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2012年5月16日 (水)

ドコモがスマートフォン夏モデルを発表

 スマートフォン以外もあるのだが、自分の関心はスマートフォンのみ。

 LTE対応モデルの待ち受け時間の短さは、前シーズンのモデルからたいして改善されていない。

 今のところ初代Galaxy Sで性能上は不足は感じてないし、今回も見送りかな。

中国のFTTH契約世帯が2011年末に3千万超

 中国のFTTH契約世帯数が2011年末に3千万を超えたらしい。サービスエリアのカバー世帯数の間違いかと思って調べてみると、カバー世帯数の方は年間3千万以上のペースで拡大しているようで、契約数の年間増が1千万になっても不思議はないくらい。
 日本のFTTH契約は2千万ちょいで、年間増はせいぜい200万というところ。人口比例で考えれば、中国の数字も無茶ではない。

 こっちの資料はPDFだが、2ページ目にあるFig.1の表では中国のFTTH契約世帯数が2010年、2011年と1千万契約ずつ増やして、日本を一気に抜き去っている。

 中国は都市人口だけでも7億近くあり、国策でFTTH普及を推進していることもあって、しばらくはこのペースが続いて、そう遠くない先に1億契約を超えることだろう。
 中国のFTTHサービスはChina TelecomとChina Unicomの2社が中国を南北に分割する形でサービスを展開しているが、来年には1社だけでも日本全体を超える世界最大のFTTH市場に成長する。FTTHだけでも新幹線を自転車で追いかけるようなもので、規模では日本はもはや追いつくことはできない。

 さらにChina TelecomやChina Unicomは、固定電話やFTTHだけではなく、映像配信などのサービスから携帯電話まで、あらゆる通信関連サービスを垂直統合で提供している。NTTグループには許されていないこと。

 家庭向け光ファイバサービスで日本は世界最大と言うばかりで、具体的なサービスが発展しないまま何年もぐずぐずしている間に中国に抜かれて2番手に転落してしまった。規模では中国に負けてしまったのだが、はたしてサービスで日本は世界最先端と誇ることができるのだろうか。

2012年5月13日 (日)

ソーシャルゲームのRMTの危うさ

 コンプガチャは業者側の自粛やら消費者庁の規制で終息しようとしているが、それに続く問題として、反社会勢力との関わりがアゴラの記事で指摘されている

 ゲームのアイテムを現実のお金で売買するRMT(リアルマネートレーディング)は多くのゲームで禁止されていて、発覚すると運営側はアカウントを停止したりしているが、完璧に禁止できるはずもなく、記事中では半分くらいにしか減らないとなっている。RMT禁止措置の実効性以前に、アカウントの停止にゲーム業者側の恣意が入り込む余地があるのが危うい。

 実際に反社会勢力の関わりがあるとすると、そういった勢力からの圧力にソーシャルゲーム業者は対抗できるのだろうか。アカウント停止の対象から外したりアイテムデータを操作したりなど、お金の流れを操作する手段はいくらでもある。現実にソーシャルゲーム業界があれだけの利益を上げていて、なおかつお金の流れを操作できる余地があるとなれば、危ないハナシが出てこない方がおかしい。

 長い歴史のあるパチンコ業界などは、法律による規制や警察による監視があり、それなりにバランスが成立している。健全な状態かどうかは知らない。
 電子部品メーカーにとって、大量の部品を消費し続けるパチンコ業界は上得意なわけだが、関係する部門は社内でも特殊視されていたりする。もう十数年も前のことだが、危ないから口を出すなと上司に怖い顔をして釘を刺された記憶がある。たぶん、今でもそうゆう世界なのだろう。

 放任状態だったゲーム業界がバランス状態になるまでには、どのくらいの時間がかかり、どのくらいの事件が起きるのだろうか。

 根性無しの恐がりなので詳しく知りたいとは思わない。遠巻きの群衆の後ろの方で、野次馬として見守っているだけ。

2012年5月11日 (金)

アクトビラが事業方針説明会

 ここのところ音沙汰の無かったアクトビラだが、ひさしぶりのニュース記事

 一見してサービスの利用は伸びているようだが、数字やグラフをよく見ると心許ない。

 累計接続台数は、一昨年、昨年と100万台以上の増加が続いたが、テレビを買って動作確認で試しに接続してみただけでもカウントされるから、あまり意味の無い数字。この2年は、テレビの出荷台数は毎年2千万台を超えていたので、アクトビラ対応テレビがそのうち2割だとしても毎年400万台はあったわけで、お試しでもこの程度しか無かったのかという感じ。

 で、カネを払っている可能性が高い会員の登録数は52万と。

 なかなかに少ない。

 このうち継続してカネを払い続けているのがどのくらいあるかが問題だが、52万がまるごとアクティブユーザだとしても、この程度では採算が取れるか疑問だ。

 VoD取扱高のグラフも出ているが、2倍とかX%アップとかいった相対的な伸びを言うばかりで、絶対的な利用数が一切無いのは、とても書けないからだろうと邪推したくなる。だいたい、グラフでも伸びは鈍化してるように見えるし。
 このグラフの前半は2010年度なわけだが、この年の決算では売り上げが3億で赤字が7億だった。2011年に単純に売り上げが倍になったとしても、赤字解消にはほど遠いだろう。他サービスへのプラットホーム提供など収益増の工夫はしているようだが、どこまで効果はあるのやら。

 せっかくインフラを構築して大量の端末を普及させたんだから、なんとかうまいこと軌道に乗せて欲しいものだが、もっとユーザを増やす工夫をしないと厳しいことになりそうだ。

 今年の夏には、テレビのデータ放送画面からアクトビラのVoD再生を直接起動する「放送通信連携タイプ2」というサービスが始まるらしい。見逃した番組を1週間は無料でVoD視聴できるようにするとかしたら、爆発的に普及すると思うんだけど。ユーザがいったん増えてしまえば、収益化はぐっとやりやすくなる。

2012年5月10日 (木)

LGの日本向けスマートTV : 高価なのに魅力に欠ける

 不振にあえぐテレビ業界はスマートテレビというバズワードにすがりついているが、LGが日本国内市場向けにスマートテレビの新製品投入を発表した。

 値段を見ると、エントリーレベルでも通常のネットワーク機能のあるテレビに比べて5割くらい高いし、ハイエンドに至っては2倍以上という挑戦的な設定だ。

 ハイエンドの製品については、別の記事で「マジックリモコンやスリムなデザインなどの価値を考えると決して高額だとは考えていない」というLGのコメントが紹介されているが、ちまき型リモコンと狭額縁くらいで十数万円も余分に払えるわけない。

 記事中にある製品のメニュー画面のサンプル映像を見ると、スマートテレビの抱える悩みというか問題点がよく分かる。HuluとかアクトビラとかYoutubeとかいったのは、これまでのネットワーク対応テレビでもアクセスできる機能はあったし、そもそも使ってるユーザはそれほど多くないので魅力に欠ける。ゲームなどその他の機能だって、メニュー画面上はいっぱい並んでいて一見楽しそうに見えても、本当に使うかというとどうでもいいものばかり。

 「スマート」つながりで言うと、スマートフォンだって似たようなもの。アプリケーション画面で大量のアイコンが並んでいてすごそうに見えるが、実際に使うのは片手で数えるくらいにすぎない。アプリをいっぱい並べりゃ「スマート」なんだという妙な信仰でもあるんじゃないか。

2012年5月 9日 (水)

ゲームの課金はユーザが楽しんだことの対価であるべき

 コンプガチャの問題で、モバゲー、グリーなどが相次いでコンプガチャの打ち切りを発表している。各社とも違法との認識は無いと枕詞のように前置きをしているが、違法と思ってやってるなら故意の犯罪そのものなんだから、無意味な前置きだ。

 しまいには消費者庁長官が会見で、「景品表示法上の問題点がある」として早期に公式見解を出したいとしているので、クロ確定ってことだろう。

 ユーザは自分で分かっててカネを突っ込んでるんだから規制すべきじゃないという声もあるようだが、サービスとしては、ゲームで遊んでもらって楽しい思いをしたことに対して対価を取るのが本来の姿であるべき。コンプガチャという機能を利用することによって、どれだけのユーザが楽しい思いをしたのだろうか。利用したことを後悔するユーザが何割もいるようなら、何らかの修正が必要だろう。運営側が問題を知りつつ放置したのであれば、ユーザは客ではなく収奪の対象としてしか見られていなかったということ。

 GREEやDeNAに比べてZyngaの利益率が低いことの理由を調べていたとき、たまたま開発者のブログらしきものを見かけた。アイテム課金を工夫すればもっと収益をあげられるのではという問いかけに対して、ユーザに楽しんでもらえなくなるようなことはしないと応じていて、とても印象に残った。残念ながらどこのサイトだったのか記録を残していないのだが、そういった姿勢でゲームが開発されているのであれば、Zyngaの将来には期待できると思う。

2012年5月 8日 (火)

そういえば携帯電話とテレビの商品企画はよく似ている

 携帯電話の商品企画は携帯電話事業者向けに企画を練る。テレビは量販店で売ってもらえるように企画する。どちらもユーザのことなど二の次。

 こんな機能ぜったい使わないよな~、とか思いつつも、量販店からOKが出れば成功と。

 問題の機能は予想に違わず使われないんだけれども、使われないだけにクレームがつくわけでなし、予想が当たったってんで自己満足くらいにはなるしで、まいっかと。

 病んでるな~。

2012年5月 7日 (月)

ソーシャルゲームのグリーとZyngaを乱暴に比較してみる

 ソーシャルゲームの「コンプガチャ」を、消費者庁が規制するとかしないとかで大騒ぎになっている。

 コンプガチャの手法は、詳細に知るほど怪しさが増してくるのだが、それ以前に海外のソーシャルゲーム企業と財務状態を比較しただけでも異常さは明らかだ。

 Zyngaは北米を中心にグローバル展開をしているソーシャルゲームの大手企業で日本法人もあるが、4月に発表された直前の四半期の業績は、売り上げが250億円に対して利益は38億円にすぎない。

 これに対して、グリーの四半期売り上げは400億円を超え、純利益は130億円もある。グリーにはゲーム以外の事業もあるが、売り上げの8割がゲーム事業からのものなので、ザックリとゲームの稼ぎとみなしてしまおう。

 グリーの会員数は1億9千万だが、その85%は海外で、国内は2,800万くらい。Zyngaの会員数は2億9千万なので、会員数自体はZyngaの方が多い。

 グリーの海外・国内の収益データの内訳は公開されていないが、海外分の業績がZyngaと同程度であるとすると、グリーの国内売り上げは250億円で利益は110億円といったところか。利益の8割程度は国内で稼いでいることになる。

 こうやって乱暴に計算すると、グリーの国内事業は、Zyngaに比べると会員数は10分の1なのに売り上げは同じくらいで、利益は3倍もある。
 こういった状況を国内ゲーム企業の優秀さとして礼賛する脳天気な向きもあるようだが、同じようなゲーム事業でこれだけ大きな差があるのは異常だろう。国内ユーザに対して悪質な収奪が行われていると疑われても仕方あるまい。

2012年5月 2日 (水)

Hulu 無料VoDの終わり

 米国で放送コンテンツの無料視聴サービスを提供することで注目を集めてきたHuluが、ケーブルテレビなど有料放送のアカウントによる認証を導入することで、無料サービスが終わりになりそうだということを伝える記事

 日本のHuluは有料サービスしかないが、米国では広告モデルの無料サービスから始まり、多数の利用者を集めて注目されていたものの収益は思うように伸びず、月額固定のHulu Premiumも事業的にはイマイチというところ。こういったサービスが事業的においしいところが無いことが明らかになってきて、新たな投資も集めにくくなっている。
 ケーブルテレビ事業者がTV Everywhereでネット配信を拡大してきているし、Huluの出資者であるNBCをケーブルテレビ最大手のComcastが買収してしまった。ネット配信が広く普及したことで、コンテンツの権利者側もそろそろ収益化を本格的に考えるようになってきた。Huluにとって環境は悪くなるばかり。

 そんなこんなで、この1,2年はHuluの身売り話が繰り返しニュースになっていたし、発展よりもどのような結末を迎えるかを語られることの方が多かった。ネット視聴の普及には貢献したが、それでHuluの役割は終わったということだろう。

2012年5月 1日 (火)

英国ではスマートテレビ所有者の3分の1がVoDメインで視聴する

 イギリスの調査結果の記事。イギリスでは、スマートテレビ所有者の35%がテレビ視聴時間の過半がVoDによるものになっているとのこと。特に24歳以下では、半分以上にもなるとか。日本とは大違い。

 記事中でスマートテレビの定義は、テレビ単体でネットワーク接続機能があるものとなっているが、VoD利用もできるものということだろう。イギリスでは、公共放送のBBCが、放送後の番組を数日間ネット経由のVoDで無料視聴できるiPlayerサービスを提供している。これに対応したテレビは2年くらい前から販売されていて、すでに相当な数の利用者がいる。

 自分の都合のいい時間に無料で視聴できるのだから、VoDの利用が増えるのは当然のことだろう。VoD視聴が過半数を超えても不思議は無い。
 ただし、イギリスのブロードバンドインフラはあまり高速ではないので、VoDで視聴する場合の映像品質は放送よりも低下することが多い。それでもこれだけの利用者があるということは、映像品質の重要度はその程度のものなんだろう。日本でもYoutubeで済ます人は少なからずいるみたいだし。

 BBCがやるからには、英国内の民間放送も対抗上同様の無料VoDは提供することになるし、ドイツなど欧州の他国でもVoDによる見逃し視聴を無料で提供する動きにある。
 スマートテレビの定義ではいろいろと議論があるが、一般ユーザ目線では、案外ネット経由で見逃し視聴ができるテレビ、という程度に落ち着いちゃうんじゃなかろうか。

 すべてが単なる無料のVoDサービスかというと、BBCでも最近は収益化の途を探っているようで、無料VoDが終わったあとは有料でダウンロード販売することを計画しているらしい。うまくいくかどうかは分からないが、これだけ利用者が増えたんだから、そこそこ販売も伸びるだろう。今までだって、番組をDVDにして売ってたわけだし。

 翻って、日本の「もっとテレビ」だが、本放送が無料なのにVoDは有料というのではギャップが大きいのではないか。放送局や制作側でいろいろと事情はあるとしても、ユーザにしてみればカネ払うくらいなら録画してタダですましたくなるわけで、このままでは利用者は増えずサービスも立ち上がらないと思う。

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