ということで、車両として検証不足だったTeslaに全責任がある。
 BoschもMobileyeも、多少の調整はするものの基本的に出来合いのものを供給しただけなので、今回は巻き込まれただけということ。

 最近になってTeslaが次世代の製品ではMobileyeの搭載をやめるというのがニュースになっているが、現行のTeslaで使っている機能程度ならどこのサプライヤでも提供しているから、代替品を見つけるのも難しくあるまい。
 TeslaのAutopilot程度の機能は、既存のクルマメーカーからは十分に検証を重ねたものが製品搭載され始めているので、Teslaが技術的に進んでいるわけではなくて検証をサボって先に出してるだけ。
 Teslaが自動運転機能をハードから自製するという観測もあるが、年間数万台程度の生産規模しかないのに、専用ハードを作って採算が合うのか大いに疑問だ。次世代のTesla 3では普及価格帯を狙うと言ってるのに、どうなることやら。

 関連して有名なハッカーのGeorge Hotzが2ヶ月でMobileyeを超える自動運転を作れたなんて言ってるのがニュース記事になってるが、消費電力が数百ワットもある最新のハードとソフトウェア技術を組み合わせて近所の限られた道路を走るだけなら、気の利いた技術者なら誰だってできるだろうよ。
 Mobileyeのは車載用途なので消費電力は10W以下だし、クルマの開発スケジュールのせいで技術的には5年も前のものだ。比較するなら消費電力を揃えて最新技術どうしでやれと言いたい。まじめに書いたらおもしろおかしくならないってのはあるかもしれんけど、シロウトに誤解を植え付けるような記事を書くのはプロとしてどうかと思うぞ。

2016年6月17日 (金)

BluEarth AE-01F 20,000km走行して摩耗は1mm

 クルマの12ヶ月点検。毎月1度片道400kmの距離を往復するので、安心料代わりのつもりでディーラーで点検してもらっている。

 いつもは何も問題は見つからないのだが、今回はリアタイヤに細い釘が刺さっていてスローパンクチャ状態になっているのが見つかり、初めてディーラー点検が役に立った。

 タイヤはBluEarth AE-01Fだが、2万キロ走行後の溝の深さは5.5mm。走行距離の9割以上が高速道路。
 新品のときに6.5mmだったので、1万キロで0.5mm減る計算。単純計算であと5万キロぐらいは走れそうだが、交換時期が来る前にクルマ自体の買い替えになりそうだ。

 今のクルマの前に乗っていたミニバンでは、スタッドレスなしに12万キロ走って2回タイヤを買い換えている。車体重量が違うとはいえ、エコタイヤは圧倒的に長持ちだ。

2016年6月16日 (木)

フレッツ網対応のソフトイーサで思い出したこと

 ソフトイーサがNTT東日本のフレッツ網を利用した高速VPNサービスを発表している。

 面白いのは、ソフトイーサのプレスリリースにあるNTT東との交渉やら技術情報やら。

 NTT東西のフレッツ網は、OCNやBiglobeみたいなISPのネットワークに比べると通信速度、容量ともにケタ違いのネットワークなので、そのネットワーク性能をフルに活用できればISP経由の通信とは次元の違う高度なサービスが提供できる。ソフトイーサのようなVPNサービスはそのような恩恵を受けるアプリケーションの一つなんだが、NTT東の中の事情で技術的に阻害されてた部分があって、今回の発表はそれを2年かけてNTT東と交渉することで解決できたというもの。

 ソフトイーサのようなサービスは、NTT東にとってみれば新たな収入につながるわけじゃないので協力するだけの価値がNTT東には無い。フレッツ網自体はトラフィックがスカスカの状態なので、空いてるなら使わせろというのは使う側の期待だが、NTT東にとっては事業としてやってるので収益増もないのにコストが新たに発生するのは対応しにくいところだろう。そんな状況にありながら対応してきたのは、NTT東の中で新たな流れがでてきたのかもという期待を抱かせる。
 世界に類を見ない高品質なネットワーク・インフラを持ちながら、この10年近くもまともに活用されていない状況が少しでも変わればいいんだけど。

 この記事で思い出したのが、10年位前にやりかけたプロジェクト。フレッツ網の高速・大容量なところを活かした、新たな通信アプリケーションをやろうとしていた。ソフトイーサのように一方的に使わせろというだけじゃNTT東も協力しにくいだろうから、NTT東西としては新たな通信サービスを作り、こっちは端末メーカーなので通信サービスを使ったアプリケーションを端末に載せて発売し、双方に利益の得られるものを狙った。テレビやパソコンなどの端末だけ作っていたんじゃ、数年で間違いなく行き詰まるという危機感もあった。

 NTT東との交渉開始から1年ほどかけて試作アプリを搭載したテレビを作り、NTT東の中で上層部に見せて具体的な協力体制づくりをしましょうというところまでこぎつけた。
 まさにその瞬間に、こっちの社内に背中から刺してくる輩が現れて協力してもらってた関係部署の動きが止められてしまい、なんとかリカバリできないかとジタバタしてる間にNTT東の側で窓口になってた人が異動になってプロジェクトは頓挫。
 自社のダメさかげんが分かっていたので影響力のある相手を動かしちゃえば何とかなると思ってたのだが、ちょっと考えが甘かったな。

 残念なことではあったけれど、自分の会社のその後の成り行きを見ているとたとえ立ち上げられたとしてもグダグダになってたことは間違いないので、今ではたいして後悔していない。

 もし期待通りにNTTの東西の状況が変わったとしても、スマートフォン全盛になってしまった状況にどこまで影響を与えられるのだろうか。少しでもチャンスが残っていることを望む。

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