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2016年9月29日 (木)

ムカデに噛まれた

 自宅で机に向かっていたら、足の中指をムカデに噛まれた。深く噛まれなかったのか、激痛というほど痛くはないし腫れも出てきてないのだが、鈍い痛みが続いて気が散る。

 足先に突然痛みを感じて椅子を引いたら、先の空いたスリッパからムカデがぽろり。人生で初めて噛まれたのだが、激しい痛みと腫れがくると聞いていたのが頭をよぎり、動作が数秒止まる。その間にムカデはフローリングと巾木の隙間に逃げ込んだ。

 噛まれたのに逃してなるものかと意地になったので、追い出しにかかる。ちょうどスプレー殺虫剤を切らしていたので、代わりに網戸の虫除けスプレーを吹きかけたところ、一分もしないうちにヨタヨタと出てきた。すかさず常備してある大型ピンセットで捕獲。

 ウチではムカデ対策として、アクアリウム用品の30センチくらいある大型のピンセットを何本か家の中に配置している。頑丈なムカデはスリッパで少しくらいひっぱたいても止められないし、狭いところではうまく叩けない。殺虫剤もすぐには効かないので、素早く物陰に逃げ込まれると死んだかどうか分からなくなって精神衛生上もよくない。

 その点、ピンセットは便利だ。相手にこっちの動きを察知される前に、サッと挟みとる。ムカデが逃げようとして大顎でピンセットをバチンバチンと噛む音も迫力があって心地よい。フッフッフ、無駄なあがきよ、とかつぶやきつつ裏のヤブに追放してやるのがいつものパターン。

 だが、噛まれた今回は復讐の鬼になっているので、ピンセットで挟んだままコンロの上で火あぶりにしてやった。子供じみてるとは思うが、少しは気が晴れた。

 ちなみに、掃除機でムカデを吸うのはやめたほうがいい。ダイソンはどうだか知らないが、普通の紙パック掃除機では、最強にして吸い込んでも紙パックの中で元気に暴れまわるので、紙パックを取り出して退治しなくてはならない。Gとか羽虫なんかはホースの中でぶつかってくたばるのだが、ムカデはよほど頑丈にできてるようだ。

2016年9月21日 (水)

温水洗浄便座の人体センサーを交換

 8年前に買ったナショナルのDL-GZ40という温水便座を使っているのだが、自動的にフタが開かないことが多くなってきた。リモコンによるフタの開閉は問題なくできるので、人体センサーの故障だと思われる。

 人体センサーの動作を確認するために、スマホのカメラで人体センサーの赤外線発光部を撮影したところ、人に向けてみても発光しないことが多い。たぶん赤外線センサーの故障だろうと考えて、補修部品として人体センサーが入手できるかを探すことにした。

 人体センサーリモコンの型番は設置工事説明書に「DL137V-AACS0」とあったが、パナソニックのショッピングサイトで検索してみても出てこない。しかたないので、温水洗浄便座のカテゴリーで「人体センサー」をキーワードに検索すると4つヒットしてくるが、微妙に型番が違う。「必ず対応本体品番をお確かめのうえ・・・」などと赤書きしてあるので確認すると、どれにもDL-GZ40は対応品に入っていない。

 サポートに電話して確かめるのも面倒なので、当てずっぽうで買ってみることにした。リモコンのコマンドなんてそうそう変えることはないだろうし、何種類も作り分けるなんて無駄なことはしないだろうという予想。「DL137V」の部分が同じのが3つあるので、その後の文字列が世代を表すと考えて一番近そうな「DL137V-AJCS0」を買うことに決めた。

 補修部品なので安く売ってるところもなく、パナソニックのサイトでは会員登録しないと送料無料にならないとか面倒そうだったので、楽天のパナソニックストアで注文。値引きはないが、送料無料だし楽天ポイントつくしで。

 数日で届いた人体センサーを設置してみると、何の問題もなく以前のように快適に動作する。スマホのカメラで確認してみても、人体に反応して確実に発光している。8年も前に買ったのでそろそろ買い替えかもと思っていたが、安いセンサーの交換だけで復帰できたのはありがたい。

 それにしてもパナソニックのサイトは不親切だ。ナショナルとパナソニックのブランドの統合のせいか、それとも古い製品だからか、いずれにしても対応部品の情報をきちんと掲載していないのはよくない。顧客を大切にするつもりなら、こういったところで手を抜かないでもらいたい。

2016年9月17日 (土)

井戸水の水質検査をした

 ふだん住んでないせいで、この数年利用頻度の低下している実家の井戸の水質検査をやった。最近は宅急便を使って手軽に検査を委託できるところが増えたので、なかなか便利だ。今回は日吉オンラインというところに頼んだ。

 10日ほどで検査結果が送られてきた。検査は水道法の基準値によるものなのだが、そのうち1項目が「不適」となっていて、少しびっくり。

 不適になった項目は、「マンガン及びその化合物」というもので、1リットルあたり0.05mg以下という基準に対して0.2mgとなっている。

 基準の4倍もあって大丈夫かと不安になったが、調べてみると水道で塩素消毒すると黒水になる可能性があるということ。飲料水としては10リットルくらい飲まないとマンガンの摂取量として意味のある量にならないので、まったく問題ないことが分かった。

 いまどき検査項目の内容はネットで調べれば確認できるけれど、具体的に何を意味しているのかは分かりにくい。機械的に検査結果を届けるだけでもいいんだけど、「水道法水質基準値に対して不適項目があります」ってんじゃなくて、「家庭の飲料用としてはまったく問題ありません」くらいの分かりやすい書き方にした方が喜ばれるんじゃなかろうか。

2016年7月28日 (木)

TeslaのAutopilotの死亡事故を考える

 TeslaのAutopilotで走行していたクルマが道を横断してきたトレーラーの側面に突っ込んで死亡事故を起こしたことについて、責任がどこにあるとか自動運転の危険性がどうとか騒がれている。自分も内情は知らないが、門外漢というわけではないので、想像でツッコミを入れておく。

 まずTeslaのクルマに関する予備知識だが、サプライヤによる高度な分業体制が存在する今だからこそ実現できたと言うべきもので、Tesla自身に自動車の技術はたいして無くても、出来合いの各種モジュールを組み合わせることで作られている。システムとしてまとめ上げるのは大変なことではあるが、Tesla自身はクルマに必要な個別技術は持ち合わせていない。現行のAutopilotに至るまで既存技術の組み合わせでクルマを作ってきたTeslaだが、自動運転で他社に先行するために、初めて既存技術のない領域に踏み込もうとしているというのが今。

 今回の事故で問題になったTeslaのAutopilotであるが、前方監視ということではBosch製のミリ波レーダーとMobileyeの単眼カメラが使われている。これらの機能を組み合わせてAutopilotというシステムを作ったのはTeslaなんだから、事故の責任はTeslaにあると言うべきだ。

 ミリ波レーダーは前方に何か物体が存在するかを検出するものだが、空を飛んでいるような状況なら簡単だが、道路では周囲にごちゃごちゃと物体があったり路面やガードレールからの強烈な反射があったりして、誤検出をすることが多い。

 今回の事故では、トレーラーの側面で強烈に散乱したミリ波が路面でも反射を起こしていたと思われる。高速道路で頭上に巨大な道路標識があると、標識で散乱したミリ波の路面からの反射でレーダーが誤検出することがあるが、これと似たような状況だ。頭上の標識に対して緊急ブレーキをかけてしまうと追突事故になるので、実際には前後の検出状況や道路の状態を考慮して無視するようになっているが、この判断基準を適切に設定するには長期間の検証走行が必要になる。Teslaはここをサボったのだろう。
 トヨタのミリ波を使った緊急ブレーキなんかも、製品化直後には何もないところで急ブレーキをかけて事故を起こしたのがニュースになっていたが、そのくらい難しい。

 単眼カメラの方で何かできたかというと、そこはかなり疑わしい。Mobileyeのモジュールに用意されていた機能は、オートクルーズでの前車への追従走行、レーンキープ、中低速での歩行者や車両への衝突を回避するための検出機能までだろう。Teslaの生産台数では、機能追加みたいなカスタマイズなんて要求できるわけがないし、Mobileye側もやらないだろう。

 道路の真ん中に突然壁のようなトレーラーの側面が現れるというのは、カメラモジュールとして間違いなく想定していない状況だから検出はできない。

 仮にそういった状況を想定してカスタマイズしようとしたとしても、今回の事故のように時速100キロを超える速度で走行しているときに障害物を検出して衝突回避するためには、通常の単眼カメラでは解像度が足りない。近くの歩行者から100m離れたクルマまでカバーしようとすると、8Kのカメラを持ってきても足りない。ここを何とかするために、近距離、中距離、遠距離に別々のカメラを用意するTrifocalカメラなんてのも車載用に用意されていて、他のメーカーでは搭載の動きがある。

 つまりは、Teslaのクルマの設計段階でカメラの方は今回の事故の状況には対応できない仕様だったということ。

 ということで、車両として検証不足だったTeslaに全責任がある。
 BoschもMobileyeも、多少の調整はするものの基本的に出来合いのものを供給しただけなので、今回は巻き込まれただけということ。

 最近になってTeslaが次世代の製品ではMobileyeの搭載をやめるというのがニュースになっているが、現行のTeslaで使っている機能程度ならどこのサプライヤでも提供しているから、代替品を見つけるのも難しくあるまい。
 TeslaのAutopilot程度の機能は、既存のクルマメーカーからは十分に検証を重ねたものが製品搭載され始めているので、Teslaが技術的に進んでいるわけではなくて検証をサボって先に出してるだけ。
 Teslaが自動運転機能をハードから自製するという観測もあるが、年間数万台程度の生産規模しかないのに、専用ハードを作って採算が合うのか大いに疑問だ。次世代のTesla 3では普及価格帯を狙うと言ってるのに、どうなることやら。

 関連して有名なハッカーのGeorge Hotzが2ヶ月でMobileyeを超える自動運転を作れたなんて言ってるのがニュース記事になってるが、消費電力が数百ワットもある最新のハードとソフトウェア技術を組み合わせて近所の限られた道路を走るだけなら、気の利いた技術者なら誰だってできるだろうよ。
 Mobileyeのは車載用途なので消費電力は10W以下だし、クルマの開発スケジュールのせいで技術的には5年も前のものだ。比較するなら消費電力を揃えて最新技術どうしでやれと言いたい。まじめに書いたらおもしろおかしくならないってのはあるかもしれんけど、シロウトに誤解を植え付けるような記事を書くのはプロとしてどうかと思うぞ。

2016年6月17日 (金)

BluEarth AE-01F 20,000km走行して摩耗は1mm

 クルマの12ヶ月点検。毎月1度片道400kmの距離を往復するので、安心料代わりのつもりでディーラーで点検してもらっている。

 いつもは何も問題は見つからないのだが、今回はリアタイヤに細い釘が刺さっていてスローパンクチャ状態になっているのが見つかり、初めてディーラー点検が役に立った。

 タイヤはBluEarth AE-01Fだが、2万キロ走行後の溝の深さは5.5mm。走行距離の9割以上が高速道路。
 新品のときに6.5mmだったので、1万キロで0.5mm減る計算。単純計算であと5万キロぐらいは走れそうだが、交換時期が来る前にクルマ自体の買い替えになりそうだ。

 今のクルマの前に乗っていたミニバンでは、スタッドレスなしに12万キロ走って2回タイヤを買い換えている。車体重量が違うとはいえ、エコタイヤは圧倒的に長持ちだ。

2016年6月16日 (木)

フレッツ網対応のソフトイーサで思い出したこと

 ソフトイーサがNTT東日本のフレッツ網を利用した高速VPNサービスを発表している。

 面白いのは、ソフトイーサのプレスリリースにあるNTT東との交渉やら技術情報やら。

 NTT東西のフレッツ網は、OCNやBiglobeみたいなISPのネットワークに比べると通信速度、容量ともにケタ違いのネットワークなので、そのネットワーク性能をフルに活用できればISP経由の通信とは次元の違う高度なサービスが提供できる。ソフトイーサのようなVPNサービスはそのような恩恵を受けるアプリケーションの一つなんだが、NTT東の中の事情で技術的に阻害されてた部分があって、今回の発表はそれを2年かけてNTT東と交渉することで解決できたというもの。

 ソフトイーサのようなサービスは、NTT東にとってみれば新たな収入につながるわけじゃないので協力するだけの価値がNTT東には無い。フレッツ網自体はトラフィックがスカスカの状態なので、空いてるなら使わせろというのは使う側の期待だが、NTT東にとっては事業としてやってるので収益増もないのにコストが新たに発生するのは対応しにくいところだろう。そんな状況にありながら対応してきたのは、NTT東の中で新たな流れがでてきたのかもという期待を抱かせる。
 世界に類を見ない高品質なネットワーク・インフラを持ちながら、この10年近くもまともに活用されていない状況が少しでも変わればいいんだけど。

 この記事で思い出したのが、10年位前にやりかけたプロジェクト。フレッツ網の高速・大容量なところを活かした、新たな通信アプリケーションをやろうとしていた。ソフトイーサのように一方的に使わせろというだけじゃNTT東も協力しにくいだろうから、NTT東西としては新たな通信サービスを作り、こっちは端末メーカーなので通信サービスを使ったアプリケーションを端末に載せて発売し、双方に利益の得られるものを狙った。テレビやパソコンなどの端末だけ作っていたんじゃ、数年で間違いなく行き詰まるという危機感もあった。

 NTT東との交渉開始から1年ほどかけて試作アプリを搭載したテレビを作り、NTT東の中で上層部に見せて具体的な協力体制づくりをしましょうというところまでこぎつけた。
 まさにその瞬間に、こっちの社内に背中から刺してくる輩が現れて協力してもらってた関係部署の動きが止められてしまい、なんとかリカバリできないかとジタバタしてる間にNTT東の側で窓口になってた人が異動になってプロジェクトは頓挫。
 自社のダメさかげんが分かっていたので影響力のある相手を動かしちゃえば何とかなると思ってたのだが、ちょっと考えが甘かったな。

 残念なことではあったけれど、自分の会社のその後の成り行きを見ているとたとえ立ち上げられたとしてもグダグダになってたことは間違いないので、今ではたいして後悔していない。

 もし期待通りにNTTの東西の状況が変わったとしても、スマートフォン全盛になってしまった状況にどこまで影響を与えられるのだろうか。少しでもチャンスが残っていることを望む。

2016年5月29日 (日)

ハムの記録

 家族からのリクエストにより、またロースハムを作る。

 今回変えたのはスモークとボイルの温度管理。

 スモークは、65℃を目標値にして、電熱器のOn/Offで温度管理。今まではバイメタルの温度計をときどき見ながら調整していたが、アラーム付きのデジタル温度計でこまめに調整。アラームの音が小さいので、スモーカーの前から離れられない。

 これまで50℃くらいでスモークしていたのに比べると、かなり色付きが早く、4時間くらいで濃い茶色になった。温度が高いせいで、脂肪もかなり溶け出ているし、赤みが表面に出ている部分は固くなってぱさついている。次回はもう少し低めで60℃を目標値にしてみる。

 ボイルは68℃がタンパク質の分水反応が起きる温度らしいので、ここを目標に65~70℃で管理。

 スモーク後の風乾を省いて、すぐにボイルを始める。スモークで肉の温度が上がっている状態から65℃になったお湯に入れてボイルを始めた。ボイル時間は1時間半。水温の変化からは肉芯が十分温まっていたと考えられるので、もう少し時間を短縮することは可能だろう。

 ちゃんと殺菌できるか心配になって、ついつい温度を高めにしがちで、湯音が72℃を超えることがしばしばあった。水分がしっかり出ているのを見ると殺菌は確実にできているようだし、脂身も少し多めに溶けているので、次回はもう少し低めの温度を心がける。

 ボイルによって分離した水分のせいで、冷蔵庫で1日冷やした時点では、やや水っぽい感じがある。ペーパータオルで包んで1週間くらい冷蔵庫内で乾かすと、ちょうどいい感じに締まってくる。

 スライスしておくと、1.5kgのハムが1週間でなくなる。4人家族とはいえ、ちょっと早すぎ。

自動車メーカーとライドシェアサービスの提携から妄想

 トヨタがUberと提携したことがニュースになっている。同様の動きは海外の大手自動車メーカーに共通するもので、GMはUberと並ぶ大手のLyftと提携している。

 こういった動きについて、ライドシェアサービスで小金を稼いでいる自動車オーナーに対してリースで安価にクルマを入手できるようにすることで、拡大するライドシェアサービスに乗じてクルマの販売増を狙っているという解釈があるが、これは近視眼的すぎる。

 また、Uberなどは独自に自動運転技術の開発をしているので、これと提携することで自動車メーカーとして自動運転技術の開発を加速できるとかいう解説をした記事も見うけられるが、ことはそんなみみっちい話じゃない。

 自動車の利用機会の大部分は日常利用で、目的地はせいぜい隣町に出かけるくらい。タクシーやライドシェアサービスの利用もそういった部分がほとんど。これが自動運転が実用化されるとどうなるか。

 自動運転が本格的に普及すると、自動運転車を保有する会社としてのタクシー事業者は存続するかもしれないが、有人ドライバーのタクシーは消滅する。自動運転タクシーの料金は、ドライバーの人件費が不要になることで大幅に低下する。いつでもどこにいても安価に自動運転タクシーを呼べることになるので、日常利用のために個人が自動車を保有する必要性は低下する。

 個人が自動車を持たなくなると、ライドシェアサービスのビジネスモデルは崩壊する。自動車という設備とドライバーという労働者を自分で持たないことで、ライドシェアサービスはコストをかけずに効率よく稼ぐことができている。サービスの前提である個人所有の自動車が自動運転により消滅してしまう。10年くらい先には自動運転が実現されると言われていて、UberもLyftも今のままだと居場所がなくなってしまうのだから危機感は相当なものだ。だからこそ、自ら自動運転技術の開発に乗り出している。

 自動運転によって、世の中がどう変わるかというのはまだよく分からないから、自動車メーカーとしても可能性のあるところには手を伸ばしてくる。その一つがライドシェアサービスということ。

 自動運転によって個人が自動車を持たなくなったとしたときに、誰が自動車を保有してどうサービスが提供され業界全体がどう変わっていくかを考えると、なかなかに楽しい。

 移動手段としての公共性の高さを考えると、政府なり自治体がある程度参加すべき。呼び出しを待つ車両の待機場所を作るとか、電気自動車がメインになるだろうから充電ステーションを整備するとかは、行政の仕事かな。

 車両は誰が保有するかというと、やはりリース会社とするのが妥当だろう。他人が利用することの方が多い車両を個人で所有したいと思わないし、車両が事件や事故に巻き込まれるリスクは、ある程度台数を保有してないと平均化できない。

 実際に配車をするのは、UberやLyftから発展した企業がやることになる。車両やインフラが別に用意されているとなれば誰でも参入できる業界になりそうだが、広域の需要を上手く捉えて運用効率を上げることがコスト競争力につながるから、少数の大手業者に集約されるに違いない。

 自動車の作り方も大幅に変わる。近距離移動だけの共有車両なら、居住性なんてそこそこで乗降性が良くて汚れにくく掃除しやすくて耐久性の高いものがいい。近距離移動なら電気自動車の実用性が一気に高まるし、最高速度が60km/h程度となれば運動性能も抑えることができるから大幅なコストダウンができる。運用コストを抑えるためには高品質で壊れないことが重要になるが、こういうのはトヨタのような日本メーカーが得意とするところだ。

 様々な道路環境で実用になる自動運転技術を開発するのは自動車メーカーになるだろうが、その技術が自動車市場自体を大きく変えてしまう。これまで作られてきたようなクルマの市場は、その変化によって劇的に縮小するだろう。

 自動運転によって社会は大きく変わるのは間違いない。その変動の大きさはインターネットにも匹敵するだろう。情報の移動を変革したインターネットに対して、自動運転は人とモノの物理的な移動を変革する。

 社会や市場がどう変わっていくのかを予想するのは面白くてしかたないのだが、残念なのは日本企業の動きが自動車メーカー以外に目立ったものが無いこと。都市インフラとか交通システムとか攻め口はいっぱいあると思うんだが、どこも日々の食い扶持を稼ぐのに精一杯でカネ持ってないから仕方ないのかねぇ。

2016年4月25日 (月)

Samsung SSD 950 Pro を使ってみた

 新しいM.2インタフェースに興味があったので、Samsung 950Proを買って試してみた。

 さっそく接続して、起動ドライブにするためにWindows 10をクリーンインストールすることにしたのだが、BIOSでドライブとしてうまく認識できず、あれこれASUS Z170I のBIOS設定をいじってみること小一時間。やっちまったかなーと思いつつ、ままよとBIOSの“Load Optimized Defaults”を実行すると、あっさり認識できるようになった。設定値の記録を取ってなかったので、何が問題だったのか分からん。

 インストールが終わって950Proのベンチマークを取ってみると、最初から使っていた850Evoの倍くらいの数字が出る。数字として見る分には面白いが、日常作業をするうえでの体感速度に変化は無い。面白かったからいいや。

 CrystalDiskInfoで動作状態をチェックすると、950Proの温度が高くて気になる。

 データドライブと化した850Evoの方は、アクセスがほぼ無いので温度は気温と同じ。

 起動ドライブである950Proの方は、少量の読み書きが定常的に発生しているが、気温より17℃ほど高め。ベンチマークテストで負荷をかけると10℃くらい上がるし、夏場に向けて精神衛生上もよろしくない。対策としてヒートシンクを貼り付けたら、5℃くらい下がった。とりあえずこれで様子見。

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 M.2ソケットはMini-ITXの裏にあってファンをつける空間が無い。熱伝導用シリコンシートをヒートシンクで挟み込み、ワイヤーで軽く圧力がかかるようにして固定した。ケースの蓋を閉めると、蓋のアルミ板がヒートシンクにちょうど接触するので、さらに圧力がかかる。

 シリコンの熱伝導シートの代わりに3Mの熱伝導性両面テープを使うと、しっかり接着されて固定できるが温度が2度くらい高めになる。

もうPCにHDDはいらない

 自分専用に使うパソコンが必要になったので、BTOで新しいPCを買った。ブラウザであれやこれやとたくさんの情報を同時に表示する必要があることからノートタイプは問題外で、モニタはDellのU2715Hを使い、本体はオリオスペックのNCASE M1ベースであとから拡張できることを考えつつ安めの構成にした。

 3年位前にも別の事情でBTOのパソコンを買ったのだが、そのときには安く買えるSSDの容量が128GBくらいだったので、起動ドライブにOfficeアプリを入れると窮屈さを感じてHDDを追加したりした。これに対して今回は256GBが気楽に買える値段になっていて、SSDだけでも余裕のある構成を組める。

 この数年の間にNASを安定して運用できる環境を構築したので、大容量のデータはNASに置いてしまい、パソコンの側にはできるだけデータを持たないようにしたことにもよる。

 NASは3TBのHDDをミラー構成にするとともに、実家の方にも別のNASを置いてリアルタイムでデータの同期をさせるようにしている。1年近くこれで運用してきて、ほぼ問題ないことが確認できた。

 パソコンの買い替えに伴うデータの移行の手間を考えるとNASの方が管理が楽で、この先パソコン側でデータを抱えるようなことはしなくなり、HDDは内蔵しなくなるだろう。

 動画を残す趣味は無いので、実のところNASの方も1TBもあれば十分だったりする。SSDの価格が急速に低下してきているので、2、3年のうちにSSDだけでNASを構成するようになるだろう。HDDの市場が消滅するのも、そう遠い話ではなさそうだ。

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